Sculptor Gon Shinji WORLD

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1980ときわ画廊を皮切りに35回。毎回新作で十点弱の展示となると全部網羅することは出来ない。これから少しずつアップします。
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1884福生駅東口土地区画整理事業竣工記念像
title; hosi 星の象形文字
material; bronz ブロンズ
model;wood/camphor tree 樟の木
socle;stone/from sweden 台石/スウェーデンの赤
size;1m900


福生駅東口は駅前まで家屋が建ち並んでいた。この辺りの人は赤線という。敗戦で米軍横田基地となり、議会で赤線設置を..との話がある。(ちゃんと調べてないので..) 隣り駅辺りの松林もその手の仕事で昼間から大変だったとか。そこに学校を作るなど云々という話も...。裏の畑のおじさんからいろいろ教わった。福生駅の東口方面は今でも飲み場所が多い。夜は賑わう。
さてその駅前の空間を整理整頓した竣工記念の仕事を貰った。
どうしても売春世界のことをおもう。祈りのある像をと。
結果なんと十字架の様な大人の像と誕生仏のような子供の像になっていた。
当時はこんなことは気がついていなかった。こんな大それたことになっていたとは。

手の届かないところ(今現在は)を指差す幼児と
それを見守る大人(親族で無くても良いのです)
耳に手を当て子供の本当の声を聴いているポーズ
すぐに手助けするのではなくて彼の存在を包みこんでんで見守る大人達


当時は木から直接型取りして鋳造したブロンズ像は多分無かった。
直径が1m長さ5mの樟を彫り、石膏で型取りし、蝋型鋳造を師匠の工房をかりて鋳込んだ。胸のところが引きで破れて溶接で直す。が、鋳物溶接は専門家/渡り職人の仕事、素人ではほとんど無理で、ずいぶんと形が変わってしまった。予算内ギリギリの大きさとしたので、自前ですべて作業をする他なかった。
都の新都市建設公団が直接の発注者でしたが予算を無視したいっぱいの仕事をしていることに感動してくれた。技官の方が私も仕事を残したいと、最初の広場設計を替えてれた。広場の地面もタイルから敷石にしたり、大きな欅を植えたり、シンプルでしっかりしたものになった。彫刻台座も予算外でやらせてもらえ尺角のムク石をぐるっと並べ、スエーデンの赤を指定できた。
工房同期の二科会会員は、駅前彫刻は、高さのある台座の上に置くもんだなどと威張って言ったが、私は30cm高さの台座にした。見下げる目線はごめんです。それまでのモニュメント(軍神像や創業者像)の形式に違和感を覚えていたから。 

ただ以後の清掃が出来ていなくて残念です。ハードとどのようにつきあっているかが文化度の測定になるのに。いいかえるとそれぞれの人格の程度は?ともいえる..。

一時はアメリカ人が記念撮影をする場所だったり、スケボー少年達のたまり場だったり、鳩に餌やりするおばあさんがいたりしたが、どんどん排除して、あげくの果てに人が踏み込まない様に植栽までしてしまった。私は名士でないので何か言っても通じるかしら。でもこれでは制作意図が..。何事も無いのが良い管理 か..

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title: Song in earlier spring 早春賦
material: campher-tree ,chestnut-tree ,beech-tree(woods for paper-pulp) 樟クス 栗 山毛欅ブナ
chron.: 1988 in Tokiwa Gallery/Tokyo

作者コメント
 信州の山奥で製紙用のチップを製造している工場がある。伐り出された木材を切り刻みそれを日本海側の製紙工場へ送り出す。木彫家の私には垂涎もののとても美しい肌をした樹でも現在の日本経済からみると一本の木としての価値はゼロで、どれもこれも切り刻んで紙の原料にする以外ないらしい。
 この展覧会の為の制作季節が晩秋から冬そして早春。これらの木々が生きた森を思いながらの制作。私は信州の町中の生まれですが土日は勿論平日でさえ2.30分歩いた場所の山や川へ入り時をすごした。だからこそ、目の前の材木がどれほど貴重な美しい広葉樹たちだったかと思う。そして、かれらの森の春早い頃の雪解け、地の鳴動や木々の芽吹き、小さきものたちの春の目覚めを思う。  冬の間の防御の形がふっと柔らかく膨らみ出すその形。

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title: Form from Memory きおくのかたち
material: chestnut-tree ,cherry-tree ,jap.oak ,linden-tree(wood fof paper-pulp)
栗、桜、楢、シナノキ (製紙用チップ用材/信州西北部)
chron.: 1987 in Kinokuniya-gallery/Tokyo 紀伊国屋画廊/新宿

