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9月はなんだか忙しくしていて、あっという間に過ぎた。 建物の中にいてあまり空気の変化を感じないうちに、 あっという間に秋がきていた。 連休&誕生日だったので、久々にゆっくり遠出でもなんて話していたけれど、 スーパー台風が接近中だったり、色々仕事に関わる用事ができてしまい、 なんだかんだで旅は中止になってしまった。 でも誕生日は折角だから、夫と1日何か楽しいことをしようと、 都営地下鉄の「秋」のワンデーパスを買って、 何も決めずに行き当たりばったり電車に乗った。 なんとなく、麻布十番で降りて、ピザでお腹を満たして、珍しく昼間からお酒を飲んで。 (私はジンジャエールだったけれど) ぶらぶらと商店街を歩いて、本屋を覗いて、六本木ヒルズに辿りついた。 2人でなんだか懐かしくビルを見上げた。 福島出身の夫との初めてのデートは栃木で登山だったけれど、 東京での初めてのデートは六本木だった。 なんでここを選んだのかも思い出せないけれど、東京が見渡せるところと思ったのかもしれない。 六本木ヒルズは屋上に出て風を感じることができる。 ここ半年くらい全く美術館に行けていなかったので、アートを観ることにした。 夫は特に自分からアートを観にいく人ではないけれど、 私が観たいというとスキーシーズン以外は(ここは絶対だ)特に何も言わずに一緒に来てくれる。 森美術館の「リー・ミンウェイとその関係展」 アートを専攻して、20代はすべてそれに向き合っていた日々だったけれど、 イギリスから帰ってきて、すっかり生活は変わって、色々試されている日々。 展示会に足を踏み入れるとやはり血が騒ぐというか、楽しい。 でもあえて、その楽しさに足を踏み入れない、みたいなところも自分の中に少しある気がする。 誕生日だったので、ここは逆らわず、偶然の必然に身を任せることにした。 田中功起さんのビデオ作品に釘付けの夫。 永遠に続く下ごしらえの映像。彼は料理好きなのだ。 作品とパーソナルなことと、そこから繋がって行くハプニング。 「ひろがる花園」から花を一輪摘んできた。 花を摘む条件は上記の通り。 作品はなんとなく遠巻きに見守られ、あまりお花をもらっていく人はいなくて、 お花を引き抜いていくのも、 ひとりギャラリーの中でガーベラをピローンと持っているのもそれだけで、 ちょっと普段はこういう空間で許されないことをしているような不思議な気持ちになるけれど、 これも作品を遂行するため。 誰に渡そうか、その後色々考えていた。 夕食をとったレストランで色々とお世話をしてくれた店員さんが女性だったから、 候補に上がったのだけれど、常に何かをしていて忙しそうだし、 飲食店だし突然お花をもらっても衛生上の問題があるかなとか、色々考えすぎた。 食事が終わって、お花をひと時夫に預けて、 トイレの中でも次にびびっと来た人に渡そうと、はりきっていた。 こんなにまだ出逢わぬ他人を意識したことは、多分人生で初めてだと思う。 トイレから出ると夫の手には花がなかった。 「あれ?お花どうしたの?」 「アートを完結した。」 通りすがりのおばあさんに 「これは人から人へ届けるお花なので、よろしかったらどうぞ」と渡したそうで、 「まあ嬉しい、早速お部屋に飾りましょう」と言って喜んでくれたそう。 なんというか、完璧すぎるほどに遂行していて羨ましい気持ちに。(笑) リー・ミンウェイさん、やりましたよ。 よい誕生日になりました。
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はぁーーーー、すごいね
かおちゃんがあれこれ心を砕いても、ちょっと余所見をしているあいだに
「ご縁」のお相手を見つけてしまう
彼が探しているものを、あなたが見つけることもある・・・でしょ。
おめでとう、お誕生日、元気でいらして・・・
この作品展についてはちらしを手に入れていたから
どんなんだろう???と想像していたので
記事にしていただけて、伝わるものがありました。
ナイス
2014/10/15(水) 午後 6:06
Poeさん
そうなんですよ!すごいのです。
ちょっと余所見をしたうちに。
私にないものをもっているな〜と思います(笑)
ありがとうございます!
Poeさんもよい秋をお過ごし下さいね。
2014/10/16(木) 午後 10:57
お誕生日おめでとう。仲良しでなにより(^-^)
素敵な旦那様だなー。うらやましーーっ!(笑)
2014/10/18(土) 午前 11:26
Chieさん、お久しぶりです!
ありがとうございます!
お花を手渡すところを、本当はリアルタイムに観たかったのですが、
こういうことは、タイミングが大事なんだよ〜と
なにやらえっへんという顔をしておりました。面白い人です。(笑)
2014/10/19(日) 午前 1:12