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昨年末、限定750台で発売し、すぐに完売したのがシビック・タイプRである。イギリスからお取り寄せのホンダUK製スーパーシビックだ。428万円でも、1万人を超える申し込みがあったらしい。 リーマンショックで日本が縮み上がっていたころ限定輸入(2010台)された先代モデル(298万円)は、タイプRユーロという名前だった。でも、もう日本のホンダラインナップにシビックというクルマはないので、“ユーロ”の名が外れた。そのうち日本でシビックが復活する時には、電気スクーターだったりするのだろうか。 新型タイプRの売りは、「ニュルブルクリンクFF最速」。7分50秒少々のタイムは、それまでのレコードホルダー、メガーヌ・ルノースポール・トロフィーを4秒近く凌ぐ。 ナイツのネタで、ボケの塙が男子100m世界記録の話をして、ウサイン・ボルトも日本の桐生も「約10秒」と言って「よしなさいよ」とツッコまれるのがあるけど、1周20kmのニュルブルクリンクでもトップから4秒離れたら、エンジン音だけでまだ姿が見えないくらいの差だろう。 「ニュルいちばん」のために与えられたのは、2ℓターボで310馬力の大パワー。FFですよ。前輪駆動の限界パワーは200馬力とか、250馬力とか言われてきたのに、とうとう300の大台を突破した。 大丈夫なのか? ドラッグスタートでターボバンが炸裂すると、さすがに1速では前輪がダダダダッ!っとジャダーを起こす。最後にこういう振動を食らったのは、アルファ147GTAあたりだったかなと、ちょっとなつかしかったが、このクルマはダッシュボードの“+R”スイッチを押せば、電子制御ダンパーがハードになり、なんとか前輪を抑え込む。 でも、「FFのスーパーカー」的凄味と上等なつくりが同居するクルマだ。曲がる時、つい左側のワイパーレバーを操作してしまうような“外車感”がある。ま、輸入車だけど。 ただ、あまりに限界が高すぎて、先代シビック・タイプRユーロのようなファン・トゥ・ドライブは味わえない。お持ちのかたは大切にして下さい。 ●●●● シビック・タイプRにもファットバイクを積んでみた。もう買えない、しかも750台っきりしかないクルマにファットバイクを載せて、いったいだれの参考になるのかって話だが、それを言っちゃあおしまいよ。 上屋はワンモーションフォルムで、フロントピラーが強烈に寝そべっている。運転席にいても、ランボルギーニ・ガヤルドかと思わせるピラーの寝かたなのだが、荷室はかなりデカイ。 昔の欧州製ハッチバックは後席クッションが前方にめくれたが、いまは背もたれが前に倒れるだけで、床が真っ平にならない。その点、このクルマはホンダ車お得意のワンタッチでダイブダウンしてフラットになる方式。これだけで最近のVWゴルフしか知らない人なんかびっくりだろう。 しかも、欧州シビックには4WDもハイブリッドもないので、フロアが低い。そのかわり、テールゲート開口部の敷居が高く、ファットバイクを出し入れする時だけは腰に注意だが、入れてしまえばラクだった。 ●ファットバイカー・フレンドリー度(5ツ星満点):★★★★ タイプRじゃお葬式には乗っていけないが、ノーマルの素ボディだって、かなりカッコイイ。おまけにこれだけ実用性も高いのだから、フツーのシビックも入れたらいいのにと思うけど、日本はフィットがいるからダメかな。
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ファットバイクを積んでみる



シビックは全然手の届かない(高い)車になってしまいました。。
先代のユーロはカッコはよかったのだけど、実車を見るとデカイという印象でした。(なんか違う・・・)
FITがあるから実現はしないだろうけど5ナンバーの昔サイズのシビックが出ないかなぁ〜なんてずっと思ってます。
無理なら3ドアのFITなんて出したら面白いのに。
というか日本には3ドアってスッカリ無くなりましたよね。
そんなに売れないのかな〜?
夫婦二人でしか車に乗らない僕には3ドアハッチなんて丁度良いのだけれども・・・
[ ノリ ]
2016/2/8(月) 午前 5:32
WebCGのシビック タイプRの試乗記面白かったです
[ hyp**mush*oom ]
2016/2/11(木) 午前 11:03
感謝です。
[ 下野康史(かばた・やすし) ]
2016/2/12(金) 午後 1:51