作者コメント
 この展示は、その材が持つ何ものかに、引かれてつくった形。
 仕事場まで持ち込んだ材木は全くただの丸太ですが、信州の奥山の大量に集積された木材の山から、私の選び出した何ものかです。材をしばらくねかして(やすませて)、対話を始めます。私は、かれらを指名した時からずーっとチェックは入れ続けているので、対話をといってもかなり確信犯的なやり方にはなります。(しかし、こちらも当時はうぶだったので全く彼等のなすがままにしてみたりと試行錯誤ではありましたが)
 これらの材木は新潟県境で伐採されたものだそうです。材の一つ一つはのびやかでとても美しく、これが製紙用に切り刻まれて、あれもこれも一緒の価値におとしめられるのには堪え難いものがあります。彼等の存在を知っていた人はその森の伐採チームの数人と製紙会社のチップ場で作業をしている人(なんと一人しかいない)だけであり、他にはだれにも知られずに、紙と言うただの無名な無機的なものになってしまうのです。
 この一つの美しい存在を、その美しさを形にしてみてもらおうというのが、それが形を作る上での直接の目的ではないものの、低層を流れるこのときの思いでした。

個展vol.7 ときわ画廊1985

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title: non title

size:
material: cherry-tree,ork-tree,beech-tree,maron-tree,lithocarpus edulis,jp.stuartia,ligustrum jp,betura grossa,etc.
桜,楢,ブナ,栗,マテバシイ,シャラ,ネズミモチ,ミズメザクラ
chron.: 1985 in Tokiwa gallery

作者コメント
 ときわ画廊(日本橋本町)は1998年に35年の歴史を閉じた。多くの現代美術の作家や評論家、学芸員や雑誌編集者がこの画廊で鍛え上げられた。神田のこの画廊や真木田村画廊、秋山画廊がなかったならば現代美術の展開が全く違ったものになっていただろう。たとえば現今のように市場経済の中での美術展開(売れるか売れないか)だけになっていたかもしれない。私はこのときわ画廊では78年のグループ展と80年から94年までの8回個展でお世話になった。(追々アップしていきます)
 この個展では、製紙材料のチップ用材と近所の里山雑木林で集めた材を使っています。生きている樹木はすうっとまっすぐに成長しているのではなくて、ねじり螺旋spiralに成長します。このねじれに、あの何十メートルという樹高を保ち、強い風雪にも負けない秘密があります。
 この作品は、一つ一つの木の実際のねじれをなぞるのではなくて、木の運動、ねじれの原理を形にしています。そして形を美しく作るのは私の仕事です。

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title: Receptacle for Life いのちのうけざら
size: 3m300 x 2m300
material: zerlkova-tree,ork-tree,Himalayan ceder, ?,Magnolia 欅,楢,ヒマラヤ杉,シデ,モクレン
    product from Suwa-shrine in Nishisunagawa-Tachikawa 立川市西砂諏訪神社境内の伐採樹
chron.: 2002 in IBM Kawasaki City Gallery/Kanagawa pref.
2004 in Akishima City Hall /Akishima-City 50.Anniversary Memorial-relay-sculptures Exhib./Tokyo

 正面に立って見ることだけでは彫刻は分からない。
 こちらから見たり、あちらからみたり、近寄ってみたり遠くから眺めたりする。しゃがんで下から見たり、又のぞきで逆さまに見たりもしてみる。触ってみる。匂いを嗅いでみる。軽くたたいて音を聴く。朝の光のなかで見る。白昼にあるいは夕闇の中で、夜中にふと見たりもする。曇天の日にも雨が降る中でも、時には雪が冠ることさえある。
 彫刻を作る人はこうして様々に楽しんでもいますから、見る人だって楽しまねば彫刻と親しく話を交わせない。
 この「いのちのうけざら」の前に立っただけでは何もおこりません。
 靴を脱いで寝てみると彫り込んだカーブに背中が触れ、体全体で彫刻を、木のずっしりとした量感を感じます。雨の日などはそれぞれの木のかすかな匂いもします。子供が木の上で軽く跳ねて一本ごとに異なる音がする。
 この8本の木は小さな神社の林で、同じ空気を呼吸し育った木々です。樹種は異なっていてもけんかし合わない、それぞれの個性を保ちながらも調和しています。


この作品の制作意図:
 展覧会会場で、観客が作品に対峙して眺める姿にやや違和感を感じていました。その観客が作品の持つ空間−バリアーを分かる様な段階までになっていれば、眺めるだけでも作品を感じ取れます。しかし大多数の方はそのことをまだ知らない。そこで眺める方法ではない鑑賞の方法を直接作品化してみよう、中に入ってしまうような形を作ること。

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