|
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー
こんにちは、ゲストさん
[ リスト | 詳細 ]
|
|
|
|
|
|
|
「今度は愛妻家」を観る 行定勲監督による、豊川悦司と薬師丸ひろ子夫婦の面白くも切ないラブストーリー。 いやいや、豊川悦司と薬師丸ひろ子は最高ですねー。最高です。日本映画界の宝と言っても過言ではないかも。 前半は大いに笑えて、後半泣かせる。しかし、ストーリーはちょっと凝り過ぎで、ちょっと話の整合性に違和感もある、そんな作品です。 まぁ、「あんまり深く考えずに笑って泣く」ってな感じで観た方がいいかと。 さっくりとストーリーをご説明しますと、元一流カメラマンの北見俊介(トヨエツ)は一年前から全くカメラを持たず、ダラダラグダグダで部屋もぐっちゃぐっちゃと見事なまでの自堕落っぷりです。貯金も底をつきそうだし、なにやってんだかなーな毎日。奥さんがいないと女を連れ込もうとするし、結婚後10年で浮気を10回もするし。 奥さんのさくら(薬師丸ひろ子)が子供が欲しいと言っても、俊介ったら全然相手にしない。 さくらが「あたし、今日排卵日なの」と言えば、「今日、オレ、アレがきちゃった!」とか訳の分からないことを言ってごまかす始末。 俊介は、わがままで、思いやりが無く、、一言で言うと、手の焼ける大きな子供のような男です。 さくらはそんな旦那を置いて旅行に行くと言って出て行ったまま、いつまでたっても帰ってこない。そこから俊介の気持ちは変わりはじめ、っていうのが出だしなのですが、、、、。 ここまでは、ストーリーにちょっと「アレ?」というところがありながらも、すっかりコメディ映画だと思ってましたが、さにあらず。 以下、完全にネタバレになっておりますのでご注意ください。 まずは、ココだけの話、トヨエツの顔が、、、。最初のアップを観た時は、本当に驚いたものです。 「おぉ、今回の主演は緒形拳だったか、、」と、ふと混乱してしまった程でございます。 さて、物語中盤で明かされるのですが、実は一年前のクリスマスに奥さんのさくらは事故で亡くなっていて、それ以来、俊介は写真を撮ることへのモチベーションを失ってしまった訳です。つまり、当初より出てくるさくらさんは幽霊なのか、俊介の幻想なのか、、、どっちかなんですわ。多分幽霊なんでしょう。 実際の結婚生活では一年前のクリスマスの時点で破綻しており、二人とも離婚を決意していたのですが、俊介は、さくらを失って始めてその大切さに気づくわけです。 しかし、大きな疑問があるんですよねぇ。 俊介はさくらが昨年のクリスマスに亡くなっているのを知っている訳だから、当然、目の前にいるさくらは幽霊であることがわかっているだろうに、それでもさくらを粗略に扱っているのはなぜなのか、、、なぜなんでしょう。 ここらへんもつながりが今ひとつはっきりしない部分なんです。ひょっとすると、奥さんに素直に自分の愛情を表現してしまうと、さくらさんが成仏していなくなってしまうから、変につれない態度を取ってしまうのかと、また、さくらもこんな子供な旦那を置いて成仏できないのではないかと、演技としてはそうは見えないんですけど、そんな風に考えると、なんとなく繋がるような気がします。 カメラマンである俊介なのに、物語中盤までカメラを一切手に持ちません。 しかし、はじめてカメラを手にし、ファインダーをのぞいて奥さんを撮影する時に、俊介はさくらへの本当の気持ちをさらけだします。 これが素晴らしいシーンでして、本当に美しかったです。 クライマックスで、俊介が心の奥深くにあったさくらへ愛を素直に伝えるシーンもグイグイと涙腺を絞ります。 俊介がさくらに「おれ、なんでお前をもっと大切にしなかったんだろう」みたいなことを言うシーンで涙腺全開になりました。 ただ、つぐのすけの印象ですが、あらかじめさくらが幽霊であることを知った状態でこの映画を観たほうが、もっと気持ちよく映画が楽しめたのではないかと思うのです。 逆に言うと、俊介の複雑でちょっぴり屈折した奥さんへの愛情が、この情報無しではちょっとぼやけてしまうのではないかと。 主人公の心が屈折しているのであれば、物語はストレートに、物語に凝るのであれば、主人公の心情はストレートにしたほうがよかったかと。 ちょっと凝りすぎたかなぁ、という印象です。 しかし、何しろ、主役二人の演技が素晴らしく、存分に堪能致しました。 脇役陣では、石橋蓮司演じるオカマのおっさん文ちゃんが素晴らしく、前半では大いに笑いを、後半ではどうしてもしんみりしがちなストーリーをニュートラルな位置に戻すいいキャラクターを演じております。しかし、見事なオカマっぷりでした。 実は文ちゃん、さくらのお父さんだったそうで、さくらが高校時代にカミングアウトしたそうです。 多感な十代の少女に突然父親がオカマをカミングアウト。 そりゃ、さくらもセーラー服で機関銃の一つもぶっ放したくなるってもんです。 万人向けの映画というよりも、ストーリー的には所帯持ちの男性が共感できる映画になってるんじゃないでしょうか。これを観た後、奥さんに優しい言葉をかけたくなること、お尻の一つも撫でたくなること、請け合いです。 つぐのすけは「なにすんじゃい!!」と怒られましたが。 いずれ、嫁は後悔するのです。「わたし、なんであなたをもっと大切にしなかったんだろう」って。 たぶん。 竹
|
|
|
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | |||||
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
[PR]お得情報