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私有制というのがフランス革命以後の市民社会、近現代の法制度の基本にあることは知ってはいたが、
自己の私有財産が、その個人の人生の方向、すべての可能性を決定する決定的なファクターになっているということを、実際、深刻には、思ってはいなかった。
私有財産・住居等を確保することに、人生のエネルギーの多くを裂かれねばならない現在日本の状況を(結局は労働のすべてを体よく還元させられているのではないかと)否定的に考えていたが、私のこれまでの仮宿でのような制作人生が危うくなり、制作に没頭出来る幸せを許してもらえなくなりそうな状況が生まれてきている。この国で美術を続けるとこうなるよというパターンのサンプル状態。
図書館からアガンペンというイタリア哲学者の本を借りてきている。『いと高き貧しさ―修道院規則と生の形式』 扉に抜粋された言葉
「生はだれの所有物でもなく、万人の使用にあてられるのだ(ルクレーティウス)」
昨日の日経新聞に国の法人収入が一兆円以上、株式配当や賃上げで一兆円弱増えるとあった。社会福祉や教育費の抑制、軍事費用の増大・・貧富格差の増大がこの国のパイロットたちの進路である。
会社 ー 株主という私有財産制度(大株を持つ少数個人)の為の政策が、うまくいっているということだ。
哲学書は苦手なんだけれそも、イタリアのネグリを理解したいと思ってアガンペンも読んでみることにした。私有制の考え方に全面的に捕われてしまわぬようにと。
日本は立憲君主制という、(都合良く)君主を頂点に抱く、新興まで含めた貴族層(富裕層)の社会。(戦前からも含め)富を蓄積した私有者たちが利益を維持、増殖する為に、法制化してきた/する国。だという認識です。
日本の国名には、世界の国に多い republic 共和 という概念は入っていませんから、国民の考え方も違う。私たちは主権者か?臣民か?。臣下のシステムを利用しながら私腹を肥やしているモノどもの政治システムの隠れ蓑か?
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私は楽天家なので contemporary さんのように掘り下げて物事を
観てる訳では有りませんが・・・う〜ん考えさせられる記事ですね。
2015/6/11(木) 午後 8:10 [ tamamokukun ]
私も楽天的に考えるたちなんですが、最近の安保法制が施行されると日本を変えてしまうのではないかと危惧しているので、いろいろ思います。
戦争放棄の憲法があってこそ戦後70年の豊かさが、と思います。
なのにもっと欲張ってどうするんだ、終戦時のような失った世界にもう一度ならないようにと。
2015/6/11(木) 午後 11:11 [ contemporary Eat & Art ]