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外科医として,手術で取りきれたはずの癌であっても,すべての患者さんが治るわけではありません.
癌の種類にもよりますが,何%かの患者さんには再発・転移ということが起こりえます.
癌の告知もつらいですが,再発の告知も,もっとつらいものがあります.
「癌は取りきれたんじゃないんですか」
「治ったと思ってたのに・・・」
「こんなに元気なのに・・・本当ですか..?」
患者さんの言葉が,するどく胸に突き刺さります.
しかし,事実は事実です.
昔のように本人には内緒で..ということは無く,ぼくはすべて告知します.
今日は,そんな告知をしなければならない日でした.
再発,転移となると,正直,きびしいはなしもしないといけません.
僕はすべて,きびしいことも含めて,すべて患者さんに言うようにしています.
これからの時間を無駄に過ごして欲しくないからです.
今は元気でも来月には病状が進むということだってあるのです.
今出来ることが,来月には出来なくなってしまう可能性だってあるのです.
よく,余命**ヶ月,とか**年とかありますよね.
あれって誰が,どうやって計算するんでしょうか.僕にはよく分かりません.
大事なのは,事実を受け止め,癌とともにどう生きるか,今をどう生きるか,いかに悔いのない生き方をするのかということなのではないでしょうか.
そのためには,患者と医療従事者がお互い信頼できるような,きちんとした告知をしなければならないと思います.
あんまりオブラートにつつむのは良くないですよね.
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最近は本人への告知が一般的なんですね。 自分のときは初期だったからかもしれないけど、想像していたような目の前真っ暗というようなことが全くなくて、それより「え?なんて?」という感じでした。母のガンを知らされたときのほうが困惑しました。 でも確かに今は、テレビなどで病気の主人公が出てくるドラマがあったり、病気をテーマにした番組も多いから、すぐわかってしまいますよね。
2006/8/19(土) 午前 1:51
自分の人生ですから、はっきり知りたいと思います。でも告知は信頼できる先生から受けたいと思います。
2006/8/19(土) 午前 9:06
あたしは去年乳がんオペして再発、転移の不安持ちながら治療中です。 先輩の方達があまりにも、強い意志で立ち向かってる姿見て励まされます・・ガンイコール死ではないですから・・・
2006/8/19(土) 午前 10:15 [ - ]
乳癌を疑われた時、検査中に主治医に「癌」を連発されて相当ナーバスな妊婦生活を私は送って来ましたが、精神的にものすごく辛かった事が思い出されます。結果的に私は「癌」ではありませんでしたが、この先告知を受けた時に自分自身どう「癌」と向き合えるか・・今は正直わかりません。言葉で「告知して欲しい」と言ってもいざ自分が言われた時に、どう受け止める事が出来るか。でも隠されて疑いながら治療を受けていく事も辛いでしょうし・・。今は情報も多く自分で調べる事も出来てしまいますからね。
2006/8/19(土) 午前 10:51 [ - ]
みなさん貴重なご意見ありがとうございます.とても大事なことですので,またときどき考えていきたいと思います.
2006/8/19(土) 午後 6:56 [ Kuro ]