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ピコ通信/第152号
発行日 2011年4月25日
発行 化学物質問題市民研究会
URL http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
>大震災・原発の問題
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nuclear/nuclear_master.html
>欧州放射線リスク委員会(ECRR)によるチェルノブイリ事故の犠牲者数と福島第一原発 低放射線曝露によるがん発症者数予測の紹介(ピコ通信第152号(2011年4月25日発行)
かき出してみました。ちょっと面倒くさいのですが当局側でないものも知って置いた方が良いなと。
以下です。
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低レベル放射線曝露の長期的影響
晩発性障害(がん、心臓病、免疫系、先天性障害、DNA損傷の影響など)
1)国際原子力機関(IAEA)や国際放射線防護委員会(ICRP)
2)これらの機関は原発推進勢力と強いつながりがあり、真に人々の健康を守ることはできないと批判している欧州放射線リスク委員会(ECRR)という学者グループ。 1997年設立。
■チェルノブイリでの犠牲者数
1)4,000人と発表 IAEAとの間に協定のあるWHOは、それを追認。
2)1986年から2004年までの18年間に98万5千人が死亡。
ジャネット・シェルマン博士はアメリカのインタビュー番組で『チェルノブイリ:100万人の死者 』と題する番組に出演、、以下
IAEAが死者4,000人とするチェルノブイリ・フォーラムという報告書は、350の論文に基づいて いるが、それらはすべて英文で公開されている資料であった。
ヤブロコフ博士たちの死者が98万5千人とするベースは5,000以上の論文であり、
それらは英語に限らなかった。また、医師、科学者、獣医師、保健師など実際に現場で
地域の人々の病状を診ていた人たちの証言も取り入れた。
1959年にWHOとIAEAとの間で結ばれた協定は一方が他方の承諾を得ることなしに報告書を 発表することを禁じているので、WHOはIAEAの許可なしに報告書を発表できない。
2)■ECRR放射線被爆評価モデル
ECRRは、2003年に最初の勧告(ECRR 2003: 放射線リスクに関する欧州委員会勧告−放射線防護を目的とする低線量放射線曝露の健康影響)を発表。 2010年にECRR 2010として改訂。
2)■福島原発低レベル放射線曝露によるがん発症者数予測
IAEA及び日本の公式ウェブサイトのデータを使用して、がん発症数を推定。ふたつのモデルを用いる
▼トンデル・モデル
スウェーデン北部でトンデル博士により実施された研究に基づく。チェルノブイリ後10年間のがん
発症率を検証。
地表1平方メートル当りの放射性降下物の放射能量100kBq毎に がんが11%増加するという発見
この係数を福島第一原発100km範囲地域 IAEA報告1平方メートル当り平均600kBq を元に計算
100km地域の人口330万人/今後10年間で事故前よりも66%のがん発症増加予測
2012年〜2021 103,329の余分ながん
100km〜200km地帯の人口780万人に120,894人の発症 合計224,223 人
▼ECRRモデル
(生体で様々な放射性核種が様々な挙動をするということに基づきECRRが勧告する重み係数から引き出すもの)
100km圏内で191,986、100〜200km圏内で224,623 合計416,609となり、
うち 208,310 が最初の10年間で発症
1)▼ ICRPモデルは、50年間で余分ながん発症は 6,158 としている。
ECRR2009年5月6日レスボス宣言
ICRPが使用するある放射線曝露リスク係数は、チェルノブイリ事故での特に胎児や幼児期の放射線 曝露への適用には不適切であることが示された。
ICRPリスクモデルは、事故後の曝露にも、合併放射性物質(incorporated radioactive material) がもたらす内部被爆にも、効果的に適用することができない。
ICRPリスクモデルは、放射性核種への曝露によるDNAへの影響を明らかにできない。
ICRP リスクモデルは、特に遺伝子の不安定性のような非遺伝的影響や、間接的又は二次的影響の
新たな発見について考慮していない。
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かなりシンドイ数字がでてきている
しかしチェルノブイリ後の25年間を追跡研究している現場の学者たちの出したひとつのモデルなので覚悟はしておかねばならないだろう。
当局はこんなのはおおげさで風評被害を、、、というに決まっているが、
岩波現代文庫『チェルノブイリの祈り』の中に何重もの障害の子を持つ母親の証言がある。
この障害を原発事故によるものと認めさせるのに4年かかったと。
その前に亡くなったら、原発事故の犠牲者数にはカウントされなかったことでしょう。これが当局の方法なのだとよく分かります。
☀☀☀ 福島の方 以下重要のでご覧下さい☀☀☀
東電 政府が、 補償/救済を拒む意図でなされる長期間にわたる情報隠蔽に対しての自衛手段をよびかけています
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http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-4619
欧州放射線リスク委員会の勧告、最新版(6月4日)
以下内容の一部
福島事故後、市民はご自分で健康調査を行ってください
福島事故5000人調査計画について:
福島事故の当初から私たちが申しあげていた通り、健康に対する長期的な影響は深刻なものにはならない、と官僚は言っています。政府及び東京電力側にある対策責任不履行に対し法律上求められるはずの補償/救済を拒む意図でなされる長期間にわたる情報隠蔽がはじまっていることを示しています。
欧州委員会は市民の側が独自の調査体制を立ち上げることを勧告します:
○早急に汚染地域で5000人規模の調査組織を立ち上げる
○アンケートによりその方々の健康を調査する
○同じアンケートを用い、2014年にも健康調査を行う
○同じ調査を2016年にも行う 以下略
http://www.akita-kenmin.jp/kankura/110604ecrr.pdf
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