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書庫ロードバイク熱中生活

水上のロードレース

 メダルキチガイの日本メディアではほとんど話題にしてもらえなかったが、リオ五輪中継で初めて観た“オープンウォータースイミング”がスゴかった。

 オープンウォータースイミング(OWS)とは、湖や海でやる長距離競泳だ。北京から正式競技になったオリンピックのOWSは10kmで、リオは海だった。
 海だと、波がある。サメは運にしても、クラゲはフツーにいるだろう。そういうところを1万m泳ぐ。鉄人水泳競技である。

 2時間近くかかるので、途中、泳ぎながら給水する。ボートに乗ったチーム員が竿の先にボトルをぶらさげて渡す。バナナのような固形物を摂る人もいるらしい。

 広い海でも、基本、固まって泳いでいる。水泳にも“ドラフティング効果”があるのだそうだ。
 クロールの場合、前の人の斜め後ろ、腰のあたりに位置取りをすると、前泳者のつくった渦の力でラクができるらしい。このときは、ひとりが序盤から“逃げ”たが、結局、後半に掴まった。

 コースロープのないオープンウォーターとはいえ、ゴール手前にはハの字型にロープが張られ、追い込み漁の要領で選手を誘導する。いちばん奥にゴール板が吊ってあり、選手がそれに触れると、体に付けたチップが反応して、着順とタイムが出る。

 何がスゴイって、そのゴールスプリントがスゴイ。10km泳いできて、最後は何人かが横一線になるのだ。エーッ、こういうことになっちゃうの!? と釘づけになった。おもしろさも興奮のツボも、自転車ロードレースとそっくりである。

 そのリオOWSで、なんと日本の平井康翔(やすなり)選手が8位に入った。
 水しぶきで、だれがだれなのか、テレビで観ていてもわからないというのがこの競技の欠点なのだが、1時間52分ナンボのトップから5秒弱しか離れていなかった。
 こんな過酷な競技で、最後まで先頭集団にいた26歳の日本人。メダルを獲らないと相手にされない日本では無名だが、OWSの世界ではすでにトップコンテンダーのひとりらしい。

 オープンウォータースイミングとは、広義の名称で、10km以上をマラソンスイミングと呼ぶ。選手はマラソンスイマー。知名度を上げるには、ぜったいそっちのほうがいいと思う。


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 東京オリンピックのときは、東京湾のどこかでやるのだろうか。

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    鳴門海峡でやったらスリリングですね。

    [ hrm***** ]

    2016/8/19(金) 午後 6:55

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    オリンピックは東京以外でやれば素直に応援出来るのですが、、、。もはや罰ゲームみたい。

    [ maw**al ]

    2016/8/19(金) 午後 8:12

下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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