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渡邉正己教授 3月20日の発言内容。 「人間はガンで死亡するのが人口の約半分なので、放射線の被曝がなくても100人のうち50人はガンになる」 「原発の放射線が100ミリシーベルトで健康に害を与えるとしても、発がん率は100人に1人」 「だから1人だけガンが増えたからといって影響はない」・・・ん・・・??? 下記サイトより転載致します。 ↓ 武田邦彦 (中部大学) http://takedanet.com/ プロフィール http://takedanet.com/2007/06/post_7d91.html 特設スタジオ http://takedanet.com/cat5621932/ 生活と原子力02 1ミリ、100ミリ、「直ちに」の差は? 4月2日 http://takedanet.com/2011/04/1100_863e.html 福島原発で放射性物質が漏れたとき、一般人が1年間に被曝しても大丈夫な量は、 (法律と私) 1ミリシーベルト (解説者) 100ミリシーベルト 参考;(政府)「直ちに健康に影響はない」 と大きく違いました. これでは普通の人が迷うので、「違いの原因」だけ解説をしておきます . ・・・・・・・・・ まず、100ミリシーベルトを支持する専門家は、国立研究所系研究者、京都大学、長崎大学、東芝関係者などに多いようですが、その一人は、かつて長崎大学におられて、今、京都大学の渡邉正己教授です . わたくしは普通このようなことを論じるときに、個人名を挙げません。それは、内容を批判することがあっても、人間を批判したくないからです。 しかし今回の場合ははっきりと発言しておられますことと、ここでは渡邊先生を批判するのではないので、先生のお名前を挙げさしていただきました。 先生が3月20日に発言されたことは次のようなことでした。 「100ミリシーベルトで健康に害を与えると仮定しても、発がん率はおよそ100人に1人。放射線の被曝がなくても100人のうち50人はガンになるので、あまり影響はないと予想されます。」 これは先生のお考えであり、わたくしの考えとは違いますが、だからといって先生のお考えが間違っているというわけではありません。わたくしと違うということです。それでは何が違うかを整理してみたいと思います。 ・・・・・・・・・ 「人間はがんで死亡するのが、人口の約半分なので100人に50人はガンで死ぬ。だから放射線に被曝して100人に1人だけガンが増えたからといって問題ではない」というのが先生の趣旨です。 これに対して、わたくしは次のような例を考えます。 1) 「どうせ人間は100人に100人が死ぬのだから、交通事故で死んでも問題はない。それに、交通事故の死者数はわずか10万人に5人だから、交通事故対策等はやらなくてよい」 2) 「飲酒運転をしても、交通事故死の10分の1にしか過ぎない。ましてその数は100万人に5人だ。だから飲酒運転を取り締まる必要はない」 どうせ人間を100人に100人が死ぬのだから交通事故で死んでも病気で死んで同じであると言えば、それはそうかもしれません。渡邊先生はこのように考えておられると思います。 しかし、社会が交通事故を何とか無くそうとしているのは、人間が自然の中で死んでいくのは仕方がないが、幼い子供や青年が、また、仮にお年を召した人でも、やはり交通事故で亡くなるというのは悲惨なことだと日本社会は判断していると思います。 次に、飲酒運転による交通事故死は、交通事故全体の10%に過ぎません。ですから、飲酒運転で犠牲になる方は年間「たった」50人です。確率的で言えば「100万人に5人」にしかすぎません。100万人に5人しか被害を受けないものをメディアが騒ぐというのも問題かもしれません。 しかし、お酒を飲まなくても運転できるし、お酒を飲めば交通事故が多くなるのです。だからたとえ50人増えるにしても、日本社会は何とかそれを食い止めようとしてきたと私は思っています。 このような通常の社会的だ災害に対して、100ミリシーベルトの放射線を浴びると100人に1人がガンになるわけですから、約1億人の日本人を考えれば、1000万人がガンになるということになります。 現在では福島市の約半分がかなり危険な状態にありますから。放射線を浴びている人たちの数は100万人程度です。従って、福島県だけを考えても、1万人の人が放射線の被曝でガンになるということを渡辺先生はおしゃっています。 確か事故の福島県の100万人の人は、最終的にお亡くなりになる時の原因はガンが50万人ということになりますが、お年を召して自然にガンで死亡されるのと、福島原発から出た放射性物質を浴びてガンになって死ぬというのは大きく違うと私は思います。 まして、「時期の問題」を考えると、放射線による疾病の調査のほとんどは20年間ぐらいなので、現在の赤ちゃんは、仮に1ミリシーベルトの放射線をあびると、20歳ぐらいまでにガンになるということになります。 わたくしは、渡辺先生と考えが違うのはこのように思うからです。 ・・・・・・・・・ もう一つの違いは、飲酒運転というのは「してはいけないことをする」という問題でもあります。 今回の原発事故は、原子力に関係してきたわたくしにとって見れば、原子力が「してははいけないことをしてしまった」と申し訳なく思っています。 「原発を運転すれば必ず放射線が漏れる」ということが最初から判っていて、その上で国民は電気がいるという理由で原発を認めていたというのなら少し違うのですが、原子力の関係者は「今まで原発から放射線が漏れることはない」と言ってきたわけですから、今はせめて付近住民の方に安全な情報を早く伝えることと思います。 「してはいけないことによって出た放射線でガンになる」ということはわたくしには「してはいけない飲酒運転をした犠牲者」と同じと考えるからです . ・・・・・・・・・ また、わたくしは、「100人に1人」という数はかなり高いように思います。