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メサイアの季節になりました。
皆様のお気に入りの《メサイア》の演奏を、ぜひ御紹介ください♪ 昨年来掲載いたしました《メサイア》の記事を再掲いたします♪♪ メサイアを聴きました。今日聴いたのはステファン・クレオベリー/ブランデンブルク・コンソート(古楽器)/ケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団(argo)の演奏です。 メサイアほどの曲になるとCDは数多となりますがカウンターテナーの声が苦手な僕にとってはアルトのパートを女性が歌っていることが「お気に入り」の必須条件となります。最近のCDでは、カウンターテナーを使っているものが多いので、選択肢は限られることになります。 上記の演奏では、ヒラリー・サマーズというアルト歌手が起用されており、安心して曲を鑑賞することができました。ソプラノはリン・ドーソン、僕の個人的好みでは五指に入る歌手ですが、やはり期待どおりの美声を聴かせてくれます。 しかし、このCDの特長は何と言っても合唱の素晴らしさです。大人だけの声ではなく、子供の声も入っていることが神への讃歌に深みと広がりを持たせており、合唱の水準が非常に高いので、とにかく聴いていて快いのです。本場イギリスの面目躍如!!といえる格調の高い演奏だと思います。 勢いで?もう一度メサイアを聴いています。今度は僕のメサイアのベストCDです。アンドリュー・デイヴィス/トロント交響楽団/トロントメンデルスゾーン合唱団(EMI)です。このCDは、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴにある神学校に短期研修に行った時に、神学校の近所のタワーレコードで買いました。日本では、この演奏はダイジェスト盤しか見たことがありませんでしたので、ほんとうに良いお土産になりました。 この演奏もアルトは女性(フローレンス・クィーヴァー)が歌っております。このクィーヴァーのアルトが素晴らしい!ちょっと聴いたことがないような声のアルトです。 しかし、なんといってもこの演奏の白眉は「鈴をころがすような」美声のキャスリーン・バトルのソプラノです!!やはり、僕の中のナンバーワンソプラノはバトルだと思ってしまいます。 メサイアの聴かせどころの一つは、第一部のソプラノによる喜びに満ちたアリア《シオンの娘よ、大いに喜べ》です。 昨夜から今朝にかけて手元にある演奏を聴き比べてみました。 まず、下記の全曲盤中の演奏を聴きました。 ガーディナー盤のマーガレット・マーシャル、ピノック盤のアーリン・オージェー、クリストファーズ盤のリン・ドーソン、クレンペラー盤のエリザベート・シュワルツコップ、アンドリュー・デイヴィス盤のキャスリーン・バトルの演奏です。 結論を言えば、バトルの歌唱が僕のベストです。 しかも、他の演奏との格差はかなり大きく感じました。 まず、バトルの歌唱には「神に向かう《賛美》という上昇気流のような力」が感じられるのですが、他の演奏については、「単に人に聴かせるための美しい《歌》」としか感じられませんでした。 次に、バトルの複数あるオムニバスCD中の演奏とエディタ・グルベローヴァの演奏を聴きました。 バトルの歌唱では、僕は上記のデイヴィス盤(1987年EMI)がもっとも気迫に溢れた緊張感のある名演だと思います。 《ヘンデル/アリア集》 (1990年EMI)は若さが感じられて充実しています。 最も新しいオムニバス・アルバム《アヴェ・マリア》(1995年ソニー)では円熟した歌唱で味わいがあります。 グルベローヴァ(1993年ナイチンゲール)の歌唱も賛美としての力を感じることができました。 ブランデンブルク協奏曲等の管弦楽曲では僕との相性が良くないリヒターですが、ここのところバッハ《クリスマス・オラトリオ》と標記の英語版《メサイア》(1973年グラモフォン)を楽しんでいます。 《クリスマス・オラトリオ》については、後日レビューしたいと考えています。 この《メサイア》は、今回初めて聴きましたが、素晴らしい演奏です。僕としては、現代楽器の演奏ではA.デイヴィス盤と双璧であると思います。リヒターの指揮のもと、ソリスト/合唱/オケと三拍子がそろっており、オリジナルスによるリマスタリングも成功していて、とても聴きやすい録音です。石丸で輸入盤2枚組1,900円台(ちなみに国内盤は3枚組で7,000円台)でしたので、すでに解説付きの国内盤《メサイア》をお持ちの方でヘンデルファンにはお薦めのCDです。 このCDで唯一残念な点は、ソプラノのヘレン・ドナスの Rejoice greatly,O daughter of Zion がA.デイヴィス盤のキャスリーン・バトルの歌唱に比べると平凡に聞こえてしまうことです。 