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日本は一般に貿易立国と言われているが、その内実はかなり変わって来ている。
その変化を表す指標の一つが、経常収支の内訳だろう。
御承知の通り、日本は世界有数の経常収支黒字国であり、同時に2007年には過去最高を叩き出しており、日本の豊かさを象徴する数字でもある。
ところで、その世界有数の豊かさを、日本人が実感する場面が少なくなって来ていると思うのだが如何であろうか?
実際、日本の一部企業は金融危機の前に、超円安バブルで浮かれたが、それが日本のデフレ退治にまったく寄与しなかった事からも明白である。
(あれだけ自国の通貨が安くなってもデフレ退治が出来なかったのだから日本のデフレは深刻。
ちななみに欧米の通貨当局が通貨量をこれでもかと供給する理由の一つにも通じる(デフレ対策)→日本の円が相対的に高くなっている根本原因の一つでもある。
だから、日本の介入に良い顔をしない。
それを見越してハゲ鷹さんは日本にやってくる。
今回の為替介入を儲けるチャンスと考えているハゲ鷹さんは多い。)
もっとも、その実感が日本人に乏しいのは当然と言えば当然で、日本人が関わっていない分野で、つまりは海外で日本はその富の多くを稼ぎだすようになったからだと思う。
要は投資で日本は稼いでいるのである。
近年、日本の経常収支のトレンドは、貿易収支より所得収支の方が多く、最早、従来、語られていた構造、日本で何かを生産し、輸出する構造から脱却しつつあると言って良い。
実際、日本の就業人口で輸出産業に直接、関わる就業人口は10%を切っているようだ。
上記は直接投資の海外比較だが、日本は一貫して所得移転超過国である。
海外から如何に投資を呼び込めていないかがわかるデータだが、ともかく日本の長年の投資実績が実り、今や日本は投資立国(突っ込みどころ満載だが・・・)とも言える状況でもある。
尚、日本は何処で稼いでいるかと言うと。。。
その多くはアジアで稼いでいるようである。
(投資実績で行くとアジア(収益率10%)>アメリカ(7%)>欧州(4%)の順、勿論、直接投資残高はアジア地域が多いので日本の富の多くはアジア経由で作られている。)
実は中国でも、それなりに儲けており、収益率で行くと7%弱ホドもある。
一般に10%を超えると優秀と言われているので、まずまずの収益率だ。
ただし、日本企業は税金の安い香港やシンガポールに収益を統合している可能性がある為、その数字は過少である事に注意願いたい。
実際、香港やシンガポールでは投資収益率が20%を超える年もあり、かなり中国で稼いでいるようでもある。
ところで、この投資に対する収益の主体が日本のどの産業によるモノかと言うと製造業が中心になって稼いでいるようだ。
日本人らしく地道(?)に稼いでいると思える指標でもあるが、その実、タコが自分の足を食べているようにも見え、何とも言えない気分にさせられる。
(ある種、日本人の仕事を積極的に奪い、工場を中国に建設し、その製品を間接的にはデフレを世界中に輸出している。
その陰には、優秀な日本人によるたゆまない努力、生産技術の一般化、経済用語で言うコモディティ化の賜物でもある。
単純なオペレート業務(今の所、全体的に見て中国人向けの工程設定は単純の一言につきる。最も車も作れるようになったから、単純と笑っていられる状態でなくなりつつあるのだが。。。)だけでは・・・、高い給与払えません。(苦笑))
金融立国の夢は遠いなぁ・・・
ちなみに世界の投資実績。
この日本の高い収益率が金融部門によらない事が残念でもある。
尚、日本の中国進出企業は糸編産業を中心に中国から移転(2000年以前から単純作業の海外移転が始まっている)しており、近年は人件費が安いだけで中国に進出していない点も注目点(理由が多様化して来ている)ではある。
中国としては内陸部に進出して欲しいようだが。。。
それと中国で商売をするなら地元マフィアに加盟しないとやって行けません。
中国は超縁故主義です。(笑)
その結束の強さは日本人の想像を超えます。
リスクが過大過ぎて、そのリスク分散の為に団結しているようですが、その反動で他人にはトコトン厳しいようですね。
御注意おば。
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2010年09月21日
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<郵便不正事件>証拠隠滅や変造容疑で捜査 最高検次長検事毎日新聞 9月21日(火)12時29分配信
【改ざんを報じる記事】郵便不正事件:検事が押収品改ざん FD更新日を変更 最高検によると、20日に大阪高検から、この問題について連絡があった。検察当局の調べに対し、主任検事はFDのデータを書き換えた事実は認めている。 朝日が一面で報道していたが、どうも本当だったようだ。
以前から、検察の不正に対する報道はなされていたが、まぁ、日本の正義もこんなモンである。(大体において信用出来るが、盲目的には信じられない。そもそも正義などあるのだろうか・・・、あるのは公平な法の適用のハズだが。。。)
一部の検事の暴走を理由に検察の正義(?)を批判する気はないが、当該事件の発生した大阪地検は不祥事が多発しており、自浄能力(内部告発した人を逆に罪に落とす等)も著しく劣るようである。
さて、彼らを糺す存在はあるのだろうか?
ただ、ここに一つ疑問が生じる。
一報を報じたメディアが記者クラブ加盟の大手メディアであった事である。
以前からこの種の報道は記者クラブ非加盟の雑誌メディア(告発した人に対する対応や福島の贈賄事件、ロッキード、鈴木ムネオ事件、日歯等々、基本、検察の嫌がる報道は非記者クラブ組)を中心になされていたが、記者クラブに加盟している朝日と言う大メディアが一報を報道した事に、何とも胡散臭さを感じてしまう。
小沢事件も、記者クラブに加盟しているメディア対非加盟メディアの対決の様相もあったが、検察べったりの大手メディアが、検察の不正を報道した事にどういった背景があったか勘繰りたくなってしまう。
日本の正義(公平性の維持)も危ういようだ。
ともかく、大阪地検にはいい加減にして欲しいと思う。(苦笑)
同時に取り調べの全面可視化を反対しつつ、一部可視化(今年から試験的に開始)を強引に推し進める検察の正義、公平性に、我々は、もっと注意した方が良いとも思った。
*一般に日本の警察官は、世界的に見て、非常に誠実(有能でもある)に対応しているのは間違いないが、検察エリートに限ると、どうも、その誠実さが傲慢に変わる印象がある(検察不祥事に対する対応を見て)。
エリート層ほど日本社会は人財の劣化が進む印象がある。
(日本人は平均的に素晴らしいが、その人財層から生み出されるエリート層のみを他国と比較すると、どうにも心許なく感じる場合が多い。)
アメリカ人の将軍、ドイツ人の参謀、そして日本人の兵隊が最強の軍隊であると言われているが、日本のエリート層が、他国ほど傑出していない事を、そろそろ問題にしても良いとも思う。
まぁ、真のエリート育成に相応しい教育をしていないの一言で終わるのだが・・・
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