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今日は八王子の北野ホールで磯野正明チェロ教室の発表会。トリのアンサンブルにまた参加させてもらう。
「浜辺の歌」は、ハイノートが続くメロディパートで、ついに親指ポジションが出てきて往生する。親指の側面で弦を押さえるのだ。で、残りの4本でさらに高い音を取る。指板の下端に近い高音に、いきなり飛ぶ難所もある。バイオリン属の楽器は、フレットがないので、そういうとき、とくにむずかしい。あてずっぽうでやると、ひどい音痴になる。いくらアンサンブル(合奏)とはいえ、メロディの音痴はバレバレだ。
どうしたもんかと思っていると、いいことを発見した。指板についた松ヤニをあえて拭き取らないでおく。そうすると、最高到達音のところまでは指板がきれいになっている。それを目印にするのである。
ところが、本番のとき、強い照明を受けたら、松ヤニの白い粉なんて、トンでしまって、なーんも見えなかった。でも、なんとかしのいで、事なきを得る。
オオトリの定番は、30人による「星に願いを」の4重奏。毎回、違うパートをやらされるが、合わせるのはもう3回目なので、みんなそれなりに上達している。ぼくの場合、弾きながら磯野先生の指揮をチラ見する余裕が初めて生まれた。実は各パートにボディランゲージを送っていた先生の指揮が、夜のヘッドライトみたいにありがたいということも初めて知る。
30台のチェロが出すパワーは、ちょっとしたものである。フェラーリやランボにだって負けていない。弾きながら、感動する。
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