|
今日は腹腔鏡下の直腸癌手術.助手で入りました.
さて,大腸癌の手術では,もちろん腸を切除しなければなりませんが,切除したたでけはご飯は食べられません.
腸と腸をつながなければいけないのですが,それを「吻合」といいます.
(癌が肛門に近いところにある場合は,つなげないので人工肛門になります)
腸をつなぐときにどうするか...昔はもちろん(今でも)外科医が糸と針で縫い合わせます.
ただ,最近は便利になったもんで,器械吻合というのがあるのです.
その名の通り,器械を使って腸をつなぎます.
今日の場合,口側の腸にロッドのついたものを入れておいて,おしりから,直径2〜3センチの自動吻合器を入れます.そして,先に入れておいたロッドとガチャンと合体させて,レバーを「ファイヤー!!」と叫びながら握ると,自動的に腸と腸がつながるのです.
なぜ「ファイヤー!」と言うかはよく分かりませんが,実際そういうのです.
某病院では,つなぐ瞬間,手術室のみんなが「ファイヤー!!」と叫ぶそうです.
(←ほんとの話)
この吻合は非常に大事で,うまくいかないと縫合不全ということになります.
つまり,稀ですが,きちんとつながらなくって,便がお腹の中に漏れてくるのです.
この場合の対処法は色々あって,絶食だけで治ったり,再手術したり,人工肛門をつくったりともれ具合によって違ってきます.
また,手技的にきちんとつながったつもりでも,糖尿病があったり,腎不全があったり,ステロイドを飲んでいたりする場合など,縫合不全のリスクが高まります.
だから,この「ファイヤー!」には,「きちんとつながれー!」という外科医の願いもこめられているのでしょう....
ちなみに僕は心の中で叫ぶだけにしています....
|
潰瘍性大腸炎で、大腸全摘手術をしました。なるほどこういう手術だったんですね! 縫合不全が起きなくて良かったです!
2013/10/25(金) 午後 2:21 [ mamariri11 ]