|
過去の予想記事は以下の通りです。
2009年 アメリカの景気底入れと回復時期の予想
2010年 アメリカ経済予測(2010年1月記載)
2009年の経済予測では、2011年後半にアメリカは本格的な回復基調に復帰すると予測していましたが、どうも半年ほど早く本格的な回復基調に入ったようです。
アメリカの場合、単純に住宅市場、株式、雇用、そして雇用者報酬(総て個人消費関連)を俯瞰すると大体の状況がつかめるのですが、左記4種類の内、株式、雇用者報酬が目に見えて回復し始め大きく上昇して来ています。
住宅、雇用も冷え込んではいましたが、徐々に回復して来ているようです。
私の予想よりやや早い回復の理由は何かと原因を問えば、量的緩和という核爆弾による勝利でしょう。
基本的に自律回復すると予想してはいましたが、基軸通貨国だけが使える手段を他国の迷惑も省みず使い切りましたね。
2010年の記事で新興国のバブルを引き起こしてニヤリしていると書きましたが、アメリカはデフレを回避する為に、新興国にインフレ(場合によるバブル)を誘発させる事で、見事に復活です。
サンデルさんの正義で、このやり方はアリなんですかね。
中国や韓国、ブラジルを始め、新興国は通貨防衛としてドル買い自国通貨売り介入を行ないましたが、所詮、通常兵器。
自国のインフレ圧力に対抗出来ず、利上げが相次いでいます。
そして、その利上げにより過剰投資マネーが流れ込むと。。。。
*誰も住まない立派な街。日本の車の通らない道や橋と同じ。
中国では鬼城なるゴーストタウンを投資目的で多数建設してますが・・・、中国転ぶと日本の影響も大きく何とも複雑な心境です。
投資資金(間接投資)中心のアメリカは資本を引き揚げれば済みますが、中国に直接投資し、中国にモノを売っている日本は大変です。
因みにアメリカは破綻させる事で儲ける事も可能な投機手段CDSがあるので、どっちでも良いのでしょう。
酷い国です。(苦笑)
さて、アメリカの回復は間違いなさそうですが、アメリカのとった政策による副作用はないのでしょうか?
勿論、あるわけで、それが2011年以降の不安定要因になるのだろうと予測してます。
インフレ誘導する為に自国の通貨安を誘導した以上、当たり前ですが、それは悪いインフレ、つまり一層の資源高を呼び起こすでしょうし(アラブ諸国の混乱の一部はアメリカの責任でもある)、財政赤字の単年度の規模は日本とアメリカが双璧。
そして、回復が確定すればインフレ対策でアメリカ自身が何処かのタイミングで0金利政策を見直し利上げを行なうの必要があるのでしょうが、それは今の流れと逆の動きを誘発する以上、メリットがデメリットになる瞬間でもあり、非常に難しい金融調整、舵取りが必要と思われる状態でもあります。
アメリカの行動は確かにアメリカに有利な状況をもたらしましたが、同時にコントロールの難しい過剰流動性をもった過大な資金バブルを発生させました。
この過剰資金バブルの荒海を乗り切れるかは、マエストロ(一時、評価を押し下げていましたが)、バーナンキ氏のウデ次第でしょう。
最も不安定要因を孕みつつも、潜在成長率の低い日本と違いアメリカからは閉塞感を感じません。
但し、自力でなく他国の富みに依存した極悪な回復を現在している以上、その歪みは波乱要因になりますので、注意は必要そうです。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2011年02月21日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




