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めくると簡単に剥がせるのに、横方向には動かない。ベルト状のものに付ければ、締めつけて固定することができる。いまさらあまり言われないが、ベルクロテープって、すごい発明だと思う。 とくに自転車乗りだと、ウェアからシューズからヘルメットからサイクル用小物から輪行袋まで、さまざまなところでお世話になっている。ベルクロさまさまだ。 ぼくはベルクロテープのボトルケージを使っているけど、とても具合がいい。どんなサイズのボトルでも入るし、小さく畳んだ輪行袋だって掴めるし、ハード素材じゃないから究極に軽いし。 ヨメさんにべロッと剥がしたのを見せて、「これ、なんていう?」と聞いたら、「マジックテープでしょ」と答えた。 擬音つながりで、ぼくは昔からベロクロと呼んでいた。単に「ベリベリ」と呼んでいる人とかもいそうだ。 マジックテープはクラレの“面ファスナー”につけられた商品名だという。じゃあ、商品名御法度のNHKは「面ファスナー」って言うのか。でも、ファスナーに固定機能はないから、ぜんぜんピンとこない。 発明者直系のベルクロは、米国“Velcro”社の登録商標である。velはフランス語のヴェロア(ヴェルベット)、croはクロシェイ(カギ針)、英語だとループ&フックと呼ぶ接着面の構造から来た造語だ。 発明したのはベルクロの命名者でもあるスイス人で、いまから75年前、アルプスの麓で犬と散歩をしていたとき、植物の種子が犬の毛や自分のズボンにこびりつくのを見て、この接着原理を思いついたという。 ランニングやサイクリングで草地に入ると、カギ針状のトゲのあるタネがソックスやレーパンにつくことが、あるある。とくに1cmくらいの黒い針みたいなやつがたくさんつくと、取るのに往生するし、ほっとくとチクチク痛いし、困るんだ。 でも、凡人は困っただけで発明しないんだなあ。 ベルクロは便利だけど、ただ、高級品には使われない。800万円もするスイス製機械式腕時計のベルトがベルクロって、イヤでしょ。高価な服やカバンや靴に使われることもなさそうだ。便利は高級じゃないから。 てことは、ものすごいお金持ちって、ベルクロを知らないかも。 イラクやアフガニスタンで、米国陸軍の戦闘服にもベルクロは採用された。 しかし、接着面が砂漠の砂埃に弱いのと、ベリッという音で居場所がバレてしまう恐れもあって評判は悪く、2010年を最後にボタンに戻された。なんていう話もある。 以上、コメントに返信しようと思い、ベルクロについて調べたり考えたりしているうちに、記事にしちゃいました。
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今日はファットバイクで行こう




記事にしていただき恐縮です。
クラレに吸収合併される84年までは、日本ベルクロ(株)という会社名だったようですが、私は子供の頃から「マジックテープ」と呼んでいました。
衣類や小物以外では、我が家の安物のソファーなども表面の布地とフレームとがベルクロ留めになっています。昔ならタッカーで止めていたのだろうと観察しながら、思わずバラしてみたい誘惑にかられましたが、元に戻せなくなってヨメに怒られると困るのでやめておきました。ハハ…
[ 江麻 呑 ]
2016/8/1(月) 午後 5:46