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帯広に行った。昼間でもマイナス5度。東京でちょっと寒いといったって、北海道の冬の寒さは別格だ。という話をタクシーの中でしていたら、「それでも、ここんとこあったかいんですよ」と運転手さんが言った。「見栄張るわけじゃないけど、少し前はマイナス20度まで下がった」という。ヨーロッパやアメリカ東海岸の寒波と同じ寒気の帯が北海道にもかかっていたらしい。「見栄張るわけじゃないけど」という言い方がおかしかった。
夜、ホテルの露天風呂に入る。といっても、いきなり外に行ったわけではなく、中の風呂であったまってから出た。それでも、数歩歩くだけで死ぬかと思った。湯につかってからも、息を吸い込むと、寒気でむせる。究極の頭寒足熱。
目的は犬ぞり。南富良野にある野外学校で乗せてもらう。いわば観光犬ぞりだから、以前乗ったレース用とは犬がまったく違うので驚いた。みんな普通の飼い犬みたいに人なつっこい。そりの準備が始まった途端、狂ったように興奮し始めるレースドッグと違って、犬舎はのんびりしている。なかには「知らね」って感じで、寝たまま起きないやつもいる(写真)。4頭牽きでスタートすると、メインの1頭がいきなりウンコストップして、ソリが突っ込みそうになる。
行き帰りはJAL。話題のJAL。いま、JALの機内でスチュワーデスに接すると、男性客は例外なく「オレに気があるのか!」と思うだろう。それくらい“全員の目を見つめる作戦”をとっているとみた。
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