ガーディナー盤のクリスマス・オラトリオで、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターの歌唱の素晴らしさを再発見しましたので、今日は、オッターが歌っているピノック盤《メサイア》(アルヒーフ)の第9曲(コントラルトのアリアと合唱)「よきおとずれをシオンに伝えるものよ」と第20曲(コントラルトとソプラノのアリア)「主は牧者のようにその群れを養い」を中心に楽しみました。 オッターの歌唱は、歌詞の輪郭がくっきりしていながら柔軟で、安定感のある素晴らしいものです。 タイプは異なりますが、僕の《メサイア》ベスト盤であるアンドリュー・デイヴィス盤(EMI)におけるフローレンス・クィーヴァーの歌唱と双璧の名唱だと思います。 |

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最近シモーネのCDを買いました。室内楽のような少人数のオケでの演奏です。まだ全曲は聴いていないのですが、クリスマスまでには通して聞くつもりです。
2006/12/11(月) 午後 9:14 [ ヨハネス ]
ヨハネス君、それは楽しみですね!最近の録音でしょうか?オーケストラやレーベル等の情報提供をお願いいたします♪
2006/12/11(月) 午後 10:44
メサイアはピノックの抜粋盤しか手元にないですが、比較的気に入ってよく聴いています。このためかえって全曲盤が購入しにくい現象が生じています。人気曲のためか中古でも見ることは少ないようです。
2006/12/12(火) 午前 8:23
白髪ばっはさん、コメントありがとうございます!ピノック盤では、オッターの歌唱と管弦楽が秀逸だと思います。合唱がガーディナー盤などと比べると、やや力不足かなと思いますが、素晴らしい演奏ですね♪♪
2006/12/12(火) 午後 9:43
私もピノック盤を愛聴しています。リヒターの新旧2つのメサイアとは対極的な優しさと温かさを感じる演奏です。オッターが好きでほとんどのソロアルバムを持っています。次に気に入っているのが鈴木雅明(バッハ・コレギウム・ジャパン)です。オケが心地良いのです。今週はアーノンクールの新盤を聞いてみようと思っています。
2006/12/13(水) 午前 0:10 [ JinK ]
JinKさん、オッターは素晴らしいアルトですね!ピノック盤での名唱は特に印象的です♪鈴木盤は僕もお気に入りです♪♪アーノンクールの新盤は未聴ですので、探してみようと思います。コメントありがとうございます!!!
2006/12/13(水) 午前 6:48
アーノンクールの新しい録音(メサイアだけでなく天地創造なども)の価格は安くなっています。最近はHMVのWebで輸入盤3枚での割引を利用することが増えています。http://www.hmv.co.jp/product/detail/1461741
2006/12/13(水) 午後 8:45 [ JinK ]
JinKさん、情報提供ありがとうございます♪
2006/12/13(水) 午後 10:53
何故かクリスマスシーズンのイメージがある「メサイア」ですが来夏公演に向けて練習が始まります(わくわくどきどき)あれこれ聴いてみたいので参考にいたします。しっかりメモしました☆さんきゅうです!
2006/12/14(木) 午前 8:48
たぬこさん、内容的に《メサイア》に季節はありませんが、やはり第一部の預言とご降誕の楽曲がとりわけ素晴らしいので、クリスマスに聴きたくなるのだと思います♪《メサイア》のお勉強と練習、頑張ってください!!!
2006/12/14(木) 午後 7:03
関連記事を掲載しましたのでTBさせていただきます♪
2006/12/15(金) 午前 9:40
白髪ばっはさん、TBありがとうござました!!
2006/12/15(金) 午後 9:31
アーノンクールのメサイア(2004年録音)を聴きました。ウィーンのムジークフェラインのライブで、ホールの響きの美しさに驚いてしまいます。第12曲のコーラス(一人のみどりごが私たちのために生まれた)の開始部分などいたるところで、以前のアーノンクールには無かった温かさと透明感のある表現を発見します。ソプラノのクリスティーネ・シェーファーが好きで購入したメサイアだったのですが、ヘンデルらしい溢れ出す奔放さと透明感のある音楽に圧倒されました。お気に入りのCDが増えました。
2006/12/16(土) 午後 2:51 [ JinK ]
TBされた下記の12/14の記事の後に書き込んだ方が良かったのですか?
2006/12/16(土) 午後 2:56 [ JinK ]
JinKさん、アーノンクールの新録音の《メサイア》はとても良さそうですね♪ さっそく入手したいと思います♪♪
2006/12/16(土) 午後 5:07