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高尾山に登った。ぼくとAは初めてだが、圏央道の反対運動に一丁噛みしていたYは高尾山通らしいので、お任せでついていく。
標高599mの山だが、登山ルートは6本もある。山登りの雰囲気が最も味わえるという稲荷山コースを行った。
3kmあまり上って標高600mといえば、自転車で上る和田峠とほぼ同じだが、あのゲロゲロ・ヒルクライムに比べたら、ぜんぜんラクだった。1時間半もかけるんだから、あたりまえか。
でも、本来、歩くよりラクなはずの自転車で、歩くよりずっとツライことをやっているオレって……と、身につまされる。というか、上り勾配がある限度を超すと、自転車は歩きよりツラくなるのである。いや、それもスピードが速ければ当然か。でも、風張林道みたいな激坂だと、ぼくの場合、自転車だって時速4kmくらいまで落ちる。そんなウォーキングスピードなら、もはや歩いた方が自然で効率的ということことなのだろうか。なんてことを考えながらいま高尾山を登っているのはオレだけだろうな、と考えながら登る。12月30日の山頂は、老若男女でそこそこ混雑していた。
帰りは小仏峠に近い日影沢へ下りる。いちばんの急坂ルートでもあり。だれひとりすれ違わなかった。下っていると、モロ膝にくる。登山の下りってこんなにツライのかと思い知る。
高尾山口駅へ戻ったときは、けっこうヘロヘロだった。腹もへった。後半は竹乃家(支店)のとろろを楽しみに歩いてきたのに、大晦日の準備なのか、休みである。日本で最初にとろろそばを出したという老舗だ。高尾山のケーブルカーを取材したとき、「ここはおいしい」と会社の人が教えてくれた。以来、自転車で近くに来ると、必ず寄る。
仕方なく、目抜き通りにある繁盛店に入る。案の定、とろろそばは高くて、セコくて、味はフツーだった。
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