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イタリアの宝石 モニカ・ベルッチ(1964~)のファンです。
若い頃には、ソフィア・ローレンやクラウディア・カルディナーレが好きでしたから、私の好みは一貫しているようです。もっとも最近は、キャメロン・ディアスやキーラ・ナイトレイも 好んで観ますからずいぶんと幅がひろがってはいます。
以前にみたトルナトーレ監督『マレーナ』(2000年制作)は彼女の代表作。
2次大戦に翻弄される超美人の人生を10代の少年の眼をとおして描いた名作。
第1画像は村の男たちの視線を独り占めするマレーナ(35.6の彼女の美しさが輝く)
第2画像は夫が戦死したあとナチ将校のや米軍と関係を持った彼女が、村の女たちから殴打や髪を切る暴行を加えられた場面
逆境にも毅然と立ち向かうどうどうとした美しさに打たれます。
そして、いま読んでいる短編ジョバンニ・ヴェルガ(1840~1922)の『ルーパ』(1880) から、『マレーナ』を連想しました。因にルーパとはイタリアーノで雌狼のこと、娼婦や官能的な女の意味も。
編訳者の武谷なおみさんがあとがきで書いています。
「エトナ火山を背景に太古の自然そのものが主役であるようなこの作品は、ギリシャ神話の穀物の女神デメテルがシチリアで冥府の入り口に立つ姿を彷彿させる。麦畑の焼け焦げるような太陽のもと、獣性と聖性が渾然一体となったルーパの美しさは、社会から疎外された女の孤独とみなす解釈など吹き飛ばしてしまう。、、官能的なシチリアの凄みを味わうにはこの短編は不可欠なのだ」と。
以下は本文から
「背が高く、やせてはいたが、胸だけは固く豊かに引きしまり褐色の髪の女にふさわしかったーだけどもう若くはなかったーいつもマラリアにかかっているように青白く、その青ざめた顔のうえに、びっくりするほど大きな二つの目、そして濡れた真っ赤な唇が、あなたを食いつくす。、、」
「、、ルーパのあの射すくめるような目で見られると肉体も魂も奪われてしまった、、」(娘婿のナンニ)
「、、ルーパは、彼が青ざめた顔で目を血走らせ、太陽にきらめく斧を片手に近づいてくるのを見ても、一歩も後ろにひかず、目もふせず、両手いっぱい真っ赤なケシの花束を握りしめて、彼に会うまで歩きつづけた。あの黒い目で男をむさぼり食いながら。、、」
このイメージからは、モニカ・ベルッチよりもソフィア・ローレンのほうが近いかもしれない。
モニカ・ベルッチは超美人なのにもう少しおとなしく穏やかだ。だからかあまりいい役に恵まれていない。
そう思っていたのだがはまり役?があった。彼女の美貌が映えます。主役ではありませんが、、
『魔法使いの弟子』 (2010)の魔女
『ブラザーズ・グリム』 (2005)の鏡の女王。 深い森の塔の上に住むのは、ラプンッツェルと同じです。
どちらの魔女もこれで完成だという時に、魔法陣が崩れて魔女が崩壊するのです。
だれかモニカ・ベルッチに魔女が主役の映画をつくってくれないかな。
この一月程の間に見たおすすめのイタリア映画 全部が満点です!!!
『ライフ・イズ・ビューティフル』(La vita è bella)外国部門なのにアカデミー主演男優賞
ナチのユダヤ人の収容所送りを、子供もみれるようにつくれている作品。
ピノキオの監督が、主人公。奥さんも妻の役で。
『ボローニャの夕暮れ』(Il papà di Giovanna)2008年
殺人を侵した精神に障害をもつ娘と父親母親がつきあっていく話。逃げずに正面から。
『息子の部屋』(La stanza del figlio)は2001年。カンヌのパルムドール賞
幸せにくらす4人家族に訪れた息子の死。これも監督自らが主役です。
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