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道具 手入れ.研ぎTOOL

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刀を久しぶりに使おうと思い軽く手を入れる。
ついでにfotoでアップします。
研ぎの前回、平鑿の刃の形が『はまぐり』でしたが、今回のもそうです。
画像中にも書きましたが、この形だと、彫る時に様々に柔軟な使い方が出来ます。
直刀だと切れている場所がいつも同じ切っ先の一部と言うことになるし、
曲面を彫る時に自分の刃が邪魔をしてしまう。
その欠点を補えるのです。
研ぎも慣れると早い。まあ3分や5分は金属量が少ないですが。

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研ぎの続きです
普段平鑿はあまり使わないけれど、ちょっと細工に必要になった。長く放っておいたので研がなければ。
平鑿の研ぎは時間を食わないので10本ほどを40分かけて。

ひどい刃こぼれはないので中砥を主に。表(側)を白砥か青砥でまず研ぐ。さらに会津の砥石で研ぎ、つぎに裏のかえりを軽く研ぐ。錆がきているのはしつこく。あと、しあげをかける。
研ぎあがりを他所様に見てもらえるできあがりにはほど遠いがfotoで公開。

!!注意点!!
 裏を研ぐときは絶対に刃先だけをとぐことのないように。根元の刻印と刃先が同時に砥石に当たる様に..(裏は金床で裏だしをして、金砥、金剛砂で糸尻をつくってと言うのが本来です。砥石だけで裏を研いでいくとそのうちべたうらになってしまう)

 刃の形は「はまぐり」に研ぐ。大工のみのように真っ平らだと鑿の左右両側の端が彫り跡がについてしまう。それをさけてこの形に。彫り跡が、ごく浅い丸のみに近い。

 刃表の研ぎの方向は2方向ある。縦方向横方向。
 縦の方向に研ぐには、右手は鑿の柄をにぎり、左指2本(人差し指中指)を刃先近くに配し、この指の腹で角度を聞く。今どの部分に刃と砥石が接触しているかを指が見る。
 横方向の場合は、右手の親指と人指し指ではさみ(ゆりかごのように)向こうこっちとうごかす。この方法は刃先の角度が丸くなり易い。

 fotoにありますが名倉砥は仕上げ砥石の表面を更新するためと砥くそをだしてその粒子が刃物とのあいだに入って研ぎに参加します。
 fotoの「すーっと水が逃げる角度」というのは刃物の角度が砥石とぴったりした時の状態です。!!!!!
その角度を保ちながらそっと前後にゆっくり動かせばいいわけです。向こうに行く時とコチラに帰る時に同じ角度に保って。
 水、砥くそは新聞紙で拭います。切れ味もそれで試します。刃に傷が残っていると紙を切った時に引っかかるからわかります。


 foto 下から2枚目 かつら/鑿の柄の割れを防ぐ為の鉄製の輪っか/のはめ方の良い例、悪い例。
中央は柄を少し削りすぎているもの。右は不良、使っているうちにカツラが浮いてしまい隙間ができてしまった。ひどい時には指の肉がここに挟まる。

 foto 最下段 五分鑿、同じ物が何本かあり、変形をつくった。狭いところに必要だったので...

 

 

玄のう の柄のすげ替え

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 ずいぶん長い事そのまま使っていた玄能の柄を取り替えることにしました。
 私は全ての彫刻制作にこの玄翁を用いる。
 彫刻鑿の一部映像をコチラに http://blogs.yahoo.co.jp/k_i_a_r_i/24015126.html

 小信の鑿は全部でこの箱五段ほどありますが正確には数えてないので?
 他に上野の宗意や京都で購入した鑿、あるいはイタリアで使った西洋鑿もあるし、突きのみとか大工鑿の平と外丸その他かなりあるが、皆寝ています。
 小信のホームページ http://www1.ttcn.ne.jp/~hide4.2/index.htm  

 この彫刻鑿は、手で押して使う突きのみに対して叩き鑿といい、のみの頭を玄翁や木槌でたたいて用いる。木が割れない様にカツラという鉄製の輪がはめてあります。これも使う前に養生せねばならぬが、いずれかの機会にupします。
 鉄製の玄翁ではなく木槌を使う人も多いし、音がしなくていいとゴムハンマーを使う方もいますが、私はこれしか使いません。右手の打つ力が直に鑿先に伝わります。ゴムは打ってから間を置いて伝わるのが実にまどろっこしい。木槌も打つ力が弱くわたしにはダメです。制作に関しては私は気が短いところもありますので..。

 美学校の小畠彫刻工房へ入校時の教材の玄翁は、ふつうの丸い頭のものでした。
が、一年経った頃、事務局の故リキさんが上野御徒町の岡安の鋼材を五日市の高水鍛冶屋に持ち込んで生徒の数だけ大小一組の玄翁を作ってもらった。重さが何匁かといったが、忘れてしまったので今回計量するとほぼ700g大雑把にいうと二百匁だ。

