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栗の樹は、この春に「伐るけれど要るかい」とHさんから連絡をもらい運び込んだもの。試し彫りをしたが密度も良いし割れもこない。今のうちに皮を剥いでおく。
まだそれほど喰いすすんでいない。危なかった。
多摩の仕事場でだったらば、木の上に転がしておけば鳥が見つけて食べにくるが、ここでは鳥の個体数も少なく?、その上私がビギナーなので彼らの情報網に登録されていない。釣りのシーズンでもないし、排除した虫の持って行き場がなく、止むを得ないとは思うが、ちょっと気持ちがおさまらぬところもある。
ふと、大正生まれのAkiraさんが柳の虫はうまいんだといっていたのを思い出し、唐突であるが、思いきってかじってみた。生きた生ものなので気持ちのいいものではない。一齧りするのがやっとのこと。そういえば、柳の虫は焼くと言ってたっけ。
栗の木喰い虫は、生の栗の味がしました。
ガレージ脇の松の樹は、上へ〜と延び、野生状態になってしまっていた。水道工事の障害にもなったので、この春に伐ってしまった。脂も出始めていので、材としての良い状態を期待はしていなかったが、案の定しっかり喰われていました。
大きな虫喰いの孔があちこちに空いている。
マツノザイセンチュウの寄生先のカミキリムシでなければいいが。
燃料用となりそうである。
桧
この桧は製材所の処分品を手に入れたもの。
檜皮を剥ぎ、まずヒビの入った端10cmほどをおとす。
桧の匂いが充満する。
彫刻手習いの最初は運刀練習。材は尾州柾目の桧五寸角、杉並区の桧専門店へ買いに出かけ、それに何日何十日も四苦八苦して砥いだ鉋をかけ、彫刻刀の砥ぎを習い、直線、片切彫り、紗綾形や麻の葉等の幾何学模様の彫り、牡丹等の絵模様の彫りへと、同年輩の二十人ほどが競い合った一年。
桧の木屑の匂いで記憶がよみがえる。
この桧を輪切りにして、試し彫りをする。
細かい年輪で、確かに木曽の育ちだ。
白太部分が16本。残りの中心までざっと数えて74本。樹齢90年。
芯持ちのまま使うので、少しのヒビは気にしない。
鑿当りも気持ちがよいし、期待に昂ります。
檀香梅。春を待つ。スタンバイOKです。
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