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今年の8月8日に下記のとおりレビューして「金メダル」を授与したリボル・ペシェク/チェコpo盤(ヴァージン)以上の名演です。ペシェク盤よりゆったりとしたテンポで、ドヴォルザークの《田園交響曲》といわれる第5番の僕の理想的なイメージにより近い演奏です。「プラチナメダル」です!
<以下は8月8日のレビューの再掲です>
この曲は、出版時に当時の名指揮者ハンス・フォン・ビューローに献呈され、ビューローはドヴォルザークを「ブラームスに続く神から才能を受けた最も優れた現在の作曲家」と絶賛したそうです。そして、当時の高名な指揮者たちは、こぞってこの曲をとりあげたとのことです。
第一楽章は、管楽器がのどかな田園風のメロディを牧歌的な気分の中で紡いでゆきます。
第二楽章は、メランコリックで憧憬に満ちた雰囲気の第一部と第三部が、明るく平安に満ちた中間部を挟んで展開しています。
第三楽章は、二楽章の終盤の雰囲気をひきずりながら始まり、次第に明るく活気のある舞曲風の主題を奏でて行きます。
第四楽章は、それまで雰囲気とは一変して力強いリズムで始まり、中間部でクラリネットと弦楽器によるゆったりとした美しいメロディが現れます。その後、緩急を付けながら劇的なフィナーレを迎えます。
手元には8種類の演奏がありますが、僕のお気に入りは下記の3枚です。
1 リボル・ペシェク/チェコ・フィル(1990年ヴァージン・クラシクス)
チェコ・フィルの木管群が美しい。特に第一、第二楽章が秀逸です。金メダルです。
アルバムとしては、《チェコ組曲》がフィルアップされているのも魅力です。
2 マリス・ヤンソンス/オスロ・フィル(1990年EMI)
ヤンソンス/ベルリン・フィル《新世界より》のライブ録音を聴いたことがありますが、とても素晴らしかった。CDになったら、僕のベスト盤かなと思うほどでした。
ヤンソンスのドヴォルザークは良いですねえ。メロディを良く歌わせており、聴いていて楽しい演奏です。銀メダルです。
僕の大好きな《スケルツオ・カプリチオーソ》がエントリーされているのが嬉しいです。
3 アンドリュー・デイヴィス/フィルハーモニア管弦楽団(1980年ソニー・クラシカル)
フィルハーモニアの管楽器群、特にホルンがとても良い感じです。バランスがとれており、安心して聴ける演奏です。銅メダルです。
ドヴォルザーク渡米と深い関係のある《アメリカの旗》(祝典的なカンタータ)というレア物がエントリーされており、これも楽しめる作品です。
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