 手習いの最初のころは手を叩いて青あざになることがままあった。入校して2年目に、のちに芸大教授となる石彫家のT先生が東海大学の芸術研究所から移ってこられ教えを請うた。その中のひとつに鑿の柄の付け方もあった。頭と柄の角度のつけかたを習い、それ以来、手を叩くことがなくなった。思い切り強く、思う様な角度で鑿を振るえる。優秀な師に出会えて有りがたかった。

[ 柄の付け替え行程 ]

① 玄能の柄を外す
 fotoではバイスを使って柄の頭を鉄棒でたたいてぬいていますが、座って両股で浮かしてたたいてもできます。(足が痛かったら厚板をコの字にきりぬいてそこにはさんでみたらどうでしょうか。私は時間のかかることはしませんが。)

② ここが一番肝心なところです ! !
 玄翁で鑿をつかう時、打つ瞬間、玄能があたる部分の頭の角度が鑿の頭とぴったり密着できるような角度を、言い方を変えると、玄翁の頭の鑿に接する部分と90度ずらした前後の長い方向が、鑿の柄の方向と一直線になる様にする。
 打つ力が彫る対象(彫刻する材)にストレートに伝わるように。
 力の方向がずれてはいけない。ぴったり合わさってこそ、強くもたたけるし、彫り進むる角度を自在に変化させることも可能になります。
 具体的には
 ❶打った力が身体側、内側に力を向けられる様に(力が外へ抜けてしまわない様な設定)、柄の木の微妙な曲がりを上手く使う。それを予定して曲がり方の良いのを購入します。

③ 木の向きが決まったら、木の頭に、鎚の頭の穴をトレースします。

④ 穴に入るよう鉈で余分な部分を削ります。決して削りすぎてはいけない。入らない大きさで。
 ❷fotoに書き込みをしましたが、
 柄を据え終わった完了時に、鑿の打撃面を地面に置いた時に、柄の尻が地面にぴったりつく角度(中空に浮かない)を設定して、なたを使います。
 具体的には、けずる背側は先を多く手前は少なめに、腹側はその逆に。
 
⑤ 軽く差し込んでみて、角度の調整をする。
  削る。差し込む。
  削る。差し込む。無理なくらいが良い

⑥ 玄翁の頭と反対側、柄の尻の木口部分を他の玄翁でたたいて無理矢理はめ込む。とりあえず入りました。

⑦ 次に大事な箇所 ! !
 使用するときの右手の握り部分、中指.薬指.小指の当たる場所を削る。
 柄の尻はやや太くなっているほうがつかみ易いし、抜けにくいのでそのように作る。

⑧ 木工用のヤスリで削る角度を調整する。下のヤスリは重宝で銀座の伊東やにわざわざ買いにいきます

⑨ 仮の完成
⑩あとは使いながら調整する。


◉最初に柄の長さを切りそろえなければいけなかった
 完成時に柄の部分が、そろえた人差し指から小指までのこぶしで二握り半。
 初心のかたはゆるくつくりすぎて短くなってしまうことありますから⑥終了時までやや長くしておいて⑥の後で切るのが良いかもしれない。そのときも加減長めに。使用しながら最終的に整える。
 長すぎると、使用時に、柄が腹にぶつかり思う様に力が入らない。

◉柄の素材は牛殺しという名の木です。私は地元の工具材料やさんで買います。[東京福生市熊川の樋口商店][東京上野御徒町の岡安鋼材にはあると思います。ここはは石彫家が使う店です]
 牛の鼻輪に用いたという説がわたしには納得できます。(屠殺につかったというのは?)
 カマツカという樹だそうで。、写真はこちらにあります
 http://shinrin.cool.ne.jp/sub143.html
 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/kamatuka.html

刃物研ぎの話2

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今日は私の『刃物研ぎ』との出合いをアップします

 現在の私はいわゆる現代美術の範疇に属する彫刻を木彫でしています。(私にとって分類などどうでもいいんですが)
 美術を始める前は早稲田の文科系に在籍し美術に特別関心は持ってはいなかった。(坂崎乙郎さんという美術評論家に習ったのはドイツ語で、彼と私は交互に授業を休み年間で8日お会いしただけ。でも成績は優)確か生徒は10人程。近所の”茶房”で映画話などで時間を過ごした。当時の私は地方から出てきた初年度で、坂崎さんの話の何割りもが通じていなかったと思う。が、もしかするとその数年後に美術を習い始めた遠因はここにあるのかも知れない。(生徒をもつ身になると、いますぐには通じないだろう話でも、いつかきっと効いてくると思って教えることも多い。多分生徒はそのようなこと感じてはいないが。)

 ある程度の年齢になり全くの素人から美術を始めた私なので、特殊なプロ世界を一般言語に置き換えて説明することができる。そんなことから、美術家になりたての若輩ものが市民木彫講座にも関わってきたし、また今ブログにとりかかってもいる。美術にとっかかりがない方や、勉強中の若い人たちに見てもらえたら幸せです。

