熊本県現代俳句協会

お知らせ用ブログです。管理人は、熊本県現代俳句協会会長の加藤知子です。


熊本県現代俳句協会会報2019年度 第1号


現代俳句くまもと第10号


 
結社を超えて俳句の種蒔きを


  熊本県現代俳句協会会長
           加藤 知子


去る2月17日の総会にて会長就任の承認受けました加藤知子です。
  当会は、1991年6月30日に窪田丈耳会長の下に設立され、今年で28年目を迎えます。現在、正会員30名、準会員3名となっており、年3回ほどの句会は、活発で楽しい意見交換・交流の場となっております。
  現在のところ、主催事業は特に無く、熊本県俳句大会と滔天忌俳句大会の後援をし、江田船山古墳公園吟行俳句大会への参加などを通して地元俳人らと交流しております。荒尾市では、荒尾かのこ氏と徳山直子氏が中心となって、春・夏休み子ども俳句教室を開催し、俳句大会への応募でも成果を上げておられるようです。(残念ながら、現代俳句協会のジュニア俳句祭は、今年から廃止されることになりました。)
  昨年二月に戦後の現代俳句の牽引者であった金子兜太氏は他界されましたが、私たちも、日本の俳句文化を継承し、種を蒔き続けていきたいものだと思います。
  今後は吟行句会も増やし、会員や会員外を問わず、また結社を超えて、俳句を通しての交流が活発になることを期待します。
  2021年には当会は30周年を迎えますので、記念にアンソロジー的な合同句集刊行を考えています。皆さまのご協力の程よろしくお願いいたします。

 

 私の一句自句自解 


ごきぶりの生きるに宙を飛ぶ本気   


真弓 ぼたん


 飛ぶんです。ごきぶりも。あの、てらてらとした身を翻して。詩(俳句を含む)は、美しく儚ないものに目をやりがちだが、
この世には、当然汚くて嫌われるものも存在する。 時々は嫌われるものにも、愛(?)をもって接してみようかと思う。


 2018年度 総会&句会 報告 


2019年2月17日、熊本市国際交流会館において、総会を開催しました(司会進行兼議長は、西田和平)


会員30名中、19名が参加し(参加者9名、委任状10名)、総会が成立し(会則第8条)、活発な意見がだされ、全ての議案が承認されました。


「吟行句会を増やそう」という意見がだされ、動物園で吟行することになりました。その日時が決まれば、お知らせします。


新役員:加藤知子が、新会長に承認され(会則第6条)、新役員を指名しました。


新役員は、次のとおりです。


顧 問:光永忠夫 丘菜月


会 長:加藤 知子


副会長:中山宙虫


事務局長兼会計幹事:西田和平


幹 事:青島玄武


会計監査:真弓ぼたん


総会後 句会(参加者14名)


一位 落ちてなほ凧に寄り添ふ風ありぬ
                                青島 玄武


二位 冬耕の人ふりむけばゴッホの目
                               徳山 直子


三位 さんすうの億のひつさん春の波
               西村 楊子


《参加者一句抄(五十音順)》 


料峭や木も水も息潜めたる     荒尾かのこ
傾聴の歩調ゆつくり春隣      丘 菜月
春の暮夢かうつつかどうでもいい  加藤 知子
味噌醤油借りる暮しも昭和の日   後藤 博文
金庫閉じれば海の見えない町に雪  中山 宙虫
客人は椿の蜜を吸うおみな     西田 和平
屋根に猫始まる恋の二楽章     真弓ぼたん
梅見頃まだまだ傘寿クラス会    右田 捷明
絎台は義母ゆづりなり針供養    光永 忠夫
霊界を見て来たと母初笑い     宮中 康雄
春立つや喫茶店よりナポリタン   若松 節子


 次の句会のお知らせ 


日 時2019年 6月 1日(土
            13時〜17時


場 所:熊本市国際交流会館 5階 中会議室


参加費:会員無料、会員外は 500円


投句先中山 宙虫 宛


投句数:5句まで(欠席投句は3句まで)


投句締切:5月 25日


  2020 


*毎年刊行されています。まだの方はお早めに。


作品数:一人5句


参加費:3000


締 切:5月31日


 第56回 現代俳句 全国大会 


投句料 :雑詠2句一組で2千円、何組でも可


      新作未発表作品に限る。


投句締切 7月 31日 必着


応募用紙: 『現代俳句』の巻末にあり


大会日時:2019年 11月 16日(土)


 第8回 江田船山古墳公園 吟行 俳句大会 


日 時5月9日(木)


