|
「driver」誌のニコニコドライブで群馬県の桐生(きりゅう)へ行く。 桐生は明治から昭和初期にかけて、絹織物産業で栄華をきわめた町だ。あちこちにその当時の歴史的建造物が残っている。町の名士がつくった桐生自動車博物館は、旧織物工場だ。JRの駅は新幹線駅のミニチュアだが、上毛電鉄の駅は昭和3年生まれの涙モノだ。 クルマでうろうろしただけだが、風格のあるいい町だった。かつては関越道からも東北道からも遠い陸の孤島みたいなところだったが、横線の北関東自動車道ができて、東京から2時間ちょっとで行けるようになった。桐生、きますよ。きてほしい。 噂のコロリンシュウマイを食べる。戦前からある桐生のソウルフードらしい。 1個25円。じゃがいもとでんぷん粉が主原料のミステリアスな食べ物。蒸かしたてにソースと青海苔をかけて、ハフハフ言いながら食べる。 疑似シュウマイみたいなものかと思ったが、シュウマイのシの字でもない。というか、食感だけで、本体には味がない。ソース味と青海苔の香りのみ。「だまされたァ」と思わず笑っちゃう駄菓子である。 B級グルメブームの折、変わり種のシュウマイだと思って食べに来る人も多いらしく、「初めてのかたには試食をお出ししています」と店頭に貼り紙がしてある。 こういう美しい日本語が書ける人がやっている店は、サービスも接客も厨房の中もすごくちゃんとしていて、またしても桐生の風格を感じさせるのだった。 |
過去の投稿日別表示
-
詳細
2013年03月22日
全1ページ
[1]
コメント(4)
全1ページ
[1]