親の気持ちなれば、1000人に1人でも危ないと思い、1万人に1人ぐらいになれば、何とか防いであげることができると思うのではないでしょうか。 渡邊先生と同じ長崎大学の先生は、「100ミリシーベルトで、100人に0.5人しかがんにならないので大したことがない」というふうに発言されていました。渡邊先生とほぼ同じ数値です . わたくしは交通事故が「1万人に0.5人」ということを考えれば、これも100倍の危険ですから、非常に大きな値ではないかと思います。 ちなみに、福島県全体のことを考えると、すでに汚染が開始されてから1ヶ月になろうとしていますが、空間の放射線量が1時間あたり2マイクロシーベルトぐらいのところは、1ヶ月経ったところで、空間放射線から1.5ミリ、内部被曝が1.5ミリ、水から1.5ミリ、食品から1.5ミリで合計6ミリシーベルトぐらいになっています . それに、自然放射線0.12ミリ、胃のレントゲン0.6を足して約7ミリシーベルトが1ヶ月後に放射線がゼロになったとしての被曝量です。 被曝によるガンの発生が受ける放射線の量によるとしますと、100万人あたり7万人のガンがでることになります(渡邊先生の予想を比例計算)。 ・・・・・・・・・ このように整理していくと、渡辺先生とわたくしとは、放射線を浴びることによってどのくらいガンになるかという「科学的事実」については見解はほぼ同じです。 違いは「危険」と感じる程度が違います . おそらく、渡辺先生は100人が50人とか100人がガンになるような場合が「危険領域」とご判断されていると思いますが、私は100人中1人でもガンになるというのは「大変なことだ」と考えているという感覚の問題かもしれません。 この判断は、読者の人がご自分のお考えに合わせて判断するべきものと思います。政府やメディアは「1万人に1人ぐらいで騒ぐのは風評だ」と言っていますが、騒がない方が風評のように思います。 ・・・・・・・・・ さて、このことで二つ考えるべきことがあります。 一つは、一見して科学者の間で、科学的事実の解釈に差があるように見えても、よくよく見ると科学的事実は一致していても、「人生、健康、思想、政治的立場」で差がある場合があります。 このようなときに専門家はお互いに非難することなく「どこに考えの差があるのか」ということをはっきり言ったほうが聞いている方はよくわかると思います。 もう一つは政治の問題です。 かつては、日本に資本主義を支持する人と社会主義を支持するグループがあって、国会では与党と野党を形成していました。 こんどのような時には、資本主義を支持する与党の人はどちらかというと原発推進の立場から「このくらいの放射線なら大丈夫だ」という発言をし、それに対して、社会主義で野党の人は庶民を守ると言う見地から「危険だ、政府は隠している」と追及して、それがあるバランスになっていたように思います。 またメディアの中でも政府に批判的なメディアがあり、国民が放射線を浴びるのは良くないということを基本に、紙面を作り、それが政府を動かしたりしました。 しかし最近ではメディアも含めてオール与党のようになったので、今回の件でも政府の発表等を鋭く追及する力が弱かったようにも思います。 特にわたくしは、発電所周辺の海で基準値の3355倍の放射性ヨウ素が見つかった時に、保安院は「直ちに健康に影響はない」と記者会見で言っていました。政府は明らかに不適切なことでも言うこともあります。 それに対して、もし、わたくしがそこにたら、 1) それならば何万倍になれば危険になるのですか? 2) 健康に影響がないということは原発の近くの海で子供を海水浴させてもいいのですか? という質問をしたと思います。これを考えても政府発表に対しての記者の方の追及の力が弱いように思います。わたくしはそれこそがメディアや学者の役割と考えています。 (平成23年4月2日 午前9時 執筆) 武田邦彦 ・ 転載は以上です。
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少し補足させてください。
渡辺先生の考え方は確かに間違っていますね。
100mSv被ばくすると1%というのは、発がん率は100人に1人増えるというのではなくて、被ばくを受けた人の発がん率が一生涯で1%増えると考えます。
集団に対する確率とは考えませんね。
これは大人でも子どもでも同じだと言われています。
自分の一生で1%リスクが増えることを、恐怖と思うか問題なしと感じるかは、個人の考え方ですので、避難するしないは、やはり個人の判断でしょうね。
私個人的には、自分の子どもに対してはそんな心配するよりも、タバコや交通事故のリスクに方が高いですから、そちらの方が重要だと認識しています。
2011/4/6(水) 午前 9:21 [ 鉄人4号 ]
Xマン さんへ
補足ありがとうございます。
ところで、統計的な話は、合理で話されると思います。
確かに数十年後のケンコウ被害を恐れ、明日の生活の糧を失うのは議論として成り立ちませんし、嘆く事で放射線が減る事はありませんから、前を向くのは大切な事と存じます。
が、『あってはならない』死を指して経済合理で説明される事に違和感を感じています。
2011/4/6(水) 午後 6:49 [ K9 ]
ちょっと補足。
以下は個人の主観が入りますのでご容赦を。
上記、識者達の説明に対し、
自分の一生で1%リスクが増えることを、恐怖と思うか問題なしと感じるかの問いかけに対いしては、
そう思う方もいると思いますが、
私の場合、
恐怖で説明したら、自動車事故や他のリスクの方がおそらく高いですから、合理において比較になりませんと論じます。
その意味で恐怖を引き合いに出し、現在の被ばくによって高まるリスクを考えるのは、理において間違っていると感じてます。
まぁ、生きる為の諸リスクの一つでしょうか?
