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朝から曇り空だったけど、ランニングに出る。イトイガワから1週間ぶりの運動だ。走り始めてほどなく、雨が降ってきたが、気温は20℃弱。発熱する体を雨がちょうどうまい具合に冷ましてくれる。大人になると、スポーツ以外では雨の中を走ったりしない。童心が呼び覚まされて、雨中ランニングはそもそもキモチいい。15km走る。 今週はニコニコドライブ(ドライバー誌6/20発売)の取材で南会津へ行った。福島県のなかでは地震や原発事故の被害がほとんどなかったエリアである。 がんばろう福島キャンペーンで大幅ディスカウントをやっていた3セクの宿に泊まると、そこは南相馬市の避難所にもなっていた。食事をするところは別々だが、ロビーや大浴場でも避難者らしき人たちに会う。 翌朝、チェックアウトして玄関に出ると、杖をついたおばあさんと、ベンチに座っているおじいさんがいた。避難してきた老夫婦だった。 おばあさんが話し出したら、止まらない。悲惨な体験談が堰を切ったように口をついて出る。自宅は流されなかったが、浸水し、田畑は全滅。親戚4人が亡くなった。 そういうこと、聞いたらマズイんだろうな、と思っていたのは大間違いだったようだ。人に話すことで、心の安定を取り戻すのである。とてつもなく恐ろしい経験は、たぶんそうすることが乗り越える糧になるのだろう。ぼくの親は、昔、小学校に上がったばかりの娘(つまりぼくの妹)を交通事故で亡くした。その当時の両親の様子を思い出しても、それはうなずける。 南相馬市は原発の20km圏内。帰宅の目途はまったく立っていない。この旅館は3ケ所目の避難所だという。相変わらず放射能はダダ漏れ状態だから、高齢者はもう二度と帰れないかもしれない。 与謝野財政担当相が、今回の原発事故を「神のしわざ」と言った。東電に責任はなく、津波対策にも問題はなかった。事故は、神のしわざとしか思えない異常な自然災害が引き起こした、のだそうだ。事故後も盛んに原発擁護発言を繰り返しているこの人、日本原電の出身とあって、原発が可愛くてしかたないのだろう。体力はなさそうなので、高濃度放射能に包まれた現場の手伝いに行けとは言わないが、ならばせめて、避難者たちを慰めにいけよ。「おばあちゃん、神のしわざなんだから、あきらめなさいって」。
自民党内に「原発を守る会」ができた。与謝野さん、また自民党に戻るって言い出すんじゃないだろうか。 |
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2011年05月29日
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