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12年物iBook御臨終

 一億総活躍社会なんて、できるわけないじゃんと思うが、北海道の山中で行方不明だった男の子が見つかったというニュースが流れた日、日本は「一億総よかったァ!」社会だったと思う。

 息子が3つで、娘が8つくらいのとき、ふたりを連れて、近所のお祭りへ行った。理由はまったく覚えていないのだが、子どもがわがままを言ったのか、とにかく腹が立って、「おまえら、もう家帰れ!」と怒った。すると、気の強い娘が弟を連れて、本当に帰ってしまった。

 昼間のお祭りだったが、雑踏のなかで、何分間か子どもたちを見失った。
 アセりましたね。だって、こういう時代である。幼い姉弟にどんな魔の手が伸びてくるやもしれない。
 心当たりのルートを探して、100mくらい先に手をつないだふたりの後ろ姿を発見したときには、ハラホロヒレハレと体の力が抜けた。怒った手前、あやまりませんでしたけどね。その間合いを取ったまま、気づかれないように後ろからついていきました。

 しいて言えば、それがぼくのやった唯一の置き去り経験である。でもそれは「子どもを育てていて、自分が凍りついた経験」ワースト3に入る出来事でもあった。
 ちなみに第1位は、海で浮輪の娘と泳いでいるとき、離岸流に流されて、岸に戻れなくなったときである。サーフボードに乗ったライフセーバーに助けられて、ことなきを得たが。

 北海道の事件でよかったのは、なによりも子どもが無事だったことだが、今回のことで、子どもの叱り方や、お仕置きの仕方について、子育て世代がたぶんいろいろ考えたはずだ。それもよかったことだと思う。

 どんなヤンキーな子どもかと思ったら、男の子は、夜、ひとりでトイレに行けないほどのこわがりだという。
 そんな子が、6日間にわたる真っ暗闇の夜をどうやって過ごしたのか。

 事故のとき、すべての動きがスローモーションに見えるとか、本当に怖い思いをすると、その記憶を残さないために逆行性健忘症になるとか、いよいよ危急の際、人間にはそういう超常的なことが起きる。
 あの男の子にもそうした生存するための安全装置が働いたんじゃないだろうか。夜は一度も目が覚めることなく眠れた、みたいな。
 人間はなかなか死なないように、うまいこと出来ているのだ。


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 しかし、昨晩、iBook G4(2004年製)をつけたら、死んでいた。DVD再生専用にしていたので、被害は小さいのだが、壊れたハードディスクがiPhotoのライブラリーで止まっているのか、ガチャガチャの画面に昔の写真が次々と現れ、壊れた走馬灯みたいになっていて、なかなかこれがゲージュツである。

  • 顔アイコン

    ハラホロヒレハレの気持ち、よく解ります。

    iBOOKは残念でしたね。
    12年はPCにしては長寿だったのではないでしょうか。

    クルマでさえ、翌年には自動車税割増になっちゃいますから。

    [ aki**ro_ic*ino*e ]

    2016/6/11(土) 午後 10:01

  • 顔アイコン

    http://bunkaikoubou.jp/mac/m9426ja/m9426ja_7hdd.html

    G3のibookと2012iBOOKインテル
    が有りますが、修理は難易度高いですね
    ことえり入力が良いです、楽です。

    [ jh1*mk ]

    2016/6/13(月) 午前 11:56

下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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