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書庫「driver誌」峠狩り

三国峠はいま

 今月号の「峠狩り」は三国峠を走った。群馬/新潟県境をまたぐ国道17号の峠だ。
 
 国道17号といえば、関越自動車が出来る前は苗場スキー場へ向かうロマンチック国道だったが、いまは閑散としている。この日、峠の三国トンネルを撮影で3往復したけど、一度も中で対向車とすれ違わなかった。


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 平日の交通量はそんなものなのに、すぐ隣に新しいトンネルの建設が進んでいる。昭和34年製の三国トンネルは乗用車で走っていても狭いから、大型車のドライバーには朗報だろうが。

 トンネルはショボイが、かつての大動脈だけあって、三国の峠道そのものはインフラがちゃんとしている。それでクルマが少ないのだから、走りに来るにはいい峠である。
 ただし、眺望には恵まれていない。

 新潟県側の駐車場にクルマを止めて、歩いて三国峠(標高1300m)に登った。昔からの三国街道の峠だ。
 駐車場からの高低差は約200m。距離は知らずに山の中を歩き出すと、30分で着いた。これくらいでも、最後はみんな無口になっていたから、軟弱なマイカー族にはちょうどいいオプショナルツアーだと思う。


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 峠には鳥居があり、バックには三国山。ホッコリする場所だ。
 ぼくら以外、だれもいなかったが、峠にはいつも人の“気”を感じる。だから、峠が好きなのだ。

 群馬県側へ戻り、麓から田舎道に入ってズンズン進み、こんなところに食事処があるのか!? というところに見つかった「姉山の家」で峠めし。名前のとおり、農家が食事を出している。


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 お通し(無料)が、おやき。といっても、焼きではなくて、ふきのとうの“お揚げ”。ほろ苦くて、うまい。お新香もうまい。
 庭にはやたら吠えて、人を寄せつけない柴犬もいて、よかった。三国峠に来たら、ぜったいのお薦めです。
下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
男性 / O型
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