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日本の社会保障費は2009年度で約百兆円。
保険料収入が40兆円だから、
赤字が60兆円ほど出ている計算になっている。
この赤字の内、約30兆円程が国庫負担(国庫負担1/2、場合によると増額される可能性大)であり、残りを年金基金の貯金を取り崩す事で、上記巨額な赤字を穴埋している状態だ。
国の収入37兆円(2009年)の90%が、現状、社会保障費で消えている計算だ。
そして、現在の社会保障制度維持することを前提に計算すると、2025年には、その給付額は141兆円(厚生労働省推計、ちょっと怪しい)にも達すると言われ、その財源確保は喫緊の課題であるとも言われている。
この固定費、年2兆円(本年度の子ども手当予算)のペースで増加するのだが、いったい日本の政党(厳密に言うと日本人)はどうしたいのだろう?
国と地方の収入は2009年度77兆円であり、
これに年金の赤字30兆円と公務員給与40兆円弱で70兆円。
日本国全体の税収の約90%が固定費で消えている状態である。
この2つの固定費をどう扱うかで、今後の日本の行く末は変わると見て良いだろう。
少なくても、これまでは少ない負担で過剰なサービスを受けていたと言ってよく、どうみても増税が必要と思われる。
増税なくして対処可能なレベルには到底見えない。
さて、何を削るべきか、公務員給与を削減する事で公的サービス(行政、教育、治安、安全保障)を削るか?
はたまた、社会保障費を削るのか?
それとも、増税する事で、現状のサービス維持を行うか?
二大政党の雄、自民党と民主党は税制の抜本的改革の検討を前提に消費税10%UPを明言しているが、いったいこの10%の数字は何処から来ているのだろう。
社会保障費は現在で30兆円の国庫負担である。
消費税1%で2兆円の税収と言われているから、単純計算で15%上げる必要があり、20%程は必要なハズである。
しかも、毎年、2兆円の自然増だ。
感覚的にいくと、毎年、消費税1%増額する必要があるとも言える。
プライマリーバランスを考えると両党ともに明言しているし、同時に社会保障対策とも言っている。
その一方で、法人税率は下げると言っているし。。。
何なんだ、この矛盾は?
民主と自民は、まるで第一次世界大戦におけるイギリスのようだ。
(アラブ人(民衆)とユダヤ人(大企業)、双方に、都合の良い話を持ちかけ、後のパレスチナ紛争の原因を作った)
消費税10%。
5%のUP。
10兆円の財源など、増大する社会保障費の前では、まったく意味をなさないだろうし、
自然増で5年間しか維持できない財源論議に何の意味があるのか、その意義を両党に問い糺したい。
社会保障さえ担保出来ない状態で、法人税減税とプライマリーバランスを明言する両党が、日本を担う二大政党という現実が、私にはツライ。
現政権与党と旧与党が、この体たらくだ。
結局、政治家も失業したくないという所なんだろう?
彼らも生活が掛かっているし仕方がない事だ。(苦笑)
尚、反対党の雄、共産党の主張は以下の通りである。
・消費税増税は行わない
・法人税率UPで7兆円
・軍事費 1兆円削減
・思いやり予算廃止 6000億円
・所得税UP
+企業の内部留保200兆円収奪
しかし、毎年、増え続ける社会保障費には到底足るまい。
上記対応で恒久財源が約10兆円程確保されるが、企業の内部留保を食い潰すとしても6年程度しか対応出来ないだろう。
当然、内部留保が枯渇した企業は国際競争力を失うわけだから、タコが自らの足を食べるようなモノだ。
皆で貧乏が共産党の合言葉なんだろう。
一方、第三極として期待される『みんなの党』は効率至上主義とも言え、公務員を削ることしか考えていないようでもある。
公務員で足りない分は、日本の資産を売って、当座の資金に充てたいようだが、上手くいくかどうか?
やはり、相変わらず、どの政党もダメな感じだ。
サイコロで決めたい気分でもある。
いつもは、仕方なく反対党(政権は任せられないが、与党のイタイ所を調べる調査能力に期待して)に投票し、選挙区は負けそうな党に投票していたが、どうでも良くなってきた。
それとも、地方自治に実績のある『創新党』にでも期待するか?
どうにも、行政経験のない『みんな』は懐疑的になってしまう。
ちなみに『日本創新』は消費税10%
『みんな』は上げないそうだ。
面倒だ。
どの政党もあまりに眠たすぎる。
それとも、日本人は夢、幻想から覚めたくないからなのか?