投句締切:11時 30分  


互選句会:13時 〜 15時 30分


場 所:熊本県 玉名郡 和水町 菊水ロマン館


参加費:1000円(どなたでも参加可)


*公園内の散策は、とても気持ちのいいものです。ぜひご参加されて下さい。


 


  現代俳句 列島春秋 掲載句 


(2019年)


一月  松囃子張られし糸を渡るかに 青島玄武


二月  二ン月の干潟に遊ぶ普賢岳   萩 瑞枝


三月  後ろ影ばかり過ぎゆく桜かな  寺尾敏子


四月  人淡き炭坑の跡地の桜かな   徳山直子


第54回 滔天忌 俳句大会 


          2018年12月6日


人賞 朝一の用は投函文化の日  荒尾かのこ


(参加者一句抄)


台風に抗ひ太き荒尾梨      右田 捷明


肥後平野とめどなく澄む滔天忌  佐藤恵美子


滔天忌荒尾訛りを解しけり    後藤 博文


聞き役にてつする夜長夫の夢   徳山 直子


思い馳す民の国へと滔天忌    宮中 康雄


笹鳴や滔天のつそり貌を出す   光永 忠夫


  介 


後藤博文句集『 花冷え


花冷えの謡のなかの死者の声

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熊本県現代俳句協会会報第10号
          2019年 4月 15日 発行
     発行人  会 長   加藤 知子 
     編集人  事務局長  西田 和平 


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2019年2月17日13時〜17時、於国際交流会館にて
2018年度熊本県現代俳句協会総会を開催いたしました。
会長と役員の改選がありましたので、
ご報告いたします。
 
特別顧問    丘菜月  光永忠夫    
 
会長       加藤知子
 
事務局長・会計 西田和平
 
副会長      中山宙虫
 
幹事       青島玄武
 
会計監査    真弓ぼたん
 
 
*会報と監査後総会にて承認されました決算報告書の配布は、
5月上旬を予定しています。
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*第8回 江田船山古墳公園吟行俳句大会  
5月9日(木) 於:熊本県玉名郡和水町 菊水ロマン館
「マラソンの父」金栗四三の生家がある町
参加費:1000円(どなたでも参加可能です)
投句締切:11時30分  互選句会:13時〜16時

参加賞は、道の駅菊水ロマン館でのみ使用可能な

500円の商品券です。


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                        (2017年、オーエム)

                                  花冷えの謡のなかの死者の声   後藤博文
               
                  1950年生まれ、熊本市在住
                    現代俳句協会会員
                  

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熊本県現代俳句協会会報2018年度第3号
現代俳句くまもとNO
巻頭エッセイ
   流氷     榮田 しのぶ
遠くへ旅をして、季感違いに戸惑ったことがある。北海道に流氷を見に出かけた。オホーツクの海は一面流氷におおい尽くされていた。観光船は、流氷に乗り上げおし分け網走の湾を一巡した。生まれて初めて見る流氷は、一つ一つが変化に富んでいて美しかった。“ここで一句”と思ったのだが、何と流氷は春の季語であった。
三月というのに、陸に上がっても一メートルも積もった雪が氷点下の北の大地に広がり、流氷の街は私の感覚では厳冬そのものであった。流氷が来れば春近しを思い、流氷が去れば春本番の到来を実感するという北国の春は、南国熊本で生まれ育った人間には到底分かるはずもないのだ。所詮そこに住んでいる人にしかわからない季感を持った季語が存在するのだと強く思った。
 したがって、流氷を詠んだ句はなかなか出来なかった。しかしエトランゼの私は、アムールに端を発するというとても美しい北極圏からの贈り物“流氷”をこの目で見ることができただけで幸せに思った。
最後に北海道出身者俳人の句を。
流氷の闇の動きてをりにけり  白幡千草
 
