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今日は上野へ
1東京国立博物館 平成館 特別展「空海と密教美術展」7/20~9/25
2 同 本館1階14室 特集陳列「運慶とその周辺の仏像」7/12~10/2
3国立西洋美術館「大英博物館 古代ギリシャ展 THE BODY究極の身体・完全なる美」
その後は神宮前の トキ画廊へ巡り、花火客で大混雑の原宿駅から帰宅。
1の京都東寺講堂の立体曼荼羅の諸仏に会うのが今日のもくてきでした。
期間中もう一度いきます。
見終わり、平成館から連絡通路本館へ。
なんと真如苑所蔵の運慶が特別陳列されているではないか。
これまで何度かこの像を展示していましたが見る機会をもてませんでした。
運慶の一派は、鎌倉時代の新勢力源氏の文化面での表現です。
平氏が奈良を焼き、その再建をになったのが興福寺を拠点とする奈良仏師の慶派。藤原時代の京都仏師に変る新興勢力です。父親の康慶総大将にした運慶快慶の一派。父親の作はまだ無骨なところがあるが運慶の造形の力、快慶の造仏完成度は日本の宝物です。奈良時代の造仏を理解し新しい時代の息を吹き込んだ作像は、ルネサンスに通じるものがあります。
また運慶とミケランジェロは二百何十年も時代がずれていますし、かたやギリシャの人体表現に基づく(現代につづく西洋、現代の表現に続く)ものですし、かたやファーイーストという浄土での 仏像表現と、土俵が大きく異なりますが、東西の天才の、制作に対する共通な感覚?生き方?がみえるような気がします。
若きミケランジェロのピエタ像(ローマ法王庁サンピエトロ寺院の)と、若き日の運慶の、柳生円成寺大日如来像。本当に若々しい肉体が再現されて他に類を見ないものです。
こんなにきれいなマリア&キリストは、、こんなに若く溌剌とした仏は、、 他に類がない。
天才の技、精神の充実、見える世界が違うのでしょう。
私たちは彼らが見た世界の場所へ連れて行ってもらえるのです。
彼らがいて、混迷の中世世界から抜け出し、より人間中心の精神構造を構築出来得る場所を探す行為に入り込めたのだと思います。
この2人がいるから人間をやっていられるといっても過言でないと私は思っています。
さてそんな訳で運慶は出来る限り見歩きます。
サザビーのオークションで海外に流れる危険があったこの像ですが、落札したのは三越の画商部門で、そのあと真如苑が手に入れたと発表がありました。
真如苑の本尊は大日如来です。私見ですが本部の立川市の場所も道場に予定だとか言う武蔵村山の日産工場跡地も、この辺りでは富士山が一番美しく見えるばしょであり、大日如来信仰の故かなと思います。
この像はとても出来がいいと私は思います。像内のx線で運慶と判断したと博物館研究誌にあります。
気になる方はミュージアムショップで購入出来ます。今日買ったばかりで未読ですが。
関東には近畿地方の様な文化財の蓄積がありません。歌舞音曲(歌舞伎など)やジャーナル(浮世絵)等の消費文化の場所で、確固たる社会資本がないのが江戸以来の東京文化かなどとも思います。
そんな関東にも運慶が数点あります。鎌倉に幕府があったからでしょう。
そんな文化財(蓄積された頭脳)がある場所を
もっとも重要な地域スポット 文化の高濃度汚染地帯だと
皆が意識して その地点からものを考えることが
日本の文化度(=人間度)をあげるには必要なことだと考えます。
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競売会社はクリスティーズでした。落札価格は1280万ドル(約12億5000万円)。
足利市樺崎寺下御堂の厨子内にあったのが古物商にながれてそれをてにいれた方が2003年東京国立博物館に調査を依頼し、運慶であろうということになった。国の指定文化財でなかったために海外流失の危険に、、国内へ戻りよかった。
2011/8/8(月) 午前 9:36 [ contemporary Eat & Art ]
真如苑が新設する施設(武蔵村山の日産工場跡地)に安置するまでのあと2年ほど?は東京博物館に寄託という事になっているようです。
どんな建物に配置されるのかわかりませんが
信仰の対象になり鑑賞しにくくなるかもしれません。
もう一度 目に焼き付けておきます。
2011/8/8(月) 午前 9:38 [ contemporary Eat & Art ]
MOA美術館の世界救世教のように一般公開を望みます!
2011/8/12(金) 午前 9:23
そうなって欲しいと思います。
多摩のこんな近くにお宝が来ると思っただけでこの地方の文化度が上がった気がします。いままで深大寺の白鳳仏以外に何もなかったので、早く来い恋というかんじですか。
2011/8/12(金) 午後 6:07 [ contemporary Eat & Art ]