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最初に、
この記事を書く切っ掛けとなったのは、島男さんからのコメントが理由です。
 
最終的には、私なりに彼の疑問、不満に応えようと思っていますが、まずは、私の就職と教育に対するベーシックな考え方を表明し、知って頂いた方が早いと感じ記事にします。
私が、なぜ?就活くたばれーっとの主張に関し、疑問に思うのかを、私なりの就職観を通して感じてくれればと感じます。
勿論、私の主張が全面的に正しいとは思いません。
一つの考え方です。
 
 
以下、本論です。
 
 
昨今の厳しい(?)就活に不満を感じている大学生の大まかなエクスキューズ(言い訳があるとしたら)は、「就活のために勉強をする」という事にあると思います。
 
もしくは、職を意識するあまり、本来、学生が感じ、学ばなくてはいけない事が疎かになるのではないかという主張です。
 
それでは、職はいったい、いつ?意識すれば良いのでしょう?
 
そもそも、大学の位置づけとは何でしょう?
大学の次の段階として、卒業生の多くは社会に出て働く事になると思います。
つまりは、職に就く事です。
 
当然、大学生活は職を意識したモノになると思うのですが、それを頑なに、不満に思っている彼らは拒否しています。
私は、その点が疑問で仕方ありません。
 
なぜ?大学選びの時に自分の将来の事を考えないのでしょう?
(このプログのメインテーマです。日本の教育には職を、社会を意識させる場面が少なすぎます。
こっちが趣旨での記事も一度、書いてみようと思っています。
私的には島男さんも含む我々、日本人にとって最重要の問題事項と考えています。)
 
文字通り、自分のやりたい事を実現する為に、大学に入り広い知識と視野を身につけるモノと感じますが、その知識としての職を意識せず、勉強してどうするのでしょうか?
 
いったい何を目的に彼らは勉強しているのでしょう?
趣味で勉強するのも人生です。
そして、その趣味が、その人の人生に彩りを与えてくれるのも確かです。
 
しかし、多くの場合、一部の例外を除き趣味だけでは人は生きて行けないと思っています。
(最も趣味が多彩な方の方が何かに一辺倒の人より大成する事が多いですが、、、何時か理由を記事にするかもしれません。)
大学の出口戦略が次の段階、社会である以上、生きる為の手法を学ぶ事も重要だと私は思いますが、彼らはそれを、就活の為の勉強と忌避し批判しています。
 
?です。
私は工学部出身であり、実学と言われる学部の学生ですが、当然、職を意識して勉強して来ました。
もっとも、その時の勉強は、残念ながら直接的に現職には役に立っていませんが、職を意識して勉強した事による意識改革は、今も役に立っていると感じます。
 
 
ところで、企業が学生に求める就活的な勉強とは、如何なるモノなんでしょう?
 
学歴の現在位置と、その未来予想図
にも書きましたが以下の通りです。
 
 
産業競争力懇談会 2007年度推進テーマ 報告では以下のように答申しています。
・成熟社会において求められる力
①人間性や基本的な生活習慣、社会常識。
②社会に貢献しようという意欲や、志の高さ。
③自らが好奇心を持って新たな課題を発見し、その課題を解決しする力。
④基礎学力に裏づけされた幅広い知識、その上に自らが得意とする専門性。
・グローバル社会において求められる力
①社会人一人ひとりに世界の誰とでも交流を持てるような深いコミュニケーション能力。
②日本人がこれまで培ってきた高い倫理観と日本特有の文化や歴史に対する教養。
③自らと異なる多様な文化や価値観が存在することを認識し、受け入れること。
・情報化社会において求められる力
①本質をつかむ深い洞察力。
②収集された知識に独創性を加え、新たな価値を生み出す応用力。
③チームでの行動力、チームのメンバーそれぞれに考え抜く、他者と協働する力。
 
です。
これらを学んで頂けるのなら、私どもとしては大変助かります。
就活の為の勉強、大いに結構と思いますが、上記内容とは大学だけで学ぶ分野なんでしょうか?
 
