つぐ日記

Spring has come!!(2015年)

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「借りぐらしのアリエッティ」を観る。


「人間に見られてはいけない」、見られたら、出て行かなければならないっていう設定ながら、引っ越してきたばかりの少年にわずか数分で目撃されてしまう、お茶目な小人少女アリエッティ。そこから、この家に住む人間たちと、小人たちの関係が動き出すってなお話。

とりあえず、見つかっちゃまずいなら、赤いワンピースはそもそもいかがなものか?と。年頃の娘さんですので、迷彩服とは言いませんが、もうすこし分かりにくいものにしてはどうでしょうか。

借りぐらし、というか、人間の所有物を「狩りぐらし」し、消費するのみの、文字通りの無産階級である小人一族。返す当ても無いのにわざわざ「借り」と言い切るのは、一寸の虫にも五分の魂。「俺たちゃ、盗んでるんじゃないんだよ、借りてんだよ。」と、10センチの小人が持つ高邁なプライドなのでありましょう。
原作の英国から舞台を日本に移しつつ、小人キャラは、原作そのままに西洋人にしている理由がよくわからないのですが、狩猟民族のイメージをそこはかとなく持ち込もうという腹なのでしょうか。

本作では、小人視点の世界が実に丁寧に描かれていて、スケール感や水の表面張力へのこだわり、異なる緑色を多用する色彩も相変わらず美しく、我々のすぐ周りにある日常が、視点を変えるだけでこうも変わるのだぞ、という映像と音声での表現が流石に、圧倒的に素晴らしいデキでございました。

しかしながら、物語自体にはあまり入り込めないんですなぁ。と、言いますのも、人間社会と、「小人」という超非現実的なメルヘン世界との関わりを描きながら、そのストーリーの行き着く先が、結局は小人は家を追ん出されて、ヤカンに乗って行くあてもなくドンブラコッコでは。
その姿は「新天地」を求めて冒険の旅にさぁ出発!というような威勢のいいものではなく、ほうほうの体で落ちていくというもので、全く自立していない小人さん達がこの後、一体何キロ先まで生きてたどり着けることやら、さめざめ、、、、ってな風なんです。 

これでは、あまりにも「現実的」で、それだったら、そもそも小さな人間である「小人」なんていう設定にしなくても良かったんじゃねーの?という展開。これじゃ、我々の小さな仲間に対して、あまりにも酷なんじゃね?なのです。
身体の大きさが違うだけの、大きな人間と小さな人間の邂逅なわけですから、互いの「意思の疎通」と「協力」を全体のテーマにして、もっときめの細かい心の交流を表現して良かったんじゃないでしょうかね。
せっかくこの少年の家庭には「小人を理解する」という土壌があるのだから、もっと人間と小人の間の関係をつっこんで発展させられたはずなのに。

あるいは、ストーリーをそのまま、小人達が家を出なければならないなら、小人さんがもう少し自立している感じを出してもらえないと、新たなる旅立ち!頑張ればなんとかなる!という雰囲気になれないんです。どちらかというと、葬送行進曲が聴こえ、死亡フラグさえ立って見えます。
なんというか、本当に感情移入して作っているのだろうかと疑問にさえ思ってしまうわけで、責任者出て来い!!ってな感じなんですよ。

そんなわけで、各設定も、登場人物それぞれの心の動きとか行動も、今ひとつすっきりと落ちないし、どこか、というか、全部のボタンが掛け違っているような、なんか噛み合ないお話で、雑な印象でした。

映像へのこだわりは充分にわかるのですが、もう少しストーリーにもこだわって頂きたかったなぁ。

しかし、きっと本作もポニョと同じで、純真な子供の心で観なければいけないのでありましょう。確かに息子の太郎(4歳)はポニョに引き続き今回もドップリと魅き込まれていますんで、子供向けとしては完全な成功なんでしょう。

でも、そろそろ大人の腐った心でも楽しめる映画を作ってもらえないだろうか。


まぁ、大人の薄汚れきった、荒んだ心で観た評価は、、、、、

 
梅。
 
 

