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以下、樹 某農大教授のお話から抜粋
樹教授
『農をダメにした理由の原因の一翼の姿が良く現れいるね。
こんなエピソードがある。
安心・安全な野菜を求める人々の声に応えて、無農薬野菜を作り、個別に販売しようとした農家が購入者を募集したんだ。
募集は大人気、たちまち集まった人達に、農家の方は
「無農薬というのは、とても大変な栽培法です。ですので皆様にお願いがあります。
完全無農薬で最高の野菜を作る為に、毎日、生える雑草を手抜きするお手伝いをお願いしたいのです。
こればっかりは、私だけでは何とも追いつかないのです。
大丈夫、これだけの人がいれば週一回来て頂く程度でシフトが組めます。」
この一言で参加者激減。
それでもと参加した人々が作業中に放った一言。
「こんな辛いなら、農薬で除草すればいいのに」
これで農家のココロは折れたとか。。。
現代の話題に聞こえるだろうが、1970年代のエピソードだ。
安心、安全な食いモノを、誰かが、何処かで作って、自分に常に欲しい。
叫ばれ続ける実に素直な本音だ。
全くもって全員同意だろう。
しかし、農の本音を言えば、申し訳ないが、そんな知ったこっちゃねぇ。
政府が悪い
農協が悪い
農家が悪い
誰かが悪い
と悪をなすりつけ、
知る努力をもせず、求めるばかりの消費者という名の虚像が放つエゴが真の悪だ。
』
教え子A
『消費者が悪いと片付けてしまっては社会が成立しないのでは?』
樹教授
『消費者とは何だい?
そもそも、全ての人が生活をしていれば消費者でもあるじゃないか。
その個々の要求が安易に通るほど、社会は甘くないし、それが通るような社会など成立しない。
売る立場は、本気で「客は神様」と思っているよ。
しかし、買う側に回ると、それを真に受けて神なら何を要求してもよいと思うものもいる。
自分が神でなくモンスターになっている事も気付かずに・・・
それを指摘し、倒せる最大の力をもつマスコミは、先頭を切って震えあがっており、今やそれらの言いなりだ。
「消費者」という錦の御旗に逆らう方が悪という図式が出来てしまっている。
実はそんなタブーなど存在しないのに』
関西の教え子
『どないせえぇ、ちゅうねん』
メキシコからの帰国子女
『そうだ、具体的じゃ、ねぇ』
樹教授
『売る側はヤナ奴に売らなきゃいい。
農家は別に社会奉仕活動をしているわけじゃないんだ。』
教え子A
『しかし、それでは売る側が横柄になりませんか?』
樹教授
『いや、むしろ苦渋の決断だ。
売る側は基本的に売りたいだもん。
とは言え、Aさんの心配は、おそらく的中するだろう。
だからこそ消費者は知る事が大事なんだ。
無知なままでは踊らされて、つかまされても気付かないままだ。
少なくても、君ら農大生は、農薬が悪でない事を知っているね。
農薬は使う人間に問題がある場合がほとんどだ。
農協だって、全てが悪ではない。
新規就農者には、カユイとことまで手が届くあり難い存在だ。
しかし、食品偽装など、不祥事の百貨店でもある。
農の一面を見ても、このように清濁あわさってこその社会なんだから。
さっきとは逆に、こんな奴には一銭も払いたくねぇって買う側だって言えるように、消費者と売り手は、
互いに学び、知り、チェックし合い、支え合うのが正しい関係なんだと思うよ。』
以上、漫画、もやしもんより樹農大教授の独白でした。
ちなみに、
この後、教え子の生徒が長話に耐えかねて悶着を興し、お話は終わっています。(笑)
消費者を有権者、売り手を政治家に直して読み直すと、
これはこれで意義深いモノになると思っていますので、是非、変換して読み直して頂ければと思います。
世の中が、ある対象に対し関心を失った瞬間から、その対象は加速度的に崩壊し始める気がします。
双方が知る努力を怠った場合、その関係は破綻に向けて歩む事と同義と存じます。
(いらないと言っているに等しい)
夫婦関係で、一方が一方に対し興味と関心を失ったら、それは崩壊に向けて第一歩ですし、双方が関心を失ったら、それは崩壊したと定義しています。
さて、日本の政治はどうなんでしょう。
これは皇室についてでもあり、ありとあらゆるモノに対して言える事ではないかと思っています。
もっとも個人で出来る事には限界があり、あらゆる事象に対し知る努力をするのは、現実的ではないですが、誰もがその動きを止めた瞬間、その社会(関係)は崩壊します。
(誰もが知る労力を惜しみ、誰かに、その労力を期待し始めた時、所謂、社会にとっての合成の誤謬になると考えています。問題は誰が労力を払うかですよね。しょっぱい話です。)
その事を良く鑑みつつ、世の中を主体性をもって俯瞰して欲しいと感じる今日この頃です。
そして主体的にモノ事を考えられるかは成功にもつながる大事な要素だと思っています。
出来る限り、当事者意識(誰かに悪をなすりつけるのでなく)をもって主体的に行動して行きたいモノですね。
それが、最終的に巡り巡って己が為になると考えています。
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2010年09月12日
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