これらは、即戦力というよりは、よりベーシックな能力と感じています。
 
彼らは就活の為の勉強をネガティブに捉え、軽薄で欺瞞に満ちた形だけのモノと感じているようですが、企業側が求めて止まない素養とは、「読む・書く・聞く・話す」のコミュニケーション能力や「自分で考える」といった、本当に基礎の基礎、基礎的な能力です。
 
これらは軽薄で欺瞞に満ちたモノなんでしょうか?
 
企業受けするサークル活動や、「企業社会で役にたつための学生生活」に堕してしまうのではないかと危惧しているようですが、上記、企業側が求めて止まない能力とは、企業だけでなく一般社会で役立つような素養です。
 
 
形ばかりの知識、カタログスペックに拘り過ぎて本質を見誤っていると感じます。
 
 
新卒を即戦力と考えている企業はほとんどないと思っています。(今後はわかりませんが。。。)
 
そして、その基礎的能力において、不足しているというのが、経済同好会や産業競争力懇談会の答申の結論でもあります。
産業界では、社会人として働く上での意識や、そのバックボーンである教養が大学生に不足していると以前より問題視している事を、就活くたばれ―と主張した大学生は知っているのでしょうか?
 
また、このことは大学生と日常的に接している大学教員の実感としても指摘されており、産業競争力の根幹を支える人材の質的低下が懸念されている事も知っているのでしょうか?
 
自己の可能性を信じない(努力を放棄する)子どもたち
大学生の学力低下に想うー内田樹先生記事抜粋
学力を低下させる原因についてー未来への提言9
 
 
これら近年における急激な学力低下を世間一般はゆとり教育と絡めて考えているようですが、私はそうは思っていません。
日本人の気質の変化が原因と感じています。(私も含む)
 
その気質の変化に対応した教育体制の構築こそが、日本の産業競争力を高め、最終的には学生さん達を含む雇用問題全般に良い影響を与えるモノと思っています。
 
その点における改善、つまりはサポートの必要性を感じていますが、今時の大学生が希望する職を準備する事に関して、私は何ら必要性を感じません。
 
『魚でなく、釣りざおを』は伊藤忠商事の会長であった丹羽宇一郎さんのコトバですが、私があなた方を支援するとしたら、職と言う名の魚でなく、職を見つける(やりたい事を見つけ、それが可能かどうか判断し、努力するという方法論考える思考ルーチン)という名の釣りざお、もっと言うなら就職するのでなく、職を雇用する側に回る支援(起業)こそを行ないたく感じます。
 
ところで、
あなたの方の希望する魚を準備するのは、社会の義務なんでしょうか?
それともあなたですか?
釣りざおは私達で、協力してお渡したいと思います。
これから一緒に釣りをして、魚をとろうとする仲間ですから。
しかし、まずは魚を御自分でとる努力を、してみるべきではないですか?
 
正直、この魚(公務員)は食べたくないけど、仕方なく就職した的な印象をあなたの記事から受けました。
それも、人生です。
あなたが選んだ選択です。
その選択をさせられたとも感じますが、社会に責任転嫁しても仕方ない事です。
 
まずは、なぜ?希望の職に就けなかった自己分析し、足りない所を見つめ直し(あたなはわからないようですが)、今後の糧として欲しいです。
 
鉄血宰相のコトバを最後に贈ります。
『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』
(経験をフイにする日本人が多く、良く記事の結びに使っています。)
 
挫折は後の成功に導く苦い薬です。
失敗は高い授業料です。
是非、その授業料に見合う成長をなさってください。
社会を、その時の経済状況を恨んでも、何ら成長できません。
 
ちなみに私は挫折し放題です。(笑)
折角、ツライ思いをしたのですから、有意意義に使って下さいませ。
 
希望する職、寄越せでなく、こういったサポート体制を望む等の提案でしたら、私は大いに応援したいです。
 

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