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14日から怒涛の忙しさで更新がぴったり止まってしまいましたが、
思い出しつつ、記録したいと思います。
19日がオープニングだったのでこの期間は本当に毎日スタジオかエキシビションスペースへ通っていました
天気がとても不安定で、スコールが頻繁にあって、びしょびしょになってしまったことも!
でも曇り空がたちこめてなかなか雨が降らないよりも、勢い良く雨が降ってくれたほうが、
なにかとても気持ちがよくて、雨上がりのきらきらした感じが印象的でした。
イギリスはあまりこういう雨は降らないので、友人にSquallといっても通じなくて、
Kaoruの発明した言葉じゃないの?なんて言われていましたが、
プラハのアメリカ人の友人に言うと、やっぱり所により気候の激しいアメリカ、
勿論知っているよ、でもSquallは船舶用語?らしく、
普通の会話の中で使うには詩的に聞こえるそうです。
展示会場でのセットアップは難しかったけれど、いい経験になりました。
10年間廃墟だった建物なので、パワーの接続などがまだ復旧状態にあって、
30分電気が使えたと思ったら、またカットの繰り返しだったので、
機材が使えない上に、夕方になると部屋が暗くなってしまうこともあって、
アーティストたちは頭を抱えていましたが、なんとか踏ん張ってました(笑)
そうしてもう一つの経験は、他のプロジェクトとの折り合い。
普通は展示の前に事前にどういう風にスペースが割り当てられ、
誰がどんなことをするのかクリアーになっているはずなのですが、
今回はちょっとそういう部分が緩いというか、コミュニケーション不足のため、
オープニング数日前に私の展示している部屋の窓を使って、
他のアーティストがプロジェクトをするということが明らかになり、
突然、真っ黒なカーテンや、大きなライトが設置されて面食らってしまいました。
夜10時から毎日建物の前面にある窓全てにカーテンとフィルターをつけて
ライトアップするというもので、何も知らされていなかったので、
窓側に色々オブジェクトを配置していたり、
全体の空間の中でその黒いカーテンやライトは物凄い強さだったので一応抗議はしてみたのですが、
建物前面の窓はすべてこのプロジェクトに使われるので仕方がない、
我慢してくれというような感じだったので、
事前に趣旨を伝えてくれたらこのスペースの活用法も違ったかもしれないのだから
それは少しプロフェッショナルに欠けるのではないかと話すと、
多くのアーティストが参加しているのだから仕方ないのだというようなアーティストの言い分に
納得はできなかったけれど、
キュレイターすらも自分の管轄外のプロジェクトで知らなかったというような状態で、
オープニングに近づいていくうちに、
私はロンドンのスタンダードをもって自分の中のベストを追求しようと思っているけれど、
プラハは(少なくともこのエキシビションは)
そういう意味ではもっとラフでリラックスしているのだなということがわかってきて、
最初からそういうスタンスがわかっていたら自分の中でも別の用意の仕方があったけれど、
これはもう不可抗力で、この中でできることをするしかないと割り切りました。
こういうことも勉強の一つで、状況の変化に対応できる柔軟性をもっと身に着けなくてはと思いました。
プラハだから可能なことというのもあって、ロンドンでは安全基準上絶対許されないことが、
このショーでは大幅に可能だったりもして、大雑把で面白い部分も沢山ありましたが、
ディテールや構成が大事な自分の作品には少し合致せず、苦しんだ部分もありました。
でも無事にオープニングを迎えることができてよかったです。
続く。。。
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