|
『試乗時間が短かったため、サワリしかわからなかった』 新型車の試乗記の原稿にそう書いたら、編集部のアカが入った。「さわり」という言葉は、“いちばんの聞かせどころ”の意なので、要訂正とのこと。 辞書を調べたら、ホントだ。もともと浄瑠璃の用語で、ぼくの使い方だと、まるで正反対の誤用だったわけだ。知らなかった! しかし、負け惜しみをいうわけじゃないが、サワリって、こういう使い方、しませんか? 映画のサワリ教えますとか、本のサワリを御紹介とか。使われちゃってません? むしろ上記の正しい意味で使われている場面に出会った記憶がない。 こういう言葉って、少なくないと思う。たとえば「役不足」。カーグラフィックの編集部に入りたてのころ、読者から手紙で指摘があった。 『ノーマルのショックアブソーバーでは役不足なので、KONIに交換した』。御誌でよく使うこの表現は間違いである。「役不足」とは、もともと歌舞伎界の言葉で、役者に対して、役のほうが不足している、という意味なのだそうだ。いまでいえば、世界のケン・ワタナベが一介の通行人とは、役不足も甚だしい。という使い方が正しいのだろうか。 ショックアブソーバーの例でいえば、正しくは「性能不足」ですかね。 しかし、再び負け惜しみを言うと、正しい意味での「役不足」、そんな状況って、ふだん身のまわりにあります? こんどカバタさんが課長になったけどさ、あんな人じゃ役不足だよなあ、という使われ方のほうがとっくに一般的だと思う。 でも、間違いは間違い。ああ、日本語って、むずかしい。 |
何がなんだかわからない



文筆を生業としていませんが、たまたま “さわり” の意味は知ってました。
“役不足” を間違って使った覚えは無いな〜と思い返すと “力不足” をよく使ってるようです。
最近気になるのは “テンション” 、「テンション上げていこう〜」とか「テンション下がったよ」とかいうアレです。
tensionって、(精神の)緊張・不安、(状況の)緊迫・緊張って意味でしか無いのに何故?誰が言い出したんでしょう?
単なる好奇心で、英語がネイティヴな人が参加するパーティとかで誰かが「テンション上げていこうぜー!」とか言った時の反応を見てみたいとは思いますが…造語(和製英語?)にしても酷すぎませんか?
そんなわけで、テンション誤用撲滅運動、1人で推進中です(笑)
[ NASH ]
2017/5/31(水) 午後 9:23
日本での使い方のテンションは、ギター弦の「張力」のほうから来ているんじゃないでしょうか。
でも、料理でいうカレーライスやナポリタンみたいなこういう外来語の勝手な引用→解釈は、ときどき、好きです。たぶんNASHさんより、言葉に対していいかげんなんでしょうね。
テンションという和製英語も、要はそのような状況や場面があって、その最適な表現として出現しているわけで、言葉のノリを含めて、ほかに言い換えがきかないと思います。
[ 下野康史(かばた・やすし) ]
2017/5/31(水) 午後 9:58
その編集者は、CGには役不足であると
使えばよいのですね
さわりは要約
国語の先生で、今 本を何冊も大手出版社
体している、いとこは言葉使いはとても正確
civicはライフの拡大版なのですね
CGweb特集の頭を見て思いました。
イギリス生産良いデザイン
インドのfit 3ナンバーもかっこいい(city)
カローラも米国生産は良いですね
[ jh1*mk ]
2017/6/1(木) 午前 11:38
両方間違った意味で理解していました。ウチのHPもなおしました。(汗)
2017/6/1(木) 午前 11:55
お役に立って、なにより。一句読もうかな。
[ 下野康史(かばた・やすし) ]
2017/6/1(木) 午後 0:25
体している>出している でした。
[ jh1*mk ]
2017/6/1(木) 午後 0:59
最近スポーツなんかで、
「踏ん張りどころだったのでギヤをあげていきました!!」
って表現を耳にします。
しかしこれってクルマ、特にMT乗りだったら
「ギヤを落として・・・」
の方がしっくりくる気がします。
・・・正式にはどちらも×かも知れませんが 笑。
[ バイク好きです。 ]
2017/6/1(木) 午後 7:34
最近スポーツなんかで、
「踏ん張りどころだったのでギヤをあげていきました!!」
って表現を耳にします。
しかしこれってクルマ、特にMT乗りだったら
「ギヤを落として・・・」
の方がしっくりくる気がします。
いずれも口語的な表現過ぎて、正式にはどちらも×かも知れませんが 笑。
[ バイク好きです。 ]
2017/6/1(木) 午後 7:35
ただいま、コメント欄故障中のようです。
[ 下野康史(かばた・やすし) ]
2017/6/1(木) 午後 7:57
文筆業を生業としていると言葉の使い方には気を使いますね。話し言葉の様に適当には行きませんね。
英語の意味で思い出したんですが、20年ほど前にイギリス人に気分がブルーだよって言ったら「ブルー?」って聞き返されちゃいました。
普通に英語圏で使われているのかと思ってたんですが、和製だったんですかね?
