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千葉県の銚子電鉄へ行った。茨城の別の取材先に行くはずが、悪天候でだめになり、急遽、銚電に変更したのである。予報では午後には回復するはずなのに、房総半島の突端も、結局、一日中強い雨と風。「銚子の天気じゃないよ」と、電車に乗ってるおばさんも言ってた。
ヤバイくらい古い線路の上を、ヤバイくらい古い電車が走っているのが銚子電鉄である。ぼくはひたすらなつかしくておもしろいが、なつかしくておもしろい交通機関は、実用にならない。当然、クルマに客を奪われて、ますますなつかしくておもしろいだけの乗り物になっていくという悪循環。それをなんとかするために、銚子名物の「ぬれ煎餅」を社員が焼いて売り出したら、本業より儲かるようになった。この日も「仲ノ町」の狭い待合室で駅員たちが出荷用の大きな段ボールを組み立てては積み上げていて、座る場所がなかった。
ぬれせんはおいしいけど、つまり、煎餅焼いて走っているのが、銚子電鉄である。
京浜急行電鉄は、戦争中、ケイフン(鶏の糞)を燃やして走った。鶏糞急行がナマって、京浜急行になったのである(ウソです)。
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