火を使っていれば、家燃えますけど、誰も火を使う事は止めませんし、多分、餅を食べる方が死んじゃうかもしれません。
2011/4/6(水) 午後 6:57 [ K9 ]
ただ、引き合いに出したリスクは避けられる場合もあると存じています。
火事、喫煙、運転トラブル、餅。
これらは個人である程度、選択をしリスクをヘッジ出来ます。
が、放射能障害はヘッジ出来ません。
まぁ、これも生きる為の諸リスクの一つと考えれば済むのかもしれませんが、ついこの間まで考えなくても良かったリスクです。
そして、そのリスクが何によって生じたかを論じ始めますと、記事中の飲酒運転による被害に相当すると感じてます。
津波に対する備えが3mであり、想定不足であった可能性は否定できないでしょうね。
『あってはならない』リスクと感じているような私には、例え数字は理解出来ても面白くないと言いますか?
そんな感じです。
2011/4/6(水) 午後 7:02 [ K9 ]
怪我させておいて、大したキズじゃないから、我慢せいって原子力村の関係者が発言する事に違和感を覚えます。
2011/4/6(水) 午後 7:04 [ K9 ]
まぁ、そうは言っても前を向くしかないのも承知しています。
文句を言って、放射能物質の降下量が減るのなら文句言いますが、そんな事はないですから。
ただ、理でなく情念で説明される様な人の感情に対し、どう気持ちを静められるような記事を書くか?
そこが私のテーマとも想い、同様にXマンさんもそう感じていると思っています。
2011/4/6(水) 午後 7:11 [ K9 ]
k99999five9様
おっしゃるとおり、情に対してどのように説明するか、これはとても難しい問題だと思います。
私の言うようなことに理論的に理解していただける方ばかりではないですからね。
その場合は、医療における手術時の医者の説明ではありませんが、信頼関係を築く事でしか、納得できないと思います。
実際、ブログやメディアを使って説明することで信頼関係を築く事は難しいと思っていますから、私はあくまでも理論的に説明しています。
貴殿の場合は理論も十分理解した上での考えなので、私はそれについては否定しませんね^^
2011/4/7(木) 午前 8:42 [ 鉄人4号 ]
Xマンさんへ
>その場合は、医療における手術時の医者の説明ではありませんが、信頼関係を築く事でしか、納得できないと思います。
おっ、なかなか良いコトバです。
で、困っているわけです。
多分、政治のなんですよね。
それが出来るの。
そして、御承知の通り信頼関係を築く事が出来ていません。
明らかにヤブですから。
菅君の事をタイム紙がバンブラー 、bumbler、へまをする人、無能で失敗する人と命名したそうです。
2011/4/7(木) 午前 8:50 [ K9 ]
>実際、ブログやメディアを使って説明することで信頼関係を築く事は難しいと思っていますから、私はあくまでも理論的に説明しています。
その可能性は間違いなくあります。実際、ネットの世界は発散傾向です。感情って個別に保有していますから一対一の関係で説明する必要性を感じますが、ネットは明らかに一対多数。
そして、相手の理解力に合わせた説明が出来ない以上、難しく感じます。
その共通認識の基、貴殿は記事を書かれていますので、それについては、まぁ、そうだよねって思っています。
本当は、もっと詳細な数字があるんですが、間違いなく感情でバーンアウトします。
2011/4/7(木) 午前 8:53 [ K9 ]
>貴殿の場合は理論も十分理解した上での考えなので、私はそれについては否定しませんね^^
上記状況について、政治しかなしえない事を承知して書いていますので、本来ならXマンさんよりなんですよ。
ただ、数字ばかりの記事が氾濫してまして、バランスをとる意味で記事を起こしています。
こんな考えもあるよ的なモノでしょうか?
>ただ、理でなく情念で説明される様な人の感情に対し、どう気持ちを静められるような記事を書くか?
って難しいよねって思いながら書いています。
2011/4/7(木) 午前 8:58 [ K9 ]