辞書で調べるとメランコリーてのが本当だった様です。
言葉は変化していくから難しい事もありますが、造語みたいなものも難しいですね…。
[ ノリ ]
2017/6/2(金) 午後 6:43
私は今56歳ですが、「役不足」は物心ついたときには正しく意味を認識していましたね。多分正しく使われているのを聞いたり読んだりしていたのでしょう。
サワリの方は、大人になってからテレビで正しい意味を知ってありゃりゃとなりましたが。
別の話ですが、このごろではギヤ比の数値が大きい方が「ギヤ比が高い」ことになっちゃってる人が多いみたいです。つまり、ローギアード=ギヤ比が高い、なのだと。
それから、扁平率。昔はより扁平になるほど「扁平率が高い」と言っていたと思います。が、今はアスペクトレシオの数値が大きいのが「高い」のだと思う人が多数派のようで。まあこれについては、アスペクトレシオを扁平率と訳してしまったのが間違いの元だと思いますが。
[ tetsu_chtdc ]
2017/6/3(土) 午前 1:22
浄瑠璃、歌舞伎が語源とも知らずなんとなく使ってました、、
そういえば、最近ちょっとピンチになった時に
「ギヤあげて頑張りました」と表現するのを聞きますが、
MT乗りとしては「ギヤ落として頑張りました」
の方がしっくりします。
上り坂や追い越しの際にギヤあげる人っていませんよね。
[ バイク好きです。 ]
2017/6/8(木) 午後 8:14
6/1〜3日に書かれたコメントが、やっと閲覧可能になりました。
ノリさん。
ナイーブ(naive)っていう言葉も、日本では間違って使われていますね。昔、ちょっと英語を習っていたイギリス人(その人、すぐナーバスになる人だったので)に、「あなたはナイーブだから」と言ったら、目をむいて「ナイーブ!?」と言い返されました。正しい意味は、「単純」とか「田舎者」だそうです。日本ではクッキーの名前になったりしていますが。
tetsu_chtdcさん。
ギヤ比は、ぼくもいちいち考えます。とくに最終減速ギヤなんか、そこでまた大小が逆になるような気がして、悩みます。数学、物理は赤点だったので。
バイク好きですさん。
それは要するに、シフトダウンを経験する人が減ったってことですよね。
[ 下野康史(かばた・やすし) ]
2017/6/8(木) 午後 8:44
シフトダウン、で話が通じなくなる日も近いんでしょうか 笑。
[ バイク好きです。 ]
2017/6/8(木) 午後 8:52
昨日カミさんと話している時に気付いたんですが、「サワリ」の使い方を普通に間違ってました(笑)
この記事を読んだ時にははっきり分かってなかったんですが、僕も下野さんと同じ解釈だったようです。
今後も間違って使っちゃいそうです…
[ ノリ ]
2017/6/24(土) 午後 0:37
口語ではその間違った使い方のほうが意味通じますから、大丈夫です。
「ヤバイ」の変化と同じで、近いうちに広辞苑などにも「こういう使い方もされる」と注釈が付くと思います。
[ 下野康史(かばた・やすし) ]
2017/6/24(土) 午後 1:19