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秋に似合う作曲家としてHirokoさんがコメントしてくださったアレクサンドル・グラズノフのヴァイオリン協奏曲をほんとうに久しぶり(2年ぶり位?)に楽しみました。
グラズノフのロマンティックで情緒豊かなロシア風のメロディが、たしかに秋にふさわしいですね。 2005年にかなり詳しい記事を書いておりますので、再掲させていただきます♪ Hirokoさん、ありがとうございます☆ Karl君のヴェンゲーロフ《ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲》のレビューを読んで、ヴェンゲーロフの演奏を聴きたくなり、ヴェンゲーロフ/アバド/ベルリン・フィル《グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲》(1995年TELDEC)を楽しみました。
ロシアの作曲であるアレキサンデル・グラズノフ(1865−1936)はチャイコフスキーの後継者でありショスタコーヴィッチの先生として知られています。ヴァイオリン等弦楽器演奏に詳しい音楽評論家の渡辺和彦氏によれば「この協奏曲はチャイコフスキーのもの(1878年)とプロコフィエフのニ長調(第1番1916年)の間を埋めるロシア・ヴァイオリン協奏曲の重要作品で、当時の大ヴァイオリニスト、レオポルド・アウアーに捧げられた」ものであるとのことです。アウアーの弟子にあたるハイフェッツやミルシテインがさかんに演奏したため、広く知られるようになった由。 曲全体の雰囲気は、ロシア民謡風のメロディとリズムに彩られていて、とても親しみのもてる楽しい協奏曲です。2楽章形式であるのですが、ヴェンゲーロフ盤は3トラックになっています。形式を云々するというタイプの曲というよりも、ブルッフのスコットランド・ファンタジーのような自由な形式の協奏曲という印象です。 昨日は、渡辺和彦氏推薦のツィンマーマン/ウェルザー=メスト/ロンドン・フィル盤(1993年EMI)とヴェンゲーロフ盤を聴きました。 ツィンマーマンの演奏は、音色技巧ともに優秀で端正な演奏でしたが、渡辺氏も指摘していたようにオケが今一歩という印象でした。 ヴェンゲーロフの演奏は、骨太の美音と圧倒的な技巧でロシアンメロディーを美しく紡いでいます。特に第2楽章のコーダの部分での民族楽器バラライカを模したパッセージの演奏は秀逸です。アバド/BPOの管弦楽も申し分ない演奏で好サポートです。CD録音なのに、聴き終わった時に思わずブラボーと声を出し、拍手がしたくなるような素晴らしい演奏です。 ヴェンゲーロフの使用楽器は、モエット・ヘネシー/ルイ・ヴィトン商会から特別に貸与されたという1727年製のストラディヴァリウス《ル・レーニエ》だそうです。 参考までに、ツィンマーマン盤はドヴォルザークvncoとヴェンゲーロフ盤はチャイコフスキーvncoとのカップリングです。 |

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ヴェンゲーロフ盤は私も持ってます♪
ヴァイオリンの音色は豊麗ですね。アバドはロシアものは得意かと思いますが、グラズノフは珍しいかも知れません。ブリリアントに響き渡るオケも好演でした。取り上げていただき有難うございました。うんうん頷きながら読みました。
2008/10/14(火) 午後 8:53
Hirokoさん、こちらこそありがとうございます☆
久しぶりでグラズノフのロマンティックな協奏曲を堪能いたしました♪
2008/10/14(火) 午後 10:19