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「桜田門外ノ変」を観る


桜田門外の変と言えば、安政の大獄で大暴れした彦根の赤鬼、大老井伊直弼が江戸城へ登城する際に、水戸・薩摩浪士に襲われ、あろうことか首チョンパされ、これを期に、一気に侮幕倒幕へ進む契機になった、いわゆる、歴史の作用と反作用的な超有名な事件でございます。
つぐのすけが書く、非常に偏った「桜田門外の変」よりも、Wikiあたりの記事の方が遥かにタメになりますので、ここではさっくりと割愛。

キャスティングも豪勢でして、あとは役所広司をどこにいれるかなってな感じで、期待に胸を高鳴らせながら鑑賞したのですが、結論から申しますと、なんじゃこりゃ?なんです。
オープニングからして、現代の桜田門から幕末の雪の桜田門へオーバーラップさせるという古くさい手法で、不安をあおります。なんか文科省が作った記録映画でも始まりそうな悪寒が駆け抜ける展開。
始まってみれば、不安的中で中途半端なドキュメンタリーの様相でして、映画が始まって早々に桜田門外の変が起こり、その後は、浪士達の苦しい逃避行の連続。
映像はなかなかに迫力があるのですが、展開としては、誰が悪者でもなく、誰がヒーローでもないという現実をゆっくり時間をかけ、別の言葉で言えばシツコク提示しております。

映画的にはヒーローになるべき井伊を討取った浪士達が、追い立てられ、捕縛されて、引っ立てられて、淡々と首をハネられるという悲惨な末路。
また、映画的には悪人とすべき井伊直弼も、刺されてから「刺殺なう 日本はどーなる 馬鹿者め」などと五七五ツイート。日本の行く末を純粋に憂う伊武雅刀なわけです。
確かに、当時誰もが日本を憂いていたという、このあたりが真実なんでしょうが、、、しかし、一言申し上げたい。


「でも、これじゃ映画にならんでしょう!!」と。


何もかもが淡々と進行する教科書や歴史事実をダラダラと映像化されても、ぜーんぜん面白くないのです。しかも、尺が無用に長いし。

娯楽である映画にするからには、もう覚悟をドーンと決めて欲しいのです。
歴史的真実はどうあれ、どうやったら面白くなるのか。「桜田門外の変」の「悪者」は徳川大事の井伊直弼なのか、あるいは、天皇大事の一橋派&水戸・薩摩浪士なのか。


井伊が悪者なのであれば、安政の大獄での井伊直弼の極悪大老ぶりを超大げさに見せ、クライマックスで桜田門外で井伊がカゴから引っ張りだされて、首チョンパ!!エイエイオー!!いやいや、お疲れさまでした。どうです、このあと新橋で一杯?でよかったんじゃないでしょうか。
これなら途中でちょっとエロを入れても、尺も90分ぐらいで十分収まっただろうし。

あるいは、井伊直弼を憂国の士、真の愛国者として徹底的にイイモンとして描くのであれば、安政の大獄に至る社会情勢と、その評価すべき点&水戸と一橋慶喜のいい加減親子ぶりを強調しつつ、志し半ばで凶刃に倒れる大老井伊として前面に出し、井伊暗殺犯は極悪テロリストで水戸のご隠居は悪の首魁として断罪しても良かった。

なにしろ、破綻が無いということでは良いデキですが、破綻が無さすぎてつまらないデキでした。

しかも、最後にはしつこく当時の桜田門から現代の桜田門へ再びオーバーラップ。
なんだかなぁ。

映画であることを捨てた映画として名を残す映画。

編集前のNHK「その時歴史が動いた」として観るなら吉。


梅。
 
 

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「俺たちに明日はないッス」を観る
 
 
最近、大震災、津波、原発と、暗澹たる気持ちになるばかりなんで、なんか映画でも観て気分転換せねば、とツタヤへ足を運んで見つけた、「あー、そういやぁこんな映画あったなぁ」な一本だ。

さて、「俺たちに明日はないッス」。
この映画、まさしく青春りっしんべんな17歳・高校三年生の三組のカップルをオムニバスチックに描く!ってな映画でございます。

主人公は、血管の中を精子がドクドク流れているような「ヤル」ことしか頭に無いバカ高校生、比留間(柄本時生)。
担任教師とラブホテルから出て来た同級生の美少女・友野に

