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『雇い兵』?

リビア アフリカ人雇い兵が市民殺りく カダフィ政権投入

毎日新聞 2月23日(水)21時4分配信
 
 
「これがアフリカ人雇い兵だ」。国境の町イムサードで出会った若者は、携帯電話で撮影した動画を見せてくれた。頭から血を流し、地面に横たわって動かない黒人に見える男が映っている。

 
この記事を切っ掛けに時事、国際ニュース、産経系ウェブ・・・、そして読売新聞の朝刊。
『雇い兵』という表記が現在、混迷を深めるリビア情勢の報道と伴に日本に溢れている。
2/23に検索した時はほとんどヒットしなかった、このコトバが、今やヒットし放題である。
 
本来、このコトバは傭兵だったと思う。
『雇い兵』をWEB検索すると、もしかして傭兵と聞き返してくるので、
この『雇い兵』なるコトバは、最近になって派生したコトバでないかと推測する。
実際、『傭兵』は辞書にあるが、『雇い兵』は辞書に載っていない。
 
では、なぜ?『雇い兵』なるコトバが派生したのだろう。
(雇い兵』なるコトバが以前からあった可能性は除外(笑))
 
『雇い』に着目して調べてみると、以下の用法が確認された。
『雇い止め』、『お雇い外国人』、『日雇い』、『雇いいれる』、『雇い主』。。。
 
これらの用法がある以上、『雇い兵』なるコトバも日本語的にはありなんだろう。
しかし、『雇い兵』自体が辞書にない以上、今回のリビア報道に関して新聞記者さんが新たに作りだした造語の一種なのは間違いない。
間違いないのだが、何ともチープだ。
 
従来ないコトバを造る造語に私は違和感を感じない。
が、従来あるコトバがあるにも関わらず、コトバを知らない事で生まれる造語には違和感を感じてしまう。
 
歴史を読めば、傭兵なるコトバはところどころで出てくる。
奴隷王朝など傭兵が創った王朝であるし、彼らの活躍は歴史に大きな影響を与えている。
 
伝統的な戦闘形態が個人戦から集団戦へと変化し始めた時に傭兵が現れている。
国民兵が現れるフランス革命が起きるまで傭兵の活躍と歴史は非常に密な関係にあった。
 
従って、その時代の歴史を日本語で学んでいれば、知っているハズのコトバでもある。
 
その重要なコトバを彼ら新聞記者は知らないようなのだ。
 
最も、これだけ日本に氾濫してしまうと、分かり易さを優先しメディアが意識的に使っている可能性もある。
あるのだが、最初の切っ掛けを作った記者は果たして、どうだったのだろうか?
わざわざ造語を作った理由が彼にあるのだろうか?
 
彼らモノ書きたる新聞記者(知識人)が歴史を知らない可能性を、私はこの出来ごとから感じてしまう。
他の記事もそうなのだが中身が薄いのだ。
 
 
歴史の積み上げ、背景を感じさせない記事が日本に溢れている。
そして、その軽薄な記事を日本人の多くは信頼している。
 
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶと言うが、
歴史を知らない、学ぶ気のない新聞記者(知識人)の書いた記事により日本の世論が、どのように左右されるだろう?
 
私達は愚かだ。
 

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前回にひきつづき、党首討論研究第2弾!

本論に入る前に一言。

 
昨年11月、ロシアのメドベージェフ大統領は国後島に不法入国したあと、横浜に再上陸した。
同月13日に日露首脳会談が行なわれ、その席で菅首相は、「大統領が国後島を訪問したことは,我が国の立場,そして,日本国民の感情から受け入れられないとして,抗議した」(ソース)
そして、今年の2月7日、北方領土の日、東京都内で開かれた北方領土返還要求全国大会において、菅首相は、「許し難い暴挙で、首脳会談で強く抗議をした」と述べた。(ソース)
ロシアは後者の発言に激しく反応した。(ソース)
ということは、昨年の首脳会談において、菅首相は「許し難い暴挙」とは言っていない。
許しがたい暴挙を行なった当人に対しては、面と向かってそのことを指摘せず、忘れた頃になって、目の前に相手がいもしないのに罵り非難する。
これは例えて言えば、道端でうっかりうんこを踏んだ時には知らん顔で、数日たってから「クサい、くやしい〜」とわめき散らすようなものだ。
このような言語行動は、ロシアに言われるまでもなく、明らかに病的である。
 
この一連の党首討論研究は、テキストマイニングの手法を用いて、そのような病理の一側面を、定量的に明らかにしようとする試みである。
 
 
 
分析対象のテキストは、下記のウェブサイトに掲載されている討論全文を用いた。



これらの資料をもとに、菅首相の発言のみのテキスト、及び、谷垣総裁の発言のみのテキストの2つに分割し、それぞれを形態素解析エンジンMeCabと電子辞書UniDic(現代語版)により、「分かち書き」テキストに変換した。
実行したコマンドは以下のとおりである。
mecab -O wakati -d /usr/local/unidic/dic/unidic-mecab < INPUTFILE > OUTPUTFILE

続いて、統計言語Rで、次のスクリプトを実行した。
path <- '/path/to/the/textfile'
filename <- 'name of textfile'
library(languageR)
setwd(path)
temp.raw <- readLines(filename)
temp.list <- strsplit(temp.raw, split = "[[:blank:]]|[[:punct:]]")
temp.vec <- unlist(temp.list)
word.vec <- temp.vec[temp.vec != ""]
plot(growth.fnc(word.vec, size=200, nchunks=length(word.vec)%/%200))
word.spc <- spectrum.fnc(word.vec)
yule.fnc(word.spc)


前回の分析で、ユールのK特性値が、語彙の豊富さについて比較的センシティブな指標であることが示唆された。
なので、今回はこれに絞って結果を示す。

まず、テキスト先頭から200語ずつ累積して行ったときの、K特性値の推移である。両者ではそのレベルに歴然とした違いが認められる。

イメージ 1


テキスト全体のユールのK特性値は下表のようになった。
イメージ 2




因みに、前回の結果は以下の通り。
イメージ 3




上のグラフ・データをも考慮すれば、前回同様、菅首相と谷垣総裁とで、語彙の豊富さの水準差は依然として明確である。

なお、前回と今回の菅首相の語彙の豊富さの違いを「改善」と見るべきか、単なる「変動」と見なすべきか、これら2つのサンプルからは断定できない。

谷垣総裁については、ほとんど変化が認められない。しかし、このことが彼の言語行動の「安定性」を表しているか否かも、同様に確かではない。

今後、数回の党首討論が行なわれれば、この点に関する統計的な推測が可能になるものと期待される。

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