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書庫ノーモア・フクシマ

日産リーフの真実

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 中東産油国政情不安によるガソリン価格高騰のなかでの日産リーフ登場。「いいときに出しましたねえ」と、試乗会で開発者に伝えたその2時間後に、東日本大震災が起き、ほどなく福島第一原発が爆発した。EVへのシフトは、当然、原発頼みの電力生産が大前提だ。もっとも、ウランの枯渇は、実は石油の枯渇より早いんじゃないかという説もあるが。

 でも、リーフはいいクルマだった。乗ると、堂々たるプレミアム・ハッチバックで、しかもすがすがしい走行感はEVならでは。ハイブリッドと違って、原動機がついたり止まったりするわけではないから、“特殊なクルマ”の感じもまったくない。iMiEVに次ぐ量産EV第二弾なのに、こんなにいきなりEVのハードルを上げちゃっていいのかなと心配になるくらいである。

 iMiEVもいいクルマだが、リーフはそれよりも大きなボディを持ち、パワーもあり、航続距離も勝り、なにより個人所有できる。iMiEVがなぜリースのみなのかは不明だが、主に電池の信頼性に関して、三菱は日産ほど自信を持っていないのではないかとぼくはみている。

 リーフの一充電走行距離は、10・15モードより現実的なJC08モードで120km。3時間の試乗会で、ほぼ9割以上高速走行をしたところ、107km走って、「あと20km走行可能」の表示が出ていた。
 残り30kmあたりからはさまざまなかたちで残量警告が繰り返され、カーナビでは最寄りの充電施設を教えてくれる。“電欠”させないためのこうした積極的なケアは、iMiEVにはない。

 リーフのオーナーになる条件は、身近に200Vの電源があること。ゼロからフル充電までは8時間だが、ウチみたいに100Vだと28時間もかかる。「お薦めできません」とのこと。
 リーフほど電池のキャパシティが大きくないiMiEVは、以前、1週間ほど借りていて、100Vでもなんとか持てると思った。そういう違いもある。
下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
男性 / O型
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