比留間 「オレ見たんだぜ」

友野 「何よ、どうしたいのよ?」

比留間 「やらせろ」

と本能に真っ正直に生きております。


なんというか・・・わかります、そのお気持ち。


17歳といえば、やりたい盛り!性欲とは凄いものです。つぐのすけなんて、17歳の頃は服の上からオッパイが透けて見えたものです。25歳を超えてから能力の低下が著しく、最近は下着までが精一杯です。
本当に、本当に残念でなりません。お互い、年は取りたくないものですな。


さて、別のエピソード、比留間の悪友、峯。
生理になってぶっ倒れているちょっとキショイ同級生を助けたばっかりに迫られて・・というなんとも奇妙な展開。


もう一人の悪友、安藤(通称・アンパイ)。太っているばっかりに、友人達に一回百円でチチを揉まれる、悲しい青春。
そんな彼にボインの美少女がアプローチするというなんとも羨まし展開。


どうも、どのエピソードも消化不良感が否めないのですが、あえて言えばアンパイの思いがけない、身に余るラブストーリーへの戸惑いが良かったか。
超積極的な彼女がいきなりキスを迫るし、校舎裏でも安パイを壁に押し付けて、ディープキス&チチ揉み(アンパイのチチをボイン少女が揉む)。
こりゃ、どうなっとんじゃ?と思っていたら、実は彼女ったら「デブ専」。
それを知ったアンパイが一言「ボ、ボクの身体が目当てだったんですね・・」。
涙なしには観られません。


結局、峯は彼女との間に子供が出来て、高校に通いながら彼女の家に養子に入る事に。中絶せずに責任をもって子供を育てる決断。やれるだけでイイという比留間に「セックスって子供が生まれるんだぜ」という一言が、昨今のフリーセックスなバカガキ共へのメッセージとしてあるのかもしれませんが、取って付けた感が否めません。

学生同士のラブエピソードと言えば「世界の中心で愛をさけぶ」なのですが、「世界の・・」に比べるのがおこがましいほどの薄さであり、同じバカっぽい少年でも森山未來は一本筋が通っていたし、学校のヒロイン長澤まさみとカップルになってしまう戸惑いもとても丁寧に描かれていて、気持ちよく観られた記憶がございますが、本作は三つのオムニバスにしてしまったために、どれも0.02mm 極薄うっすーい内容になっております。

確かに、ガキ共の生き様はリアルではあるのですが、リアルであるゆえに別に映画にするほどのことでもないお話で、そこら辺にごろごろ転がっていそうな「明日はないッス」なガキ共のお話をダラダラ観せられたと言う感じでございましょうか。

ただ、柄本時生が素晴らしく、頭の悪い高校生を全く違和感なく、こいつ本当に頭悪いんじゃね?と思わせる好演でございました。

性春だなぁー、バカだなー、ホントに明日がないなー、、と、ボッケーと観流す感じで丁度良いかと。


しかし、原発トラブルの深刻度はレベル7。
このガキ共に明日は無いのはいいとして、日本には明日はあるのでしょうか、と気分転換するはずがまたまた暗澹たる気持ちになってしまいました。


梅。

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「今度は愛妻家」を観る


行定勲監督による、豊川悦司と薬師丸ひろ子夫婦の面白くも切ないラブストーリー。
いやいや、豊川悦司と薬師丸ひろ子は最高ですねー。最高です。日本映画界の宝と言っても過言ではないかも。

前半は大いに笑えて、後半泣かせる。しかし、ストーリーはちょっと凝り過ぎで、ちょっと話の整合性に違和感もある、そんな作品です。
まぁ、「あんまり深く考えずに笑って泣く」ってな感じで観た方がいいかと。


