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寒い季節になりました。
大腸がんで抗がん剤治療を受けている患者さんは、特にこの時期がつらいです。
というのも、「オキザリプラチン」という抗がん剤の副作用である、「しびれ」がきつくなるからです。
このしびれは、冷たいものを触った時に特に症状が強くなるので、冬の間は注意が必要です。
手袋などの防寒具は欠かせないと思います。
他には、乳がんなどでよくつかわれる「パクリタキセル」というお薬も、しびれをきたす薬剤として有名です。
いずれの薬剤も、使えば使うほど副作用がきつくなるので、副作用がグレード2以上になると
休薬あるいは中止をせざるを得ません。
また、中止した後もすぐにはしびれがとれないので、しばしば患者さんを苦しめます。
最近、このしびれを軽減する薬剤としてプレガバリン(商品名リリカ)というお薬が保険適応となりました。
僕も、数人の患者さんに処方して、好感触を得ています。
それから、進行・再発大腸がん治療の場合、しびれが原因でオキザリプラチンを一時休止しても、がん抑制効
果に関しては問題ないと言われていますので、我慢せずに医師に症状を伝えることが大事と思います。
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