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昨夜、中越で地震が発生した。
余震は、未だ収まる気配を見せない。
被災地には、必ず絶望と、悲しみと、不安、やるせなさが重い空気となって沈殿している。
戦争の時もそうだ。空気は頽廃のふ色を醸している。
我々は、常に予期している事に遭遇する訳では無い。
予期していない物の方が、圧倒的に多い、しかも想像を超えた。
もちろん日々想像力を働かせ、ある程度注意する事は可能だと思う。
が、不幸は足音を忍ばせてやって来て、突然に姿を現す。
不意を突かれる事こそ、人の精神を疲れさす物は無い。
そして、何時迄、つずき終わるか解らない物は、精神を追い込む。
何時終わるか解っている物に突いては人は、意外な強さを見せる。
しかし、先に光が無い物に対し、人は弱者だと思う。
なぜなら、永続的な不安は人を蝕む。
解決策への期待を考えから奪い、期待を不意にするのだ。
そんな時、心に余裕も無く、小さなイザコザが多発し、余計に神経を苛立たせる。
温和な人でさえ、余裕を見せれなくなる。
ただ、愛している者たちを守ろう。
そんな時は、大切な物の事だけを考えよう。
そうしていれば、やがて人は、心に不思議と余裕が生まれ、団結して行く。
多くの人達が、周りで助け合える事を、見守っていてくれる事に、気ずけるはずだ。
我々はただ、彼らの生命力を信じるしか無い。
今日も冷たい雨が降っている。
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