Sculptor Gon Shinji WORLD

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『木材の工芸的利用』抜粋

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 道具の柄について
 道具の柄は時々損傷しますから、自分で付け替えなくてはなりません。また購入時のままでは手になじまぬ場合にも付け替えます。
 ことに彫刻ノミを使う時の 玄翁(かなづち)は正しい角度に調節せねば、手を打ち付けて飛び上がるほどの痛みをもらうことになります。

 柄の材料は市販のものは樫の木一辺倒です。たまにウシゴロシが手に入る場合もありますが。
 身近にある木を使うのが良い形も選べ、便利な場合もあります。

 『木材の工藝的利用』は、どんなものに、何の木が向いているのかを、理由も挙げて記述してあります。
 

 『木のメモ張』サイトでは明治45年刊行の木材の工藝的利用』とそれ以外の最近の情報も加えて整理してくれてあります。ちなみに参照文献として300余冊あげています。


 この数日間のmyブログは、木のお仕事や道具趣味以外の方には、ちょっと違和感を覚えられるかなと思っていますが、石油文明に駆逐されてしまった明治45年の日本の日常を垣間見ることもできると、ご容赦下さい。



以下、「木のメモ張」 様より拝借
許可を得たいのですが連絡のしようがないので・・(異議が入りましたら削除します。)

01   [語意]
十能の柄:木材は熱の不導体にして金属の如く甚しく冷却することもなく又熱せらるることもなし故に・・十能(炭火を載せて運んだり,火を掻き熾(おこ)したり灰を掻き出すために使う柄のついた器またはスコップ。【大辞林】)の柄等凡て熱せらるる道具には必ず木材を使用せざる能はず【工藝】

02   [用材]
道具の柄殊に農具及土工具の柄,棹秤等は皆挫折せざるを要するを以てシラカシを賞用すイタヤカエデ,ブナ等をこれに代用する地方あり然れどもブナは挫折し易し【工藝】

03   [用材]
ショベルの柄はムクノキを最も尚ぶ折るることなしエノキ,ブナを之に代用するも折れ易し   
ショベル,スコップの木柄としてムクノキは狂ひ多く工作容易ならざるも粘靱にして丈夫なるを以て最も賞用せらる,シラカシは最も可なるも材価及制作費の関係上用ふる能はず,ミズナラは割れを生ずと称し多く用ひられず【工藝】

04   [用材]
金象印のショベル・スコップ柄はカシ,ナラ,ヒッコリーの3種を使用しているという。(浅香工業㈱)【2003

05   [用材]
石工玄翁の柄にはウシコロシ(カマツカ)を用ふ弾力強く折るることなし,ウシコロシは折るるも玄翁の頭飛ぶことなし故に石工其他は怪我をなすことなく且付近の石材に衝突して之を損することなし,ウシコロシは弾性強きを以て手に響かず力強く加はるを以て其効果大なり【工藝】

06   [用材]
鎌の柄1:草刈り鎌の柄には,ヤナギ,ホオノキ,ヒノキ,ウワミズザクラなどの幼木や枝が主として用いられた。また力のかかる鉈鎌の柄にはナラ類,クリ,ウシコロシ(カマツカ),アオダモ,カシの仲間などの堅木の,小節のないすんなりした反りのある枝を主として用いた。【長澤】   

07   [用材]
鎌の柄2:草刈り釜の柄にはホオノキがよく使われるのは,汗を吸う性質があり,手が滑りにくいためである。【山根幹司(元園芸用品会社経営)】

08   [用材]
鎌の柄3:材の手当たりが柔らかいことから,ネムノキを女性用の鎌の柄として使用するとの記述がある。【工藝より】

09   [用材]
山林用鎌柄:横の部分が長い下刈り鎌はシイ材が適しており,重量ある鎌はカシ材が適している。除伐鎌及び地拵鎌はすべてカシ材が適している。【西山商会カタログより】

10   [用材]
鍬の柄
①一般的にはシラカシが利用される。
②軽作業に使う鍬にはホオノキ,キハダ,ブナなどを,力を入れて使う鍬にはイタヤカエデ,ウリカエデなどのカエデ類やナラ,クリなどの堅木を用いた。〔長野〕【長澤】

11   [用材]
玄翁の柄:アキグミ,これに次ぎカマツカ,イボタノキ,ガマズミ,オオカメノキ,アオダモ,リョウブ,ズミ,ヤマボウシ,ノリウツギなど。〔長野〕【長澤】(注)一般的にはシラカシを使用する。

12   [用材]
手斧柄:ちょうなえ
①エンジュの皮付丸棒を蒸曲して用ふるを普通とす又焼き曲げとなすことありエンジュは手斧の柄となして大工の手に豆を生ぜざるの長所あり【工藝】
②槐(えんじゅ)の柄は粘りが強く、木をはつる時の衝撃が少なく、使い手にひびかない。そして柳の木のように、しなりと粘りがあり、使い手の汗を槐(えんじゅ)の木が吸収するため、手が滑りません。【香川量平】
(管理者注:ここで言う「エンジュ」、「槐」は、もちろん標準和名で言うところの「イヌエンジュ」を指している。)
③会津でのサルナシの使用例を聞いた。【廣野】

12-2   [用材]
手斧柄2:ちょうなえ2
弾力性を有する木を用ひる。樹種は、(エンジュ。注:ここではイヌエンジュを指す。)の枝(直部)又はゆすら(注:ユスラウメのことか?)の幹で、丸みの直径が29ミリ(1寸弱)が適当。曲げる部分を弱火であぶるか熱湯で加熱して曲げる。約6ヶ月後に刃の仕込み部分へ挿入して使う。【大竹市三】

13   [用材]
手鈎()の柄:手当たり柔かにして豆を生せざるを以て主としてホオノキを使用す【工藝】

14   [用材]
道具の柄:手鈎の柄,包丁の柄にホオノキを用ふるは手に痘を生ぜざるを以てなり【工藝】

15   [用材]
鋸の柄:力がかからないため,軽くて手触りのよい材としてキリが多く使われている。
ゼットソーの籐巻の柄は,かつては下駄材にもされた比較的軽軟なサワグルミであるという。(製造元 株式会社岡田金属工業所,発売元 ゼット販売株式会社)【2003

16
用材
鑿柄(のみづか)
①シラカシ、アカガシ、イチイガシが一般的であるが、その他イスノキ、黒檀、ツゲ、グミの利用も見られる。
②最も適した木はカシ。これがない長野県では大工の鑿の柄には昔からムラサキシキブがよいといわれ,ノミヅカという名前で呼ばれている。  【長澤】

17   [用材]
包丁の柄:包丁の柄はホオ材を以てす【工藝】

18   [用材]
槍柄:古来槍柄はイチイガシ(俗にさつまがし)を以て製作せりシラカシは殆んど用ふるものなし
イチイガシは日向,薩摩,天草等に産し天草を最良とすイチイガシは軽くして木理通直曲撓すること少なしシラカシはへなへなして曲がり易きを以て用ひられず【工藝】

19   [用材]
槍柄2:イチイガシを用ふ普通のカシより軽くして弾力あればなり【工藝】

20   [用材]
焼鏝の柄:カツラ,サクラ,ケヤキ【工藝】

21   [用材]
錐の柄:ヒノキ【工藝】

22   [用材] 
雪平鍋の柄:激安品を除き,ブナが使用されているのを見る。丈夫で水濡れに強い上に旋作に適することによるものと思われる。


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