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左の股関節に違和感があるので、週末はランも自転車もおあずけ。原因は明らかにランニングである。長いこと1km6分のジョギングペースで走っていたつもりだったのだが、トレーニングを重ねるうちに、いつのまにかペースが上がっていて、こないだ測ったら5分20秒だった。フルマラソンならサブフォーのピッチではないか。調子に乗って、峠走りみたいなことまでやり始めてしまったのもいけなかった。自転車に乗る基礎体力づくりのために始めたランニングで体を痛めたら、元も子もない。ほどほどにしなくては。
股関節なんて、門外漢にはどこにあるのかすら想像もつかないだろうが、両足の付け根にある人間の体でいちばんデッカイ関節である。英語ではヒップ・ジョイントという。立つのも歩くのも、この関節が基本。ぼくの場合、今のところ強く痛むわけではないが、最近は歩いていても左足の付け根がなんとなくシクシクする。重要な部位だけに、異変の感じ方もほかのところとは異質だ。筋肉痛なんかと違って、こりゃ走っちゃマズイよなと自覚させるキナ臭さがある。ネットで調べたら、ひどくなると激痛でその場から一歩も動けなくなるとか、オソロシイことが書いてある。
身近な人の股関節では、うちのチームのT監督がもうだいぶ前からボロボロらしい。かつては“ハセツネ”を目指すほどのエクストリームランナーだったが、何年も前からランニングはできなくなった。自転車はこげるが、長く走ると、簡単には降りられない。みんなで足を持ち上げたりする。股関節の可動範囲が狭くなって、フレームのトップチューブまで足が上がらないのである。五十肩ならぬ“五十股”だ。本人は言わないが、痛みも尋常じゃないはずだ。
今さら言うまでもないが、人間の体は消しゴムである。どうしたって使うと減るのである。スーパーカー消しゴムみたいに、使わないでおく人もいるだろうが、それはそれぞれ生き方の問題。使う楽しみを知ってしまったら、あとはセルフ・コントロールしかない。
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