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ねじれ国会の影響か、民主党の小沢氏とたちあがれ日本の与謝野氏が囲碁の対局をするだけで、民主党と
自民党の大連立とか、保守新党の結成とか、根も葉もない噂が流れたり、菅総理や岡田幹事長が今更ながら
社民党に秋波を送ってみたり、依然、永田町は従来の枠組みから抜け出せない様だ。その様な中、与野党
3党の国会議員有志8名が、国会改革の共同提言を行った。その内容は以下の通り。
1,三つの基本認識
・政局よりも政策 与野党は国のために力を合わせ、議論を通じて最善を尽くす。
・国会が決める 法案を無修正で成立させるのではなく、最善の案を成立させるのが国会の
仕事という認識を共有する。
・議院内閣制の原則に戻る 政府と執行部以外の与党議員、執行部以外の野党議員は党議拘束に縛られる 必要はないという基本ルールを再確認する。
当たり前の事なのだが、その当たり前が出来ていないのが現状なのだろう。与党の提出法案には全与党議員が
賛成し、全野党議員が反対する。逆もまた然りで、委員会で審議をした処で相手の言い分を法案に反映させ
ようとする気など、最初から微塵も無い。これでは国会の存在自体が危ぶまれよう。
2.法改正不要の改革
・国民の目の前で 党首討論を毎週午後8時といったテレビのゴールデンタイムに開催したり、本会議の
時間を午後7時に変更する。
・自由投票の導入 個人の良心や価値観が問われる法案や議員の身分に関する法案は、党議拘束を
かけずに採決するルールを定める。
・議員立法の審議促進 議員立法活性化のため委員会審議は内閣提出法案優先という国会運営を改める。
例えば毎週金曜日は、委員会で議員立法が優先的に審議される日とするなど議員
立法の審議ルールを明確化する。
・外交への配慮 閣僚が国際会議に出席することは以前にも増して重要であり、国会は閣僚の海外
出張を可能な限り認める。
・行政効率化への協力 国会運営の改善により霞が関の行政事務を効率化する。政府への質問通告を
最短でも委員会開会の48時間前とするルールを作る。
・予算委員会の効率化 予算委員会は基本的に財務相と関連閣僚の出席とし、首相は総括質疑に
出席する。論点を絞り込んだ質の高い審議を目指すべきであり、スキャンダルは
扱わない。その代わりに政治倫理審査会をより頻繁に開催し、関係者を証人、
参考人として招致して対応する。
不定期開催の党首討論に何処まで国民の関心が集まるかは微妙だが、多くの国民が視聴出来る時間帯には
すべきだろう。また予算委員会の中継を見て政治家に失望する声も多い。醜聞や失言への追及ばかりで
与野党の駆け引きの場と化している国会に国民はうんざりしているのだ。誰がどの様な失言をしたかについては
周知されるのだが、補正予算案の内容など全く耳に入って来ない。これは報ずるメディアの問題でも有るの
だろうが。
3.法改正等が必要な改革
・会期不継続原則の廃止 両院で議決に至らなかった審議未了案件は廃案となるため、国会審議の
内容よりも国会日程が与野党の争点になりがちである。会期不継続の
原則を廃止して、総選挙で国民が選んだ政権が任期全てを使って、政権
公約を実現するという統治スタイルを実現したい。
・立法審査と行政監視の分離 健全な立法審査と行政監視という本来の国会機能を効率的かつ実効ある ものとするために、この二つの場をしっかりと分けるべきである。立法審査の
ための委員会を新たに設置し、省庁に対応する常任委員会には主に行政
監視を担当させるという方法や、全ての常任委員会の中に行政監視
小委員会を設置し、そこに行政監視を担当させる方法などが考えられる。
給与は年間を通じて支払われているのだから、常時開会するのも一つの手だが、調査や準備期間が
奪われたり、閣僚が執務をする時間を失ったりする場合も考えられるので、検討の余地が有りそうだ。
聞く耳を持つ国会議員、同調する国会議員は果して現れるだろうか。共同提言を行った8人の国会議員とは
民主党の細野豪志、馬淵澄夫、長島昭久、泉健太、自民党の河野太郎、柴山昌彦、みんなの党の
水野賢一、山内康一の各氏。党派を超えてのこの様な行動は今迄、無かっただけに今後、彼等の言動には
注目したい。
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2010年12月08日
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