日々これ戯れ言

皆が楽しければ、世界は平和

ざわめく潮騒

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絆の消耗

制服を着た男女が自転車で蛇行しながら後方から追い抜いて行った。
笑い声、ガタガタ振動する細いタイヤにはためくマフラー、その先では乳母車の前で腰を屈める女性。
彼女は小さなタオルを幼児の頬に当て、飲み物をやっている。
木々に囲まれた公園、遠くのマンションのベランダで洗濯物が揺れている。
池を囲む杭の側には車いすに乗った老女がいる。膝に赤い布を掛け、付き添いらしき老人が額に手を翳し遠くを見つめている。

緑色に濁った水面が、暖かな陽射しに煌めいている。
公園もまた、人生の縮図かも知れない。煌めく水面を白い鳥が横切る。
産まれ、色々な物を経験して育ち、子供に帰って行く。
その果てしない舞台で経験する愛、絆とは何だろう?永遠につずく物だろうか?

血縁、親子の繋がり、絆は深い。
それ故に疑問が生じると、傷口も深い。ある意味永遠に閉じない。
しかし、親子と言うだけでは絆は産まれない。無償に愛される時期があり、反抗期の葛藤があり、子を持ち親の気持ちが解ると言う。もちろん一般論だ。

しかしあらゆる葛藤無しに、絆は育たないのではないだろうか?
思春期、親に当る、軽蔑する子は多い。当たり前だ、甘えている人間に当るのは容易い。
人は仲が良いから分かち合うのではなく、分かち合うから仲が良いのだ。こう言う言葉がある。
本当は愛している物に、暴言を吐く、責任転嫁をする、その内不信に陥る。心では愛しているのに。

本当は悩みを分かち合って欲しい、話しを聞いてもらいたい、そう思いながら、当てつける。
人間の不当な意地がそうさせるのか?自立の問題なのか?
果たして生活の糧を自分で得て、生きて行く事だけが自立と言えるだろうか?
争うだけで、許し合わなければ、絆も消耗して行くのだろうか?

時間は平等だが、場所によって時間の流れは違う。
白い梅の花と、赤い梅の花が、仲良く隣同士で咲いている。子供達の声は絶えない。

感情のトリコロール

今日の空には雲一つ無い。冬の澄み切った空気に青空が広がっている。
遮られるものが無い太陽は、その陽射しを家々の屋根に降り注がせている。
車のフロントガラスを小さな太陽が過ぎ、路上にくっきりと光と影を作っている。
散歩の途中、充電し忘れたipotが突然停止する。

その途端、街の音が耳に飛び込んで来た。ヘッドホンを外す。
街は様々な音に満ち溢れていた。
風の音、街路樹の囁き、自動ドア、鉄筋を叩く音に車の音。
やがて、脇を通り過ぎる車のエンジン音一台一台が違う音をさせているのに気ずく。

それは乗り手の心の感情のざわめき、怒りやすすり泣きの音に思えて来る。
一人一人、違う感情を持って運転しているんだな、そう思った。
我々は普段人が様々な感情を抱いて生きている、その事実を忘れがちだ。
その感情一つ一つが、取り返しのつかない感情であっても。

自分の忙しさ、やるべき事に必死の余り、他をないがしろにする。
自分の事にかまけてしまう。しかしそれも仕方の無い事だ。
自分にあった歩幅を忘れ、感情、体調に優れないときはなおさらだ。
今日、部屋の観葉植物が、完全に死んだ。

強い植物だ。萎れても水をやると緑の葉を直ぐに一杯に広げる。
しかし、茎から折れ曲がり、ダラリと首を落としている。
我々は、得てして自分の事に関し、言い訳を作るのが実に得意だ。
仕方が無い、もう戻れない物に対しても、自分に直接害が及ばない事は簡単に諦められる。

納得させる。しかし自分の事となると、恐ろしい執着心を見せる。
諦め切れないのである。何故自分だけ?と被害者に早変わりする。
秋になると、綺麗な花を咲かせる木が、家の庭にある。
きっと今年も咲かせるだろう。

雲一つ無い空を、飛行機が一筋の糸を引いて飛んでいく。

音は空気の振動

蝉の鳴き声が、オーケストラの様に響いてきます。
生暖かな風に木々は揺れ、太陽は鋭い陽射しを、地上に投げ掛けます。
新潟の被災者は、この暑さの中、何を思い、何を願っているのでしょう?
土地、大地でも揺らぐのだ。人の心が揺らがないはずは無い。

或る時は耐えられても、耐えられない時も或る。
人間とは不思議な物だと思う。
耐えなければならない時に耐えられず、耐えなくても良い事に耐えたりする。
これは教育論では無い。

心を病む人は、精神学会では、踊り場を作れない人と判断するらしい。
階段には踊り場が必要だ。
見上げた時に、休める場があれば人は安心して階段を上れる。
しかし、僕的には階段を自己流にアレンジし過ぎた様に見える。
もしくは、他者を意識し過ぎて、ガタガタの段差の階段を作ってしまった様に。

同じ段差、幅の階段は昇っているうちに慣れる事が出来る。
しかし、ガタガタの階段は、きっと疲れるだろう。
自分に取って昇り易い階段が作れる社会が来て欲しいと思う。
今は、何かに目線を当ててないと孤立する、もちろんそれを恐れない人も居る。

何を持って自分と成すか?
君たちの悲鳴が聞こえる、誰も耳栓をもたない!悲鳴に慣れるのだ。
蝉の鳴き声にも気ずか無い、意識芯ければ空さえ見上げない。
何だか哀しい世の中だ。

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