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日本の保守派(従米派という名の依存主義者)を自認する方々の多くがアメリカ在りきの安全保障を語るが、その空虚さを彼らは気付いているのであろうか?
 
自立でなく依存を前提に語る安全保障が如何に寒々としたモノかなど、直ぐに理解出来るようなモノだが、彼らは声高に対米依存を主張する。
 
過度に安全保障を他国に依存した国が、その後、どのような末路を辿ったか、歴史を見ればわかるようなモノだが、彼らは歴史を学ぶ気がないようだ。
 
止むをえず依存しなくてはならない時もあるとは思うが、日本とは依存しなくては行けないほど、国力のない国なんだろうか?
 
完全な自立が難しい事はわかるが、自立へ向けた努力もなく、意志もない、依存心のみで安全保障を語る現実感のなさ(彼らはそれが現実と言う)に、私は違和感を禁じ得ない。
 
日本の自衛隊が張り子のトラであり、費用のムダである事を理解している日本人は少ない。
総てが米軍在りきの組織になっており、当にその点において思考停止状態になっている。
米軍の支援なしでは北朝鮮(通常兵器のみでも)にも勝てないだろうが、その危険性を考慮している政治家はどれだけいるのであろうか?
 
 
考えない。
表層のみで、その影響を、その将来を想定出来ない。
 
 
世界はアメリカの一極支配から多極に向けて徐々にシフトしている事は周知の通りだが、なぜ、日本の保守派はその現実を分析しないのだろう。
実際、アメリカの世界戦略は水面下で大きく変わって来ているのだが、保守派はその現実を知っているのだろうか?
 
サンデル教授の正義とは?というある種、中二病的な原則を確認し、それが称賛されるのも、アメリカが変調を来してきた一つの証左だろうと私は感じてしまう。
 
自身の正義の正当性にアメリカは疑問に感じ始めている。
だから、サイデル教授の問いかけが世に受ける。(日本も同じ)
その理由は冷戦崩壊以降の各種海外政策による失敗によるモノだろう。
 
自国の信じる正義を維持しようと、多大な労力(他の国からは大きなお節介の場合が多く、アメリカの自己都合の場合がほとんど)を払っているにも関わらず、世界中の国から嫌われている事にようやく徒労感を感じ始めたようだ。
 
これが曲がりなりにも成功しているのなら、彼らも世界の警察官を続けたかもしれないが、失敗しているのである。
 
自信の喪失。
故に正義とは?等を再確認したがるのだろう。
アメリカが自分探しを始める端緒に私などは感じてしまう。
 
アメリカが世界の警察官を維持できた圧倒的な軍事力、それを裏付けて来た経済が現在限界を迎えている。
(アメリカ経済が従来の軍事力を支えるホド、強くなく限界を迎えている情報を知っているハズだが、日本人は・・・)
今のまま推移すれば、アメリカは経済破綻(破綻というより調整が入る。安保を含む政策の見直しは必須だろう)をすると予想されているが、日本の記者クラブは一切、その事実を報道しない。
 
一番の理由はアメリカの将来的な公的年金責務によるモノだ。
 
50兆ドルを超えるとも言われている公的年金の支出にアメリカは耐えきれるのだろうか?
 
今の経済情勢下では己の生活と世界の警察官の維持。
そのどちらかをアメリカは選ばざる終えないだろう。
 
そして、私はアメリカが己の生活を選ぶと予想する。
 
アメリカは世界の警察官を辞めたがっている。(己の正義に疑問を持ち始めている面もあるが・・・)
その潮流はアメリカの保守化によるモノだ。
アメリカ本来の考えは、自分の身は自分で守る事である。
だから、あれ程、頑なに銃社会を維持するのだ。
 
伝統的な中立政策(自国の安全保障を担保する事を企図)に戻る事は容易に想像できる。
 
さて、これら情報を踏まえた上で日本のいる極東情勢は如何に推移するのだろう。
中国の軍事予算規模は2020〜2025年にはアメリカと肩を並べると予想されている。
(もう既に実質購買力でアメリカ経済を凌駕しているとの分析もある。)
 
極東で中国を念頭に軍拡競争をする余力がアメリカにあるのだろうか?
 
自国の安全保障さえ担保できれば、中国と妥協する可能性(極東での中国の覇権を認める可能性)は大いにあるだろう。
実際、それを見込んで米中は対話と対決を重ねている。
 
冷戦構造と違い、中国とアメリカは決定的に対決していない。
 
現在、アメリカは両天秤で極東での軍事的プレゼンを考えているようだ。
その動きが、フィリピンからの撤退であり、韓国からの撤退であり、グアムへの基地機能集約の流れなのだが、その流れを日本は見落とし過ぎていないだろうか?
 
そして、何よりアメリカの経済的な衰退は、私達、日本により困難な情勢をもたらす事を予見させる。
 
危機管理とはあらゆる自体を想定し、準備する事であると説明される。
その論法に従うなのなら、今の日本に危機管理はあるのだろか?
 
答えは否だろう。
 
そこに民主や、自民の政治家や、一部識者の思考枠の限界を強く感じてしまう。
 
保守派を自認する彼らは現実を見ない護憲主義者の空想を批判するが、私は未来を予測せず、危機管理が出来ていない彼らの想定能力の無さを問題にしたい。
 
危機管理とは想定能力の有無と言い直して良いのだが、その決定的な想像力なさが日本の問題の一つと感じてしまう。
 
私はアメリカ抜きの安全保障の愚かさを知っているが、日本の都合に関係なく極東からアメリカの軍事プレゼンがなくなる可能性を考えてしまう。
 
いつまでもいると思うな親とカネ。
(久しぶりに硬派にまとめた(つもり)の、この記事のお終いに相応しくはないが、今の日本に贈りたいコトバでもある。)
 
 
親(アメリカ)とカネ(日本経済)は永遠ではない。
 
 
 
 
ごますり相手は?アメリカ、日米軍事同盟万歳(笑)-管ちゃん編
ごますり相手は?アメリカ、日米軍事同盟万歳(笑)-自民党編
 
 
 

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