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30になったばかりの頃、公民館の木彫講座を受け持った。
いまでは公民館がコミュニティセンターなどに変った自治体もあり、最近では全く聞かれなくなった社会教育事業としての講座である。
小泉改革路線によりこのようなことは民間がやれば良いと言う風潮が主流となって久しいが、私はそうは思わない。
公民館というような公共施設でやってこそどんな方でも参加が出来るし、ペイしなくても開講出来る。
地域の文化水準を維持して行く、あるいは向上させることが、その地域の、明日のより有効な活力の基をつくるのだ。
その時を楽しむ、癒されるという最近の消費型の文化は、地域の力を貯えて行くことにならない。
消費するばかりでは、地下水位が下がって行くばかりだから、な に か を注入していかねばいけない。
自治体が社会教育事業をする意味はそこにあるのだと思う。
さて講座の話しに戻します。
講座の生徒さんには高齢の方も、またさまざまな職種の方もおられた。
どんな質問にも対応出来るようにと、さまざまな分野の本を買ったり、自分では使わない道具や材料にも手を出したりと、いろいろと勉強をした。
おかげで今ではどこから攻め込まれてもビクトモしないつもりではある。
初心者のかたがほとんどなので、教本をつくったりもした。
が、実技の世界なので、見本を作るのが一番手っ取り早い。
その一部を紹介します。
(仕事場を片つけていたらこれらが出てきたので、この記事になりました)
八匹の狐(ツバキ) 秋田の民芸品からつくり出したもの。
本家のものは顔に段差を細工してあり色つけもしていない。 江戸とか前の時代の狐のイメージである。
1)年輪の中心をとおるように、ナタで8つに割る
2)顔面を鼻先にむかって斜めにおとす。同時に左右をおとし顔面の膨らみをつける。
3)耳を彫る。耳の後ろ側も斜めに少し落とし、後頭部とする。
4)鼻先の下側を落として、下あごをつくる。
5)アクリル絵の具で彩色する。耳の内側、鼻先、目とアイシャドウ。
因にこの狐は、朱―耳、青ー目、金ー鼻先とアイシャドーとしているが他の色でも良い。
補)6つ割りだと狸。4つ割りだとパンダ、、、
樹種により割れ方がかわりますから、さまざまな樹を試すこと。
径が10cmほどで可なので、枝落としの樹で良い。皮付きなど違う風情の狐もお楽しみ。
8つの割れ口それぞれことなります。幼児用の立体パズルとしても良いと思います。
[ 身近なものを模刻する ]
デリシャス系のリンゴ
振ると、虫食い穴の奥でなにかがからからと音がする
ノコギリを入れるための見本 ビワの実(チーク)
アユ(ヒノキ) 尻尾が欠けて紛失 ホウボウ(エゴノキ)途中行程見本
使用して欠損状態
行程見本
柄の下の垂直線はノコギリを挽いた隙間
レリーフ行程見本
ツタの葉、ピラカンサとメジロ、クレマチス
(ツバキ)
茶托 行程見本(カツラ)
[ 抽象的な形にすすむために ]
上2つは チーク 下は エンゼルローズ 共木で磨き 無塗装
幼児の為の おしゃぶり (すべてヒノキ)
いちばん左の骨様のものが気に入ってしっかりしゃぶられています。
その他
上/スタンプ
左/和菓子型
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