さっくりとストーリーをご説明しますと、元一流カメラマンの北見俊介(トヨエツ)は一年前から全くカメラを持たず、ダラダラグダグダで部屋もぐっちゃぐっちゃと見事なまでの自堕落っぷりです。貯金も底をつきそうだし、なにやってんだかなーな毎日。奥さんがいないと女を連れ込もうとするし、結婚後10年で浮気を10回もするし。
奥さんのさくら(薬師丸ひろ子)が子供が欲しいと言っても、俊介ったら全然相手にしない。
さくらが「あたし、今日排卵日なの」と言えば、「今日、オレ、アレがきちゃった!」とか訳の分からないことを言ってごまかす始末。
俊介は、わがままで、思いやりが無く、、一言で言うと、手の焼ける大きな子供のような男です。

さくらはそんな旦那を置いて旅行に行くと言って出て行ったまま、いつまでたっても帰ってこない。そこから俊介の気持ちは変わりはじめ、っていうのが出だしなのですが、、、、。

ここまでは、ストーリーにちょっと「アレ?」というところがありながらも、すっかりコメディ映画だと思ってましたが、さにあらず。


以下、完全にネタバレになっておりますのでご注意ください。

まずは、ココだけの話、トヨエツの顔が、、、。最初のアップを観た時は、本当に驚いたものです。
「おぉ、今回の主演は緒形拳だったか、、」と、ふと混乱してしまった程でございます。



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さて、物語中盤で明かされるのですが、実は一年前のクリスマスに奥さんのさくらは事故で亡くなっていて、それ以来、俊介は写真を撮ることへのモチベーションを失ってしまった訳です。つまり、当初より出てくるさくらさんは幽霊なのか、俊介の幻想なのか、、、どっちかなんですわ。多分幽霊なんでしょう。

実際の結婚生活では一年前のクリスマスの時点で破綻しており、二人とも離婚を決意していたのですが、俊介は、さくらを失って始めてその大切さに気づくわけです。
しかし、大きな疑問があるんですよねぇ。
俊介はさくらが昨年のクリスマスに亡くなっているのを知っている訳だから、当然、目の前にいるさくらは幽霊であることがわかっているだろうに、それでもさくらを粗略に扱っているのはなぜなのか、、、なぜなんでしょう。

ここらへんもつながりが今ひとつはっきりしない部分なんです。ひょっとすると、奥さんに素直に自分の愛情を表現してしまうと、さくらさんが成仏していなくなってしまうから、変につれない態度を取ってしまうのかと、また、さくらもこんな子供な旦那を置いて成仏できないのではないかと、演技としてはそうは見えないんですけど、そんな風に考えると、なんとなく繋がるような気がします。

カメラマンである俊介なのに、物語中盤までカメラを一切手に持ちません。
しかし、はじめてカメラを手にし、ファインダーをのぞいて奥さんを撮影する時に、俊介はさくらへの本当の気持ちをさらけだします。
これが素晴らしいシーンでして、本当に美しかったです。

クライマックスで、俊介が心の奥深くにあったさくらへ愛を素直に伝えるシーンもグイグイと涙腺を絞ります。
俊介がさくらに「おれ、なんでお前をもっと大切にしなかったんだろう」みたいなことを言うシーンで涙腺全開になりました。

ただ、つぐのすけの印象ですが、あらかじめさくらが幽霊であることを知った状態でこの映画を観たほうが、もっと気持ちよく映画が楽しめたのではないかと思うのです。
逆に言うと、俊介の複雑でちょっぴり屈折した奥さんへの愛情が、この情報無しではちょっとぼやけてしまうのではないかと。
主人公の心が屈折しているのであれば、物語はストレートに、物語に凝るのであれば、主人公の心情はストレートにしたほうがよかったかと。
ちょっと凝りすぎたかなぁ、という印象です。

しかし、何しろ、主役二人の演技が素晴らしく、存分に堪能致しました。

脇役陣では、石橋蓮司演じるオカマのおっさん文ちゃんが素晴らしく、前半では大いに笑いを、後半ではどうしてもしんみりしがちなストーリーをニュートラルな位置に戻すいいキャラクターを演じております。しかし、見事なオカマっぷりでした。
実は文ちゃん、さくらのお父さんだったそうで、さくらが高校時代にカミングアウトしたそうです。
多感な十代の少女に突然父親がオカマをカミングアウト。
そりゃ、さくらもセーラー服で機関銃の一つもぶっ放したくなるってもんです。


