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"イギリスのキャメロン首相は、国内の若いイスラム教徒が過激思想に走るケースが相次いでいることを念頭に、「イギリスでの多文化主義は失敗した」と訪問先のドイツで行った講演の中で発言をした。
「多文化主義国家のドクトリンは、様々な文化がお互いに干渉せず、主流文化からも距離をおいて存在することを推奨してきました。そうした、いわば隔離されたコミュニティが我々の価値観と正反対の行動をとることすら許容してきました」 「イギリスでのこうした多文化主義は失敗した」とした上で、異なる価値観を無批判に受け入れる「受動的な寛容社会」ではなく、民主主義や平等、言論の自由、信教の自由といった自由主義的価値観を積極的に推進する「真のリベラル社会」を目指すべきだとも発言しているのだが。。。
どうも、(イスラム系)移民のイギリス社会への同化が、「多文化主義」によって妨げられた事で、各種社会不安(不機嫌な社会)が発生したという認識に立ち、今回、キャメロン氏は発言したようである。
ところで表題の多文化主義という意味だが、、
異なる文化を持つ集団が存在する社会において、それぞれの集団が「対等な立場で」扱われるべきだという考え方または政策であるとwikiでは説明されており、
起源としては、
英語とフランス語を念頭に二言語及び二文化によって構成された社会であると定義、認識し、その認識の基、諸政策を実施すべきとカナダで提唱した事を起源とした、割と新しいコトバ(1970年前後)でもある。
多文化主義を実施している主な国としてはアメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデン、インド・・・etc等が、この考え方を導入しているが、その内の二カ国、イギリスのキャメロン首相とドイツのメルケル首相(メルケル首相自体は2004年にも同種の発言をしているので初めてではない)が今回『多文化主義は失敗だった』と相次いで明言したのである。
(先行組ではオランダ、ベルギーが見直し着手済み、特にベルギーは。。。)
で、多文化主義に代わり、基軸とするのは、民主主義や平等、言論の自由、信教の自由といった自由主義的価値観を積極的に推進する「真のリベラル社会」、、、、
まるでサンデル教授の唱える正義(脱キリスト)のようである。
文化によらない基軸を添えるなら、文明の摩擦を避ける意味で無味無臭な公平(自由の暴走を抑える為に正義を語る)を基軸にするしかなく、それを普遍の正義にする事で文明の摩擦の回避をしようとするわけである。
もしくは単一文化主義的な政策に移行しつつあるベルギーやオランダのような方法だ。
伝統文化(キリスト社会)の根付いた欧州と移民国家、アメリカでは、また、様相が変わってくるが、それでもサンデルさんが『正義とは?』っと問いかける背景に欧州におけるような同種の悩みの存在を私は考えざる終えない。
「近代における政治的意図のもとに想像(創造)された国民文化という宗教」に代わる何かを世界は求め始めているのかもしれない。
だからサンデルさんの授業が拍手喝さいされるのだろう。
そして、その思想は、そのまま、世界市民へと続く道筋に思えて仕方ない。
フラット化する世界。
当に世界市民的な発想こそがサンデルさんなんだろうが・・・
何か間違った方向、不機嫌になる方向に向かおうとしている気がするが、どうなんだろうか?
それとも、世界市民が正解なんだろうか?
岐路に立っているような気がするのは私だけではないと思うが如何であろうか?
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