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パレオエクスプレス

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 三連休の初日、自転車で秩父鉄道のパレオエクスプレスを見に行った。基本・休日のみ運転のSL旅客列車だ。
 1日1往復。熊谷からやってきた下り列車が、終点の三峰口に着くのは12時49分。1時間あまりそこにいて、また秩父・熊谷方面へ帰ってゆく。途中、秩父を通過するのは正午過ぎ。下り列車の“走り”をそのあたりで見て、あとは三峰口まで追っかける予定。逆算してウチを6時半に出る。山伏峠を越えて秩父までは70km。三峰口はそれから10kmちょっとだ。

 三峰口へ着くと、C58に黒山の人だかりができていた。考えてみると、東京からいちばん近いSL定期列車なのだ、人気があるのもあたりまえか。パンフレットを見たら、稼働しているC58は、日本にもうこの1台しかないのだそうだ。ぼくが現役SL小僧だったころは、ありふれていてあまり熱心に追いかける気がしない機関車だったのだが。
 でも、よく磨かれて、幸せそうである。喜寿を過ぎてから人気が出た大部屋の俳優みたいだ。

http://ammo.jp/weekly/kab/0501/kab050105.html

 ギャラリーにひとりロードレーサーで来ていた若い男性がいたが、軽装だったから、近くの人だろうか。はるばる山を越えてきたオヤジグループはぼくらだけだった。

 三峰口の出発を見送ってから1時間後、西武線直通・各駅停車池袋行という都合のいい電車が出るので、帰りは予定通り、輪行する。T監督とSKは車内で酒盛り。体育会系サイクリングから、そろそろもうこういうイベント・ツーリングにシフトしていこうぜと話す。

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下野康史(かばた・やすし)
下野康史(かばた・やすし)
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