万人向けの映画というよりも、ストーリー的には所帯持ちの男性が共感できる映画になってるんじゃないでしょうか。これを観た後、奥さんに優しい言葉をかけたくなること、お尻の一つも撫でたくなること、請け合いです。

つぐのすけは「なにすんじゃい!!」と怒られましたが。

いずれ、嫁は後悔するのです。「わたし、なんであなたをもっと大切にしなかったんだろう」って。



たぶん。




 
 
 

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「BALLAD 名もなき恋のうた」を観る


本作は、アニメ史に残る「不朽」というにはそれほど古くはない名作「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶあっぱれ戦国大合戦」のリメイクでございまして、何と言っても「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶあっぱれ戦国大合戦」はつぐのすけの中では三本指に入る名作アニメ。じゃぁ、他の二作品はなんなの?と問われれば、はなはだ返答に窮する訳ですが、まぁ、三本指というのが良いところではないかと思うので、三本指にしておきました。しかし、あれだけの完成度を持つ作品を実写でリメイクするとは、なんと勇気があるというか、なんと無謀というか、なんとなんとなことなのでございまして、そもそもリメイクする必要があるの?クレヨンしんちゃんを愚弄するな!しんちゃんに謝れ!!などと、疑問と怒りを抱きつつ鑑賞した訳でございます。

さっくりとストーリーをご説明しますと、小学生しんちゃんが突然戦国時代へタイムスリップ。そこで偶然、春日の侍大将井尻又兵衛の命を救う。
そんな縁でしんちゃん、春日城へ入城!
時を同じくして、近隣の強敵、大倉井高虎が攻めてくる!!
あぁ、一体どうなるの!?ってなストーリー。って、毎度割愛し過ぎで良くわからないですね。

本作のしんちゃんのキャラは大きくオリジナルとは異なり、内気でどちらかというとイジメられっこなキャラでございまして、オリジナルアニメでは、副主人公格の井尻又兵衛(イジリ・マタベエ)の名前に「オマタ!」と超敏感に反応するしんちゃんも、リメイク版では全く反応せず!ピクリとも反応せず!!お尻も一度として出さず!!出会うなり「おねぃさぁーん」と叫びながら婦女子のオッパイやオシリにめがけて突進する、いつもの軽いジャブのようなご挨拶も無く、これにはつぐのすけ、さめざめと泣いたものでございます。

しかし、今回の物語は、主人公はしんちゃんではなく、あくまでもお姫様の簾姫と侍大将の又兵衛の二人であって、この二人の身分を越えた恋。お互いに好きだと言えない状況で、あぁん、じれったい。そんなわけで、しんちゃんとその家族はいわば脇役なわけでございます。オリジナル通りのしんちゃんファミリーの家族愛も見られますが、この二人の恋愛エピソードの盛り上げ役となっていますので、「クレヨンしんちゃん」のノリを期待するとズルズルっと椅子からスベり落ちること請け合いでございます。

細かい設定が異なる以外、展開はオリジナル通りで、オリジナルのアニメを観ている人には次の展開が丸見えの映画なのですが、それでも、要所要所でグッと涙腺が刺激されてしまいます。
キャラもそれぞれに素晴らしく、井尻又兵衛のクサナギ君は戦場では鬼又兵衛、姫の前では内気又兵衛を見事に演じており、これが深夜の公園で全裸になって「あーもう!」と叫んで逮捕されたクサナギ容疑者と同一人物とは到底思えませぬ。簾姫役の新垣結衣については今まで全然知らなかったのですが、凛として気高く、強く、しかし又兵衛に惹かれる女性を美しく表現しておられました。敵武将役の大沢たかおも悪殿っぷりがかっこ良かったなぁ。

当時のお城の様子や、衣装、合戦の様子等、非常に良く描かれていた印象です。

物語の展開が分かっていながら、やっぱり最後に泣きました。当然ながら、オリジナルの「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶあっぱれ戦国大合戦」ではもっと泣きましたが。

物語は、タイムスリップを通してしんちゃんが成長していく成長物語の側面もあわせもっているのですが、きっちりと尺に収められ、見事にまとめておられました。

このリメイク、ありか?なしか?と問われれば、オオアリですね。

ストロングオススメ!!



 
 

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