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高校時代の友人と、定例の70〜80年代ポップス密室絶唱大会(カラオケともいう)。 チェロを弾いていると陰にこもってくるが、大声で歌うのは外向的でキモチイイ。 フェス終了後、東急東横線新丸子駅そばの「三ちゃん食堂」で打ち上げ。 50年以上前からあるショーワな大衆食堂。ワンフロアでけっこう広い店内には、長テーブルを繋げた席がドーンと2列並んでいる。どうしたって相席。プライバシーなし。昔の“学食”を思い出す。 近くには大学病院もあるし、いま大人気の高層ビル街、武蔵小杉からもお散歩の距離だ。 しかも、わりと最近『孤独のグルメ』に登場したらしく、大にぎわいだった。ガランと空いている一角は、「予約席」。大衆食堂で予約席って。 メニューがありすぎて困るけど、テキトーに見切りをつけて注文する。「がんばるあなたに“ウーカーピー”」って、なんだ? ケンコーの超広角トイカメラは、どんなにうまいものでもマズそうに撮る。 実際見ても食べ物に見えないサバ味噌煮(右端)が、死ぬほど甘くてウマかった。職業料理人の友人もハムエッグに舌鼓を打っている。 しかし、あとで調べたら、井之頭五郎(松重 豊)が注文したものをひとつもたのんでいないことが判明。こういう店なら、あらかじめ五郎さんのように“作戦”を立てないとだめですね。 店内は喫煙可。あたりまえでしょ、という感じでメタルの灰皿が点在している。呑めるといっても9時終わりの食堂で、いまどきこんなにスモーカーフレンドリーな店は珍しい。何につけ、店主の意志が強いんでしょうね。 7時を回ったら、店の中に人が並び始めた。プライバシーないから、すごいプレッシャー。
こんどは丼メニューを食べにこよっと。 |
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台風が近づくなか、日曜日は磯野正明チェロ教室の発表会。 帰宅の足がどうなるかわからないため、全員が参加する恒例の全体アンサンブル(合奏)が、最終演目から冒頭に変わり、なんとぼくらの4人アンサンブルが最終演目になってしまった。 まさかのオオトリ。しかしそんなわけで、自分の出番が終わると三々五々、家路につく生徒やその関係者も多く、つまり、お客さんが少なかったため、いつもより緊張せずに『アルビノーニのアダージョ』と『アザラシュヴィリのノクターン』をなんとか無事に弾く。年明けからずっと練習してきたし。 日本では無名のアザラシュヴィリは、旧ソ連邦だったグルジア(現ジョージア)の作曲家。存命中の現役で、日本だと久石 譲みたいな国民的音楽家らしい。 トルコと国境を接するジョージアは、ヨーロッパとアジアの境目の国だ。いま日本でいちばん有名なジョージア人は、大関の栃ノ心ですね。相撲もうまいけど、この人、日本語もうまい。 アザラシュヴィリの作品にはどれも、哀愁を伴うコブシがある。日本人はぜったい好きだと思う。このタンゴなんか、シビれます。 https://youtu.be/Joqz5udhpjU 家に帰って、台風情報を見ていたら、沖縄県知事選のニュース速報が入った。 自民党は若者の歓心を買うために、当選の暁には携帯電話の料金を下げると言っていた。一県知事に、そんな権限があるんですか。沖縄、ナメてるんじゃないのと思った。 いま日付が変わったけど、いよいよ風雨が強くなってきた。ニュースでは停電にも備えるようにと警告している。。 フト思ったが、停電はあるけど、都市ガスになってから「停ガス」は記憶がないし、そんな言葉もない。計画停ガスとかね。 大地震で地中までやられたら、もちろんガスもだめだが、電気よりは自然災害に強いような気がする。ガスで電気も起こせるし。 風の音が怒涛のようになってきた。さっきからときどき蛍光灯がチカチカするんですけど。
最大瞬間風速50mって、朝起きたら、どうなっているんでしょうか。 |

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小学生のとき、同じ学年にP君(仮名)という“女子”がいた。性別は男なのだが、見た目は“かろうじて男”くらい。振る舞いやしゃべりかたは完全に女の子で、休み時間は女子と一緒にゴム跳びばかりやっていた。 しかもややこしかったのは、彼の苗字が女の子の名前みたいだったこと。たとえれば、百恵太郎。「ももえクンって、女みたいだよな」と言われてしまう名前がまたP君を強く印象づけた。 同じクラスではなかったので、ふだんの様子や扱われ方がどうだったのかは知らないが、プール教室の着替えのとき、腰に巻いていたバスタオルを男子にはぎ取られて、悲鳴を上げていたのを目撃したことがある。 P君はどうしているのかなといまでも思う。 LGBT(性的少数者)の特集を組んだ出版社の月刊誌が休刊になった。寄稿文のなかには、LGBTを単なる趣味や嗜好の問題と片付けてしまう、どころか、痴漢と同一視する“論”もあった。オイオイ、痴漢は犯罪だろ。 