☆私の一句自句自解☆  田上 公代
冬夕焼この道行けば鳥になる
ぴんと張りつめた寒気の中の冬夕焼は、本当に美しい。沈む前の太陽は、空中を七色に染めて真っ赤で大きい。子どもの頃は、その中を空高く翔ぶ鳥達の何と羨ましかった事か。
 西方浄土等知らなかったのに、何かの思いを寄せていたのであろう。帰ろ帰ろと家路についた私達は、そして歌うのである。
   あした天気になあれ
★現代俳句くまもと吟行句会
     10月20日 於国際交流会館
トップ賞・切手1シート (6点)
秋空を詰めしリュックの軽さかな  西村楊子
5点句
返り花静かな空のあるばかり   真弓ぼたん
サルビアが疲れただただ青い空   中山宙虫
4点句
秋空やキリンはヒトが好きらしい  光永忠夫
口開けて秋日呑み込む歯科の椅子  生田一代
《他の参加者の一句》
透けるまで胸に広がる鰯雲     丘 菜月
菊の日のころころ笑う細い脚    伊藤 幸
身に入むや右向きのみの八雲像   後藤博文
宵闇やまだ木の香る古仏      青島玄武
石群れのなかをふらふら秋の季語  西田和平
秋風をパートナーにし城歩く    宮中康雄
長塀の影も失せたる秋の川     右田捷明
菊日和古民家カフェのアップルパイ 若松節子
十月が生まれて酒造研究所     加藤知子
★第55回現代俳句協会全国大会10月27日
於ANAクラウンプラザホテル京都
《県内参加者一句抄》
初蝉や激つ瀬力ゆるめざる    荒尾かのこ
気あらしの濃くて冤罪またひとつ  加藤知子
哲学やどんどん溜る糸瓜水     西村楊子
刺青をぺろんと剥がす残暑かな   松尾光浩
野積みして明日の競り待つ西瓜市  右田捷明
第15回現代ジュニア俳句祭
9月 現代俳句協会主催
優秀賞  木を登るきみとぼくと甲虫と
          嘉島中3年 網田 真弥
 ・・・    ・・・   ・・・
金魚釣り水面をゆれる花火と僕  優子
君だけだ向日葵相手に勝てるのは 登一
夏の夜キミの心にDIVEする  翠
扇風機しゃべってみれば宇宙人  康生
7月6日、熊本県城南町立嘉島中学校の3年生国語授業のゲストティーチャーとして、加藤知子が行って参りました。裕子先生からのお招きで、俳句の授業の最終日全2クラスの授業に参加。少しの講評をさせて頂きました。自然環境に恵まれて成長された生徒さん方の反応は大変素晴らしく、元気でとても気持ちのいいものでした。
★『現代俳句』列島春秋掲載句2018年
四月 黒川の湯を出て桜に会いに行く  木庭杏子
五月 十字切る漁師の胸へ五月風    丘 菜月 
六月 早乙女の足抜くことが一と難儀  荒尾かのこ
七月 天草の夕日炊き込む干蛸めし   田中順子
八月 地割れして芯から紫ナツリンドウ 伊藤 幸
九月 不知火や海のかなたの闇凝視   右田捷明
十月 秋高しハーレー疾走( とば)す大観峰   汀 圭子
十一月 木の葉猿さわぐすすきに触れて来い  
  中山宙虫
十二月ひとところ球磨拳に湧く年忘れ  真弓ぼたん
「球磨拳」の解説文は12月号の「春秋余滴」に掲載されています。
★第55回熊本県俳句大会入選句
9月28日 於森都心プラザ
寺井谷子準特選
子ら泳ぐ石牟礼道子亡き海を    宮中康雄
山下しげ人秀作
濁流の音の揉み合ふ梅雨出水    後藤博文
山下しげ人佳作・西村泰三佳作
寝る頃となりてがちやがちやの加わりぬ
     荒尾かのこ
★第29回伊藤園お〜いお茶新俳句大会入選
佳作   右田捷明
建て売りの客待つバルーン法師蝉
☆2018年度総会&句会のお知らせ
*日時:2019年2月17日(日曜日)
     総会は13時〜14時
  句会は14時〜17時
*場所:国際交流会館5階中会議室
句会事前投句は5句まで
(欠席投句は3句まで)
*郵送投句先:中山宙虫 宛
〒862・0963
熊本市南区
〈2月10日までに投句のこと。〉
*参加費:会員無料、会員外は五百円
 
*今回から、得点順に上から3名に、ささやかな賞品を出すことになりました。奮ってご参加ください。
委任状ハガキを同封していますので、当日ご欠席の場合は、提出をお願いします。
会員消息
田川ひろ子句歌集『バタ付きパン』上梓
わたくしを鎮めるやうに兎撫づ
  (2018年10月刊、文學の森)
後藤博文氏が新規正会員になられました。
 
謹悼 橋口風浪氏 8月14日ご逝去
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会員の皆様が上梓された句集や著書は、熊本県現代俳句協会」のブログ・「九州の俳句作家たち」として紹介させて頂きますので、事務局加藤にご恵送頂けますと幸いです。
会員様の活動の情報もお寄せください
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熊本県現代俳句協会会報第8号
2019年1月1日発行
発行人 熊本県現代俳句協会会会長 
  光永忠夫
編集人    事務局長    加藤知子
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ご不明な点は事務局の加藤まで。電話番号は封筒に記載があります。

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