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きのうはクルマの取材で富士山スカイラインを走って、太郎坊へ行った。広い駐車場がある富士登山の前線基地である。富士登山駅伝のテレビ中継でも必ず登場する御殿場口ルートの要衝だ。
平日なので、一般の観光客は見あたらなかったが、自衛隊員が大勢ランニングしていた。ランニングウェアを着ているのに、なぜ自衛隊員だとわかるかといえば、メガクルーザーやパジェロといった、カーキ色の制式自衛隊車両で来ているからだ。標高1400mにある激坂を平気な顔して上り下りしているのだから、タダモノではない。今年も8月2日に富士登山駅伝がある。麓にある滝ヶ原駐屯地のチームだろう。大学チームも実業団もまったく寄せつけない富士登山駅伝の常勝軍団である。なんでいつも滝ヶ原自衛隊ばっかり勝つのだろうかと不思議に思っていたのだが、謎が解けた。仕事中に社用車(?)で来て、練習してたのかよ……。ま、平和でいいけどね。
ぼくもまわりからは“ドM”と思われているのだろうが、そのぼくだって、富士登山駅伝に出る人だけは信じられない。駅伝とはいえ、山頂まで一気に走るのである。”大砂走り“と呼ばれる下りの中継地点なんか、火山灰の急坂を転げ落ちるように走ってきた選手が、止まれずに、転倒してそのまま本当にゴロゴロ転がってゆくのである。
撮影が終わって駐車場を出ようとしたら、ちょうどメガクルーザーが上から下りてきた。待っていると、向こうが止まって、中の隊員がジェントルに手で「どうぞお先に」と合図をくれた。好感度アップ。
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