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まずはこちら
大きな刃こぼれがある、又は、大きな修正をせねばならぬ時は、
粗砥アラド或は、電動の刃物研ぎ器を使います。
今回はほんの小さな傷なので中砥から始めます。
一般的に通用するようにキングの#1000を用いることにします。
①刃表を縦方向に研ぐ。
右手で柄を握り込み、左手人差し指と中指の二本を刃裏にあてて研ぐ。
右、右右中、右中、中右中、中、中左中、左中、左左中、左 というようにそれぞれを一往復二往復三往復・・と移動する。
[ 注意点 ]
角度を変えずに往復させること。(おうおうにして、砥石の先にいくと刃先が持ち上がり易い。上がらぬ様こらえて角度を保つこと)
左手の指二本で、今刃物の表のどの部位が砥石面に接しているのかを分かる様になることが研ぎの極意です。
[ヒント1]中砥で一往したら刃の表面を見て、研ぎ跡を確認する。仕上げ砥などの砥石に変えてそれを行う。何度も確認するうちに少しずつわかり始める時が来る。
[ヒント2]こすれる音に注意する。ガリッという音は、刃と黒いところの稜線をこする音。シャーシャーシャーという音ならいいのだが、刃先だけがかかる音はもっと引きずらない音シッシッでこれは困る。(目の前にいればすぐに注意出来るのですが・・あぁ難しい)
縦方向に直線が並んでいるのが分かりますでしょうか。
このように扇状に並ぶのをハマグリといいます。
(左右の中程がやや平たくしてありますが、これは師匠からの流れの研ぎのスタイルです。中央部の丸形と左右の浅い丸の形で、木を彫る時にスライスする様に使え、木の逆目を乗り切るのにもベストなのです。)
途中経過
途中経過
a) A6サイズの新聞紙を刃先の端から端までスライスし、ひっかかる場所があればそこに傷が残っている。
b) 研げ始めた刃先の箇所は、刃裏に反りが出てくる。
刃裏を見て、全体に鈍白く光る極細い線が連続すればOK。
[注意]
研ぎの初めから同じ場所を4.5回往復してみてその線が出始めるようだと、研ぎの角度をたてすぎ、刃先だけを研いでいるのです(それを専門用語で、刃をまるくする という。例えると釘の先のように鈍くドンになり、切れ止む結果になります。シャープ鋭くでなくては!)
② 刃表を横方向に研ぐ。
[ 刃物の持ち方]
親指と人差し指で左右の端を持つ。小指と薬指の間に柄を入れ挟む。
(この手幅の2点が角度を確保し、ぐらつかない様に安定さす。)
[このように研ぐ]
砥石の向こう(体から遠い側)に行った時には刃物の手前を、こちらにきたときには刃物の遠い側を、砥石に接させ、大きく往復させて研ぐ。
[注意点]
縦研ぎの直線部分を思いおこし、柄の先と刃の角度を保持すること。( ぐらつかせない= 刃先を丸めない )
[横研ぎ後の画像]
③刃裏を研ぐ
[注意点]
銘を打ってある場所を研ぐ気持ちで上下に動かす。その結果、刃先はついでに研げてしまう。
意識が刃先だけに集中すると、その分 鈍角化する。
縦に直線に研いでいるのが見えます。
この二寸三分は岡安銘でした。上野御徒町の岡安鋼材店は、以前 小信の鑿も扱いほんの一時期は岡安銘のもありました。現在は木彫のみは置いてありませんでした。
④仕上げ砥石で、表を横に研ぐ。
⑤刃裏用の仕上げ砥石で、裏を研ぐ。
仕上がりました
材は桜 野天で十年以上ほっておかれたものですが使えます。 チェンソーで粗取りした木口を鑿で彫る。
左右のノミ跡の深さの違いが見えますか。
二本のノミの弧の傷跡を、左端につけました。
(彫刻刀の鍛冶に注文する時はこのラインを添えると、そのように作ってくれます。)
[追加]
使用中ノミの、カツラの画像
鋼鉄製の玄翁で強く打っても、この状態は維持されます。
逆に、鉄が被ってくるようだと、すぐに外して修正せねばなりません。
二羽のトンビが上空で弧を描いていました |

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