いくら言論の自由といったって、レスビアンやゲイを保障するなら、痴漢の権利も保障しろという意見を載せるのは、まともな言論機関ではない。 この会社の売り上げに大きく貢献している村上春樹が動く前に、あわてて休刊の措置をとったのではないかと推察するが、それよりもまず、この雑誌の編集部員のまわりには、生まれてこのかた、P君のような子がひとりもいなかったのだろうか。 でも、他人事ではない。 こないだ移動中のクルマで馬鹿話をしていたら、三十代の編集者が、テレビに出ている有名人を挙げて、「〇〇って、在日ですかね」と言った。 出たァ。ネット界ではおなじみの言葉だが、実際こうして聞くと、耳を疑いましたね。ヘイトを言わない側の業界にいると、長年信じてきたので。 「在日じゃ、いけないの?」と聞いたら、「いえ、いけなくはないですけど……、在日なのかなと思いまして」 メディアも変わってきているのだ。 いろいろ、それぞれ、だからおもしろいのにね。 |

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今世紀初の新型トヨタ・センチュリー。いまやライバルなし。 国産車最高額の1960万円。21年ぶりとはいえ、モデルチェンジで値段が倍以上になったクルマも珍しい。 機構的なハイライトは、排ガス対策を目的にしたハイブリッド化。ボディーもパワートレインも旧型レクサスLS600hLがベースだ。 なぜ旧型か? いまの3.5リッターV6ハイブリッドじゃ、箔がつかないということもありましょうが、運転してみると、やはり5リッターV8ハイブリッドの豊かさと余裕を実感する。 サイドウィンドウは防弾ガラス、ではないが、二重ガラス。遮音対策ですね。矢印が合わせ目。 全身、鏡。のように磨かれているので、どこを撮っても自分が映り込んで困ります。 伝統の鳳凰エンブレム。匠が1カ月半かけて彫り込んだ金型から生まれる。 でも、このデザインは、どうなんでしょう。 都内から高速道路を運転してきた編集者は感動していた。 彼をショーファーに頼んで、まずは後席インプレッション。いつもの乗り心地チェックルートを走ってもらう。 舗装の補修跡が連続するガタガタ道に入ると、床が震えて、遠くにあるだれも乗っていない助手席の背もたれがガタガタ揺れた。 いい路面では粛々と滑るように走るのに、悪路へ行くと、とたんに乗り心地が悪くなるタイプ。 しかし「後席が上座」を謳うVIPカーで、これはないでしょう。ただのメルセデスSクラスでもBMW7シリーズでもジャガーXJサルーンでも、こんなことはない。センチュリーのショーファーは、“道を選ぶ”のがなによりの責務だと思う。 旧型センチュリーでは、出た直後に試乗車を借りて秋田県まで往復1200km走った。 エンジンは専用の5リッターV12で、コラムシフト。すべてのボタンやスイッチが漢字表記のダッシュボードを見ただけで、和風最高級車の凄みを感じた。 走っても、先代モデルは感心することばかりで、もし1000万円の自動車購入クーポン券をもらったら、買ってもいいなと思った。「瑞雲」というきれいな銀色で。 あれから21年。こういうクルマは、もうトヨタしかつくる人がいないという現実もあるけど、なにごとも“一強”だとこういうことになるのかなァとも思った。
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前連載「ニコニコドライブ」の取材で山梨県の松姫峠を越えたとき、峠をアンダーパスする松姫トンネルの工事がたけなわだった。 峠の北側を管轄する小菅村役場に話を聞きにいって、トンネルが出来ても旧道を廃道にしないで下さいねと役場の若い人に言ったら、「ハイ、村長に伝えておきます」と笑いながら答えた。 よーし、本当に伝えるんだな、村長に。じゃあ、何月何日、何時何分に伝えるんだ!? というネタを昔、ウッチャンナンチャンがやっていたっけ。 あれから6年、今月号の「峠狩り」でまた松姫峠を訪ねた。そう、2014年秋に長さ3kmのトンネルが完成したあとも、旧道が残っているのです。 ただし、小菅村側だけ。大月市が管理する南側はロックアウトされ、車両通行止めになっている。村長に伝えてくれたんですね(笑)。 まじめな話、山梨県北都留郡小菅村にとって、武田信玄の娘、松姫が織田信長の軍勢に追われて越えたとされる松姫峠は、数少ない観光資源なのである。 旧道を上っていくと、ユーノス・ロードスターを止めて、掃き掃除をしている男性を発見。なんだなんだ!? 話を聞いたら、松姫峠が好きで、40年前から通っているという人だった。自宅は湘南。片道100km。圏央道が出来てからも下道(したみち)を走ってくる。 狭い峠道を気持ちよく、安全に走るために、毎回、持参のホウキでこうして落石や落ち葉を掃いている。 「松姫峠の偉人ですねえ」と言ったら、「いえ、私利私欲ですから」。でも、地主さんには感謝されているそうだ。 大月方面から松姫峠へ向かう国道139号は、平将門の時代からの古い街道らしい。 道もローカルでイイカンジだ。とくにこのS字カーブはスパ・フランコルシャンのオールージュ・コーナーみたいで、いつも見惚れます。 |