まぁ、そのうちイタミで覚めるだろうから、早いか、遅いかの違いだけだろう。
目覚ましはセットされている。
予定でいくと2020年代の何処かで、日本人の目を強制的に覚ましてくれる事態が起きるはずだ。
それは日本の経常収支赤字と、それにともなう国債暴落、通貨切り下げによって引き起こされるだろう。
これこそが真の第二の敗戦だ。
バブル崩壊など、比較にならないイタミが日本人を襲うと思われる。
もっとも日本の場合、一回、経験あるし、存外、大丈夫だとは思っている。
実際、国家破綻した国の国民は皆、生きているし、
それを見習い皆で、逞しく生きてみよう。
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水に入れた蛙は、段々、温度が上がってお湯になっても飛び出る事無く、茹だってしまう様ですが、国家も国民も同じ様な状態ですね。それを政治家や官僚が理解しているのかどうかもまた怪しく。
税収に見合った行政サービスを来年度の上半期だけ続けて、浸かっている液体が熱湯である事を国民に体感させた方が良いですね。それから国民を入れて増税論議を行えば、今の様に悪戯に内閣支持率が下がる事も無いでしょう。
「欲しがりません、勝つまでは。」、日本は戦中、戦後の極貧期に逆戻りに成りますが。
2010/6/29(火) 午前 1:08 [ 憂国烈士 ]
なんか私も最近は何もかもが信用できなくなっております。各々が都合のよい数字のトリックでごまかしばかりで、実態が掴めません。国の財政の前に自分が住んでいる市の財政や市政にも無頓着で市議会議員が何してるかさえも知りません。まずは身近な所から見直すべきなのだと反省してます。しかし参考になりました。
2010/6/29(火) 午前 2:36 [ シラソニ ]
社会保障費の財源といっても10%じゃ足りないのは自明の理ですしね^^;
増税した分を社会保障費に(だけ)あてるなら
子供手当ての財源が足りないのは変化が無いわけで
民主の政策は矛盾してて小手先の事業仕分けで、どうにかなるレベルじゃない
議員の特権廃止は銅像(肖像画だったかな?)製作・勤続?年の報奨年金とかは
僅々に削れるとこは自公政権でやってしまってますからね
お手並み拝見する余裕は国民にないので選挙しか考えてない議院を見てるとイライラしますよ
ただ民主に過半数をとらせたくないので選挙は必ず行くつもりです
2010/6/29(火) 午後 6:53 [ - ]
憂国烈士さんへ
日本人はカエルなわけですね。
しかし、本質的な社会保障論議を挑む政党が一つもいない状況は寂しいの一言です。
自民や民主はまだしも、創新党や『みんな』がその議論を避けた事が残念です。
>日本は戦中、戦後の極貧期に逆戻りに成りますが。
それも、また良しでしょう。
命までも取られません。
私的には今こそ、米百票の精神を発揮し、未来に投資して欲しいとは思います。
今の日本では米百俵を食い潰す道を選択しそうです。
2010/6/30(水) 午前 2:32 [ K9 ]
シラソニさんへ
>各々が都合のよい数字のトリックでごまかしばかりで、実態が掴めません。
結構、数字ってコワイんですよ。一瞬、客観的に見えますが、騙され易いのです。
その前提を注意深く聞かないと、大火傷を負います。
記事中、厚生労働省の試算を引用していますが、この総額141兆円の社会保障費も、何気に危うい数値です。
現実はさらに悪いかも。。。
ですから、国民として、一刻も早く真剣に社会保障のありようの議論をスベキと思いますが、日本人は、夢から、幻想から覚めたくないようですね。
2010/6/30(水) 午前 2:38 [ K9 ]
媛さんへ
>お手並み拝見する余裕は国民にない
ないですねホント。がっくしです。
今が分水嶺ですが、明らかに限界点を越えつつあります。
歴史のお詳しい媛さんなら、何となく大局的な観点で見た日本の状況が見えると思いますが、何か、歴史で良く語られる亡国の国民の素質、私達、何気に揃ってしませんか?
私も歴史好きなので、過去と今を比較しますが、かなりアウチな状態です。
取りあえず、仕方なしに投票しに行きます。
昨年は民主の暴走だけは防ぎたくて、イロイロと考えましたが、政権交代して約1年経過してはっきりした事は、民主の暴走を抑えられる自覚と能力をもった健全な野党がいない事が分った事です。
現実は厳しいですね。
2010/6/30(水) 午前 2:47 [ K9 ]
個人的には、麻生政権の時に、1年半から2年の期間限定で「消費税撤廃」すれば、景気対策になったでしょう・・・
消費税増税は、ますます景気を落とします・・・
北欧等のように、透明性を高め、不公平感がある限り、菅政権だろうと、不信感は強いでしょう
消費税増税が争点ではなく、むしろ、先に「何をするのか?」が争点なのでは!??
個人的には、つねに、社会保障と景気対策(本当は「再分配」ですが)が庶民にとっての争点のはずですが、メディアの報道によって、違うものが「いつも争点」になってしまいますね♪
2010/7/9(金) 午後 2:12
カイザーさんへ
国債を大量発行して消費税を減税しても、景気は回復しません。
いつかは上がる事が明白である以上、消費は凍りつきますし、ただの需要の先食いです。
橋本政権の二の舞です。
単純に国民の不安を取り除く事こそが最大の景気対策です。
不信がある以上、人々は保守的です。
情念、コトバ、信じられる。
そんな指導者が現れる事を祈ります。
2010/7/9(金) 午後 10:17 [ K9 ]