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「第3回チェロ好き達の宴 in 八王子」が無事、終わった。チェリストの磯野正明先生が主宰する、いわばチェロのみのビッグバンド演奏会である。 今年の参加はアマチュア64名にゲストのプロ12名の計76名。有料コンサートなので、録画録音禁止。そのため、自分たちの姿をあとで見聞きすることはできないが、ステージにチェロ弾きが80人近く並ぶ演奏会なんて、そうあるものではない。 観客もたぶん過去最高で、800名収容の大ホールは7割方埋まっていた。 今回の演目は、バッハから始まって、「天国と地獄」「ロンドンデリーの歌(ダニー ボーイ)」「もののけ姫」「宇宙戦艦ヤマト」「花は咲く」など全12曲。 この2カ月間、週末のレッスンで一生懸命練習してきたものの、仕上がりの完成度は今まででいちばん低かったように思う。 しかし、本番前日からプロが参加すると、例によってガタガタ道に突然、レールが敷かれたみたいになる。スキーで、うまい人の真後ろについて滑るとうまく滑れるのと同じだ。うまい人って、うまい人だけのカラダじゃないのだ。 本番の後半は、両隣がプロだった。同じ楽譜を弾いているのに、プロはこの世のものとは思えない美しい音を出す。一音一音の“品質”が素人とはまったく違う。「ウッソー!」と、思わず聴き惚れてしまう。 もちろん、持っている楽器もまったく違う。調弦のとき、開放弦から出た音を聴いただけでそれはわかるが、弦楽器奏者とはプロスペックのマイ楽器も含めての“プロ”である。そういう意味では、自転車選手ではなくて、F1ドライバーである。 しかし、今回のプロ奏者も、隣にヨーヨーマがいたら「ウッソー!」と思うのだろうか。思うのだろうな。としたら、さらにどのへんが違うのだろうか。 そういえば、こんなふうに素人がプロと同じステージに立てるというのが、普通はあり得ないこのイベントの魅力なのだった。 本番まであと数時間。ステージづくりも自分たちでやる。 |

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