 『研ぎ』は「美学校」で彫刻の師匠から正式な研ぎを習いました(25才)。
 師匠の教程は少年高村光太郎の修業時代、紅葉、ネズミや羅漢のレリーフにみられる伝統的な教育方法で始まりました。

........小刀がどうやら研げるようになると、地紋の稽古をやらされた。地紋は仏師の方の伝統で ... 全く手に負えない。然しそれをよく彫る為には刃物も研がなければならぬしそれで刃物のことも解って来る。 ... その稽古は檜の材に限って、今見ると勿体ないような五寸角で裏表やったものだ。一番初めに縦横の線だけのものをやる。一つの枠の中に四本の溝を同じ間隔で彫るのだが、その深さがなかなか揃わない。深さが揃っても今度は総体に深過ぎたり浅過ぎたりする。深過ぎると何かギリギリしてギスついた地紋になり、浅いと嵩のない弱いものになって了い、丁度いい深さというものが幅に比例してあるのだが、それがなかなか呑込めない。その幅、深さの関係が非常にうまく合わないと地紋のよさが出て来ない。昔はそんなことは決して説明はしなかったから、「此は面白くない。」と言われるだけで、何故よくないのか分らない。同じことを新しくやり直す。.......[高村光太郎「回想録」より]

 ずぶの素人がいきなり桧板にカンナをかけ左右の3分の小刀で4種類の直線を彫り込む練習から始めます。
  [以下次回続く]

研ぎの技/包丁の卷き

刃物と研ぎの話を書こうと張り切ったのですが
完璧を目指したら大変なことになったので 
方向転換

googleで検索し、よく出来ているhomepageにお手伝いいただくことにしました
ネット情報は量多くして質の善し悪しの判断が難しい。
プロがセレクトし、整理した情報発信も必要なことかも..と、よけいなお節介を。

1)包丁は下記の2件のホームページをご覧下さい
木屋 http://www.kiya-hamono.co.jp/
吉田金属工業株式会社YOSHIKIN  http://www.yoshikin.co.jp/j/maintenance/maintenance_01.html

 『木屋』は日本橋三越本店前にあり、ときわ画廊や田村真木画廊から銀座方面へ向う時に刃物を眺めに時々たちよった。公民館の市民木彫講座で研ぎを教えた時に包丁の研ぎも尋ねられ、自己流では と思い木屋で”正式な包丁の研ぎは?”と教えを請うた事がありました。私が彫刻屋だ というと、プロの方に指導することなど出来ないと恐縮されながらも研いで見せてくれた。

 私が包丁の研ぎに使っている砥石は木屋の中砥♯800です(『KIYAのホームページの ホーム>メンテナンスー主な砥石の説明』にでています )。

 研ぎは包丁に限らず、なるたけ時間を短く、研ぎすぎず を良しとします。この砥石で包丁はきれいに早く研げます。(天然砥にも良いものがあります。が選びにくいし手にも入れにくい。)包丁の場合はこれ一丁で仕上げ砥石を使う必要はありません。仕上げ砥であまりつるつるにしすぎると切ったものが刃にくっつき離れにくく調理の目的からも外れます。
 上記の『吉田金属工業ホームページ>包丁の研ぎ方』にも『包丁の切れ味は「刃先の鋭さ」と、刃についている「目に見えない鋸の目」の2つの側面があります。...』とある。このノコギリのようなギザギザ状の切り幅が大切なところで、これがないとぴたっとくっついてしまい動かしづらい事になってしまいます。
 砥石の♯oooという粒子の粗さが研いだ刃物のぎざぎざの粗さを決定します。
 入手し易いキングの(濃い茶色の)中砥だと♯800か♯1000を使いますがこの中砥で研いだ後に仕上げ砥をごく軽く使います。
 大きな刃こぼれは中砥では無理で粗砥/(黒色の)カーボンストーン で刃こぼれが見えなくなるまで整えてから中砥にすすみます。電動工具の刃物研磨機(私はマキタの9800)を使っても結構です。

研ぎのポイントは
 刃物と砥石が作る角度を固定したまま前後に動かすこと。
慣れない方は、研ぎの行きと帰りが、角度が違ってしまう。手前に引く時に少し持ち上げてしまう。力を抜いて軽くゆっくりとする方がうまくいきます。
 砥石に対してハスに構えるのも、角度を一定に保ち易い様にと言うことからです。

ステンレスと鋼の包丁の研ぎの違いは
 ステンレス製のほうが、角度を深く研ぎます。


疑問質問がある方はコメントして下さい。
”手取り足取り”とはいきませんが”かゆいところに手が”となれば良いなと思います。


次回は 
2)彫刻刃物です
http://www1.ttcn.ne.jp/